5.0
読み始めたばかりですが、面白い💗
転生物が好きで読み始めましたが、面白い。
これまでの転生物は、主人公が前世の記憶を持って、悪役、悲劇の役に転生し、自分の悲惨な運命を変える為に頑張るという感じでしたが、今回はちょっと違う。
主人公の公爵家令嬢、レティシア・シャリエールは淑女の鑑。大変な努力家で、教養、礼儀作法、全てにおいて、人並外れて優れている。その甲斐あって、第一王子ディオン・アレンフラールの婚約者に選ばれるが、男爵家令嬢、アンナ・マケールを虐めたことで、ディオン殿下から婚約を破棄される。
だか、それこそが彼女の狙いだった…
アレンフラール王国は4つの公爵家がある。今まで四家の権力は拮抗を保っていたが、シャリエール公爵家令嬢のレティシアが妃になれば、そのバランスが崩れる。内乱を恐れた彼女は、自ら婚約破棄されるよう仕向けたのだ。
だが、そのパーティーの席上で陛下が倒れ、看護師だった前世を思い出す。彼女の応急処置のお蔭で、陛下の命は助かり、レティシアは公爵家の領地でのんべんたらり ぐーたらライフをエンジョイする。
その彼女の元に第二王子クロード・アレンフラール殿下が訪ねてきた。
爽やか潔癖なディオン殿下とちょい悪なクロード殿下。だが、クロード殿下は悪ぶっているが、実は相当の切れ者。レティシアが婚約破棄されるよう仕向けていたことも、その理由も見抜いていたのだ。彼女に王国の衰退を防ぐ協力を要請する。優秀だが、堅物のディオン殿下では、いずれ国力が衰退する。それをサポートするには、甘やかされて育った令嬢では無理。
協力してくれれば、自分の願いが叶った時、自らの力で出来うる限りのレティシアの願いは叶える。その約束のもと、彼女はディオン殿下の要請を承諾する。全ては、ぐーたら生活の安泰とレベルアップの為。
だか、彼女には次々と難問が…
まず、公爵家の領地運営(主不在で執事がやっていたが、レティシアが来た以上、レティシアの仕事)
第一王子ディオン・アレンフラールとの婚約破棄を陛下が反対する(命を救ってくれたレティシアをアレンフラールの女神とまで吹聴する始末)
それによって、四大公爵家の内の三家が又、不穏な動きを見せる
その結果、第二王子ディオン・アレンフラール殿下がクリフトフ・ランヴァン王都騎士団長をレティシアの護衛につける(本当にレティシアの身を心配しているのか、レティシアを見張る為なのか…私はちょっと疑っている)
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訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる