4.0
兄弟の子供に発達の遅れがあり、自閉症傾向があります。
見ていてすごく共感される出来事や思いが沢山ありました。
いとこに当たる、自分の子供との付き合い方が難しく、家族もとても悩みました。
なかなか症状を認められない兄弟にも疑問を抱く事も沢山ありました。
躊躇う暇があるなら療育に早く行って早く色々やってあげなきゃでしょ?と思っていたこともありました。
けれどこの話を読んで、その時の自分の気持ちを反省し、障害のある子の親の気持ちが少しわかった気がしました。
読んでいて、辛く胸が痛くなりました。
次に兄弟に会う時は、心から、少しでもその気持ちに寄り添うことができるといいなと思います。
障害のあるご両親だけではなく、その家族や周りの人にも読んでいただきたい作品です。
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