5.0
映像のような間と美しさ
素朴で飾らない絵柄なのに、描かれてる内容は壮絶で、独特の間と詩的なモノローグは感情を揺さぶられる。心に響くには、説明が足りないくらいがちょうどいいのだと分かる。
-
0
3067位 ?
素朴で飾らない絵柄なのに、描かれてる内容は壮絶で、独特の間と詩的なモノローグは感情を揺さぶられる。心に響くには、説明が足りないくらいがちょうどいいのだと分かる。
人間の闇は、怖いもの見たさという言葉だけとは信じ難くて、現実世界であまりに酷いことを忘れちゃいけない、という動機で読んでると信じたい。これを読めるくらい、自分が幸せなのだとも思う。
あまり考え込まずにほのぼのと読んでて楽しい感じかと思いきや、時々グサッと刺される感じもある。高校生の時、何を考えて感じて生きてたかな?って考えてしまう。
歴史ものは情報量が多すぎて、読み続けられたことがなかったのに、この作品は歴史以上のメッセージがめちゃくちゃはっきりしてたから、情報量が頭に入り切らなくても読み続けられた。なぜ新選組がこんなに人気があるのか、ようやく知れた。
憧れの芸能人と近づけるという設定は、やたらあり得ない展開が多いけど、これもあり得ないような展開のはずなのに、日常感もしっかりあるから現実味があるように感じてしまう。というか、いつの間にか上手くいくように願いながら読んでるということは、しっかり話に引き込まれてしまっている。
仮初めの姿はありつつ、ものすごい信念で動く人間てよくある設定なのは、魅力的だしスリルがあるからだとこの作品で気づいた。
人間の憎悪とか悲哀とか、盛り込まれているものは重いし、決して細かく書き込まれている訳でもないのに、雅な世界観なのは人物の佇まいだろうか。ストーリーも惹き込まれる。
現実の壮絶さも描かれつつ、ほのぼのとした瞬間や飾り気のない絵柄がホッとさせてくれる。ちょっと上手くいき過ぎじゃないかって思うくらい、過酷な場面を忘れさせる幸福なシーンが愛おしい。
マイノリティだからどうとか言う前に、どんな人でも、ささやかな日常の幸せと煩わしい現実があることを気づかせてくれて、ホッとする。
ひたすらに好きなことと向き合ってる様が愛おしいし、コミカルだし、読み切りだから、読みやすい。ちゃんと日常とか、人生観とかも触れるから、飽きが来ない。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
せんせいのお人形