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釈迦とゼロ福のところは秀逸では
231話まででの感想だが、好みの分かれる作品と思われる。バトル好きでないと読むのが疲れるが、内容的に釈迦とゼロ福のところは幸福と不幸の関係等で読んでいて面白い。与えた幸福(禍を除いた)が価値を持たず堕落する人類に幻滅し凶神と化すゼロ福と不幸の中でも幸福を見出そうとする釈迦との違い、神という存在とは何か?(人類より優れたみわざを持った種ではあろうが、そのありようが問題)と考えさせられる。人の不幸を溜め込むことで救済しているゼロ福のような存在は、神としても異質だが、果たして人類が堕落しなくとも破綻しないのか?そのあたりは物語中で語られないのが気になるところ。万人には顧みらず破綻する神をも釈迦は救おう?とする良きお話であった。他ではジャックザリッパーのところも一読の価値はあろう。
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終末のワルキューレ