5.0
あすかの気持ちを考えると切なくて涙が止まらない。
雄太は、もともと女装に興味があったようだが、厳格な父親や強引な母親のもとで抑圧されて成長し、青年期にあすかと出会い、おそらくは人間として惹かれて結婚したんだろう。
仕事のストレスから精神的に限界に達し、抑圧していた性癖を満たすことで現実をやり過ごしていたが、女装をしていることや、客から女性として扱われることの喜びなどから、パートナーのあすかと距離をおくようになっていく。
彼にも彼なりの苦悩はあったみたいだし、あすかもとても辛い思いをして夫が女装家である事実と向き合うという結末。
とにかく主人公の健気さに泣けてしまう。
雄太はバイなのかもと最後らへんで思ったのだけど、個人的には、同性にも興味があることや女装への欲求は、パートナーには教えておいてほしいと思う。
その上で、人としてずっと一緒にいたいから結婚しようって、言ってあげたらよかったと思う。なにも言わずに結婚した雄太は、少し誠実さに欠ける気がする。
ハピエンだけど、主人公ばかり我慢することになっていて、かわいそうだ。
課長いい人だし、離婚したらいいのにと思った。
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時をかけるセックスレス
048話
第12話-4