5.0
読み終えて、恋愛した気分になります。
最近、今まで読んだコミックの中で、一番のお気に入りです。
最初、1話目では、そんなになんとも‥で、放置。また日を改めて読み始めてみると、「恋愛不感症」と言う、謎めいたタイトルと、朝倉課長が「アレ?この人、カッコいい」と言うことに気付くことになります笑。
朱里にしても、朝倉課長にしても、誰から見ても容姿抜群だから、自分に自信を持っているはずなのに、それ故に、他人からもたれる印象とのギャップにコンプレックスを持ち、恋愛に対して臆病になり、『初恋』が謎のキーワードとして、浮上します。
一般人からすれば、贅沢な悩みではありますが、真面目な人ほど、気にしてしまい、自分に殻を作り、ホントの自分を曝け出せなくなるという、少し奥深い悩みが見えてきます。
そのため、この2人は、恋に発展するだろう‥期待感に、私達読み手は、なかなか焦らされモヤモヤが止まらない‥次はどうなるの?と見事にハマるのです。
当然、元カレ、元カノも多数いらっしゃり、当然、邪魔が入ってきます。
でも、そのことで、お互いをより深く知り、もっと好きになっていることに気付いていくのです。
まずは、朱里の心情の移り変わりが丁寧に描かれていく中、「これが恋なのかわからないけど、この人が好き」という謎の感覚に、とても共感し、グッときました。あー、こういう気持ち、知ってる‥。と、私。
そして、嫉妬の感情を知り、自分は、「この人が好きなんだ」と、気付くのです。
朝倉課長も同様、「訓練」と称して朱里との身体の関係がいつしか、恐ろしい(笑)嫉妬を経験しながら、恋していることに躊躇いながらも気付き、受け入れていく流れになります。
なかなか内面の感情というものは、表面に出ない分、相手に伝わりにくくコトバに出してしっかり想いを伝えていくことを、このコミックに見事にハマっていく中で、勉強させられました。
私自身既婚者ではありますが、
なかなか長く一緒に居ると、こういう気持ちって正直、どこかに忘れてきたように生きていました。
朱里と朝倉課長の恋愛過程に自分自身を重ね、一緒にトキメキながら、懐かしい感情を思い出すことが出来て、今、私は、「この人が愛しくてたまらない」感情を覚え、改めて、旦那サマに、ときめいて居ります‥😳。
恋をしている人にも、恋愛がまだの人にも、ぜひ、このコミックをチェックしてもらって、一緒に恋愛を経験して欲しい❤️
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