5.0
登場人物に思い入れ
前々から目には入っていたけどタイトルを見て好きなジャンルじゃないなと思っていて、でも最新巻が出たのを機にちょっと気になるなと思い、先のあらすじを見てイケそうかなと読み始めた。
壮絶すぎる怒涛の嵐。。。色んな負の感情だらけで楽しい感情は無いしやっぱり好みのジャンルじゃないなと思った。でもここまで切なくなる漫画を普段読まないから美しく儚くて魅了される漫画だなと思った。
私の推しトップ2はランカスターのエドワードとアンなので、二人の無念さが悲しくて悲しくて悲しい。
先のあらすじを見たから登場人物がどうなるのか大まかに知っていたけど、エドワードがエドワード5世と同一人物だと思っていて、リチャードのことが好きなエドワードが後々敵意剥き出しでかかってくるのかと思ったら読み進めててもうツラかった。ここは私の勘違いだから良かったけど笑
鬱々とした作品の中明るいキャラクターで前向きで最後まで王太子の矜持を持ちながら、、、なので最後報われている部分はあるのかなって感じだけど届かぬ思いに涙。。。
そしてアン!!!!!少年時を共に過ごして一時心を通わせたのに!あの掛け違いが無ければ、、と思わずにはいられなかった号泣
読んだら最後報われてると思う人もいるだろうけど、アンは最後まで報われなかったと思った。
なんならバッキンガム亡き後アンに支えて欲しかったし、アンが死ぬまでの僅かの間でもいいから心を通わせて欲しかった泣泣泣
バッキンガムはスッパリ敵対するのかと思っていたし、あのバッキンガムが愛に苦悩するとは思ってなかったから憎みきれなかったし、あんな仲だったらアンは入り込めないなとも思うけどそれでもアンの思いが伝わって欲しくて。。無念すぎる!!!!号泣
アンとエドワードの同志のような、また夫婦としてお互いを家族を守ろうとしているところも素敵だった!!!!
最新巻が出たから読み始めたのに肝心の最新巻分の話が悲しくてもう読めない。読まなきゃ良かったとさえ思えてくる泣
いつかアンの死を乗り越えたら続きを読むよ。。。本当に素晴らしい作品。
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薔薇王の葬列