だんだらさんの投稿一覧

投稿
80
いいね獲得
1,219
評価5 48% 38
評価4 23% 18
評価3 26% 21
評価2 3% 2
評価1 1% 1
31 - 32件目/全32件
  1. 評価:5.000 5.0

    主人公に関わる人達と自身の物語

    ネタバレ レビューを表示する

    病児保育という職業すら知らなかったのですが、この作品に出会って良かったです。
    主人公桃ちゃんが訪問するそれぞれの家庭の事情と子供たち、はらはらしたり感動したり、リアルなドキュメンタリーを見ているような気持ちになります。
    何より桃ちゃん自身がネグレクトを受けていた辛い身の上が徐々に明らかになりますが、職場の上司朝比奈さん、職場のひとたちに支えられて明るく頑張る姿は心から応援したくなります。
    毒親からは子供の頃病気になっても看病もして貰えず、お弁当も作って貰った事もなく、家族旅行の時は一人祖母の家に預けられていた桃ちゃん。
    桃ちゃんは厳しかった事だけ覚えて恨んでいたけど、でもおばあちゃんが厳しかったのは放置されて躾もされていなかった桃ちゃんを、きちんと教育してくれた為ではないのかと、朝比奈さんに指摘された場面では、親姉兄から虐待されていた桃ちゃんを、おばあちゃんだけはそんなやり方で愛してくれていたのだと思いました。
    毒親の影響で桃ちゃんを拒絶していた姉が、子供たちを桃ちゃんが救った事で真の姿に気づいてくれてほっとしました。
    桃ちゃんには幸せになって欲しいです。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    止められず一気に十五話まで読みました。

    ネタバレ レビューを表示する

    他人事だから感情に流されず、的確に選択肢を示して依頼者の意志を確認して、勝つためには全力を尽くす保田弁護士!
    ユルユルのユーモアたっぷりのわんこみたいなキャラが仕事モードのスイッチが入った途端キリッとなって頼もしいです。

    何の落ち度もない一個人が、見えない相手からのネットの誹謗中傷の被害者となってから、その相手が同じマンションのママ友と知った時、そして裁判で勝利しても元の生活には戻れない苦しみ。
    加害者は裁判で負けても全く反省もせず、夫にもばれないてないし支払いもバックレれば良いと鼻歌まじり。
    結局は夫の知るところとなるわけですが、あくまで自分は全く悪くない、被害者が全部悪いと言い張るセリフが加害者心理をリアルに描いていると思いました。
    夫に支えられ謝罪するまでに至ってもおそらくこの女性は心から反省は絶対にしていないと思います。
    夫の寛大さに加害者が救われたところにもやもやが残りましたが、勧善懲悪ではないところが現実なのかもしれません。

    でも被害者なのに元のマンションにはいられなくなり実家に避難し、元の生活には戻れない、と思いながら顔を洗っているうちに、保田弁護士とのやりとりを反芻しながら前向きに生きようと、キリッと顔をあげた時の清々しい表情が素晴らしく、旦那さまとのLINEのやりとりに明るい未来が見えてきて感動しました。

    これからまだまだ次の案件の解決を読むのが楽しみです。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています