4.0
数話読みました
校内いじめ、社内いじめ(個人的には“いじめ”というこの稚拙な表現は、もう本当にやめるべきだと思います)世間でずっと騒がれているのに、全くなくなりませんが。
この作品のように、人に酷い事をされても「私は困りませんので」とまるで相手にしないのが、一番いいのかもしれませんね。
そんな事が本当に平気で出来れば、ですが。
底意地の悪い事をして面白がるような人間は、相手が嫌がったり、悲しんだりするのを見るのが快感なのでしょうから、喜ばせないためには、無反応、まるで平気な顔をしているのが一番?
黒板いっぱいに描かれた大力作!の葬式ごっこの書き込み。
「あら、力作ですね。他の先生にも見てもらいましょう(^_^)」
と言えば、困ったり拍子抜けするのは書いた者の方ですね。
自分が酷いいじめに合っていたら、こんな人が仕返し、復讐をしてくれて、相手がもっと酷い目に合えばいいのになぁ、とは誰もが思う事なのでしょうか。
ただの“正義漢”が守ってくれたり仕返しをしてくれるのではないところが、この作品の着眼点の凄いところ?
が、“証拠品”として血まみれのナイフや上着を残しておいたとはいえ、女子生徒の自宅、近所には今時なら防犯カメラもあるだろうし、女子生徒の自宅にはいつ頃誰が来て、というのは警察も把握できるだろうし、そのあたりは話としてはユルいかな、と思います。
これは完全犯罪!の話ではないので、そこまで考えなくともいいのかもしれませんが。
この先生は“小悪魔”ではないと思うのと、サイコパス、というのも当てはまるのかどうかはわからないので、★4つで。
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小悪魔教師サイコ