4.0
話は好み、作画はあまり好みではない…
1話を読み、どこかで見た絵だと思ったら『しがみついても無駄です』の作者さんでした。作画が格段に上手くなっていたのでびっくり…作画ソフトが変わったのか、作画チームが変わったのか…しかし、個人的にはあまり好みではないです。
話は、公爵令嬢として育てられたヘルガが実は赤ん坊の時に下女の娘とすり替えられた偽物だというところから始まります。
その後、本物の娘ヒリアンヌが探し出され公爵家にやってきます。
ヘルガを憎み、ヒリアンヌを本物の娘として向かい入れたい公爵夫人は、ヘルガをヒリアンヌとして鬼チク皇太子に嫁がせようとします。
話の内容としては凄く好みなドロドロ具合です。
最初はヘルガは公爵の血は流れていないと思っていましたが、どうやら父親は本当に公爵で、下女との間に産まれた私生児のようです。
ただそう納得するにしては、ヘルガとヒリアンヌは双子のように似ているし、血の繫がりはないはずの公爵夫人とヘルガもそっくり…。この辺の不思議は後々出てくるのかな…。
ヘルガは、公爵夫人の期待に応えようと幼い時から令嬢としての品性を身につけるも、夫人からの愛は得られずに、さらに後から出てきたヒリアンヌに対しても黒い感情を抱きます。
私はそれも納得ですが、健気なヒロインタイプではなさそう。悪女タイプならそれはそれで突き抜けてほしい。
ただ甘い物を喜んだりと、年頃の令嬢らしい一面もあるのでこの先のヘルガのキャラクターがどうなっていくのか楽しみです。
まだ無料分の途中で、ヒリアンヌも穏やかで優しい子のように見えますがこの先彼女も何か変化が起きるのか……。
気になる点はたくさんあり、無料から先も読みたいですが……作画がな…(冒頭に書いたようにレベルは格段に上がり、下手ではありません)
-
1
本物の娘が帰ってきた