5.0
登場人物や魅せ方すべてのクオリティが高い
振り返って、日本の漫画の歴史は随分と重ねられて来たワケだけれど、ファンタジー要素溢れる漫画の多さには、嫌いではないけれど玉石混淆で正直食傷気味ではある。
そんな中、あくまで漫画は現実とは違うのだが、現実にありそうな、身近にそういった世界がありそうな漫画という事で見渡してみると、コレだ!という作品が………まぁ少ない事少ない事。
しかし、この漫画だけは違った。
何よりキャラの躍動感が素晴らしい。
そして、漫画のクオリティ自体がズバ抜けて進化している為か、一話に対しての没入感が従来の漫画の比ではない。
音楽という、二次元世界では到底伝える事が無理なジャンルのくせに、ビシバシと思いや感情が伝わって来てしまう!
それはもうヘタなアクション系、スポーツ系、オラオラ系なんか目じゃ無いレベルで、アニメで言うとルパン三世の緑と赤ジャケットの頃の様な、少ないコマ割りの中で観る側にどうすれば内容が伝わるか?ハラハラするか?ドキドキするか?感情移入出来るのか?と言ったエンターテイメントとして比較してしまうレベルだ。
ただ、この前アニメを3話ほど観たが、正直言ってアニメ版は、作品のイメージや面白さが別物レベルで低下してしまったのが残念で仕方ない。
お決まりのCGで具体的な動きを再現したり、実際の演奏と混ぜてしまったおかげで、登場人物の見せ場が陳腐化してしまった。
なので、アニメしか観てない人には良さが絶対伝わらないと思う。
何より許せないのは「りっちゃん」の絵的クオリティが低い時がある!
反面、「はるちゃん」と「青野ママ」のクオリティは頭抜けて高く感じた(笑)
そして個人的イチオシの「たちばなさん」の髪が茶髪だったのだが…………コレはコレで………惚れてまうわw
要するに、絶対アニメ版よりもマンガが面白い!!!
って事です。
更新遅過ぎて、先に寿命が来そうだけどね………
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青のオーケストラ