3.0
真逆の男達
執着系のコーネリアスと決断力判断力に優れたルーク。どちらもヒロインのアメリアを愛するのだけど、やはり心根の問題なのかコーネリアスの愛は歪んでいて、愛と同時に自分の持ち合わせていない努力が出来るアメリアとその正当な評価に嫉妬。結局アメリアの一周めは歪んだコーネリアスの愛?で征服される形で生涯を閉じてしまう。一方2周めで、アメリアが救いを求めたルークは真逆の男性。愛ゆえにアメリアを気遣い、尊重。コーネリアスの執着から守り切る。当たり前の結果だけどルークとは幸せになり、コーネリアスは失墜する。これはお話しだし、設定も貴族の世界なわけでアメリアが最初からルークを選ぶのは難しかったと思うけど、男性を選ぶ時は本当にその行動をよく見て、心根の部分を見誤らないようにしないとなぁと改めて思う次第でした。
最後まで読み切りましたが、作品としてはちょっとあっさりしすぎ?もう少し愛憎を深く掘り下げて描いてもらっても良かったかなあと思います。
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逆行令嬢は冷徹国王に愛される