Mayayaさんの投稿一覧

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71 - 80件目/全469件
  1. 評価:5.000 5.0

    さりげなく人類への警鐘物語

     神様の?都合で、異世界に落とされた主人公翔、チートレベルの魔力量と天然を武器に?異世界の「浄化」を進めます…と、ここまではよくある話。そして、そんな主人公が瘴気に塗れた「森の王」たちを浄化し、人間の王に奪われていた森の力を、次々と取り戻していく…と、ここまでも想定できる話。普通に読んで、無自覚天然日本人の異世界のんびり開拓物語として、十分に楽しめると思います。
     でも、見方を変えるとこれ、とても示唆に富んだ作品なのでは?つまり、舞台を現世界の「地球」に置き換えて、「人の王」を地球人類、「森」及び「森の王」たちを自然、あるいは地球そのものと位置付ければ、いつかは地球人類しっぺ返しをくらうぞと…そして、それはもう始まっているかもだぞと…そんなメッセージ性を感じてしまいます。うん、ほのぼのとした中にもピリリとスパイスを効かせてくるほのぼのる500先生なら、十分仕掛けてきそうかも…!
     地球から搾取し続け、我が世の春を謳歌してきた人類に、いつか訪れるかもしれない負の「返却」…この作品に登場する悪辣な「人の王」の滅びを願う前に、自分たちこそ我が身を振り返ってみるべきなのかもしれません。

    • 4
  2. 評価:5.000 5.0

    最後にはそれが真実に…

     登場人物はそれなりに多いのに、結局はこの物語、ヒロインのローゼン・ウォーカーとヒーローのイアン・コナーの心理戦二人芝居、「船」という閉ざされた空間を舞台に、二人のひりひりするような駆け引きが繰り広げられます。嘘をついているのはローゼンかコナーか、騙されているのはローゼンかコナーか、それとも読者なのか、物語が終盤に差し掛かっても落としどころを読み切れない、本当の意味での「続きが気になる」作品です。
     実はこの二人、それぞれとある事情で、出会う前からお互いを認知していました。つまり、出会うべくして出会った「運命の二人」といえるでしょう。
     最終局面で主人公の一人が、もう一人に語りかけます。「この嘘がこの先も永遠に続くように…」「嘘をつき通して 最後にはそれが真実になるように…」タイトルに込められた想いが、一気に溢れ出した瞬間でした。
     全80話完となっていますが、実際は本編が75話までで、残りは後日談。あれだけ心理劇の様相を呈していたのに、最終話近くになってファンタジー要素強めに…?これに関しては、賛否両論あるようです。従って、外伝後日談も、現実なのか、夢なのか、ちょっと不思議な雰囲気。骨太の物語を求めるのなら75話完結、ファンタジーを期待するのなら80話完結と捉えたほうが良いかもしれません。あ、これだけ意味深に書きましたが、星5ですよ〜。

    • 9
  3. 評価:5.000 5.0

    「再生魔法」…灯台下暗し設定だった!

     異世界転生ではなく、逆行、回帰、憑依なんかでもなく「再生」…うん、これは新鮮!灯台下暗し設定でしたね。これなら、同じ時間軸で、同じ相手と「やり直す」ことができる。とってもとっても不幸だった分だけ、とってもとっても幸せになれる。原作とやらにも振り回されず、生きたいように自分の生き方を選べる。ある意味、本当の再生物語だと思います。
     テオヴァルドの強い想いと再生魔法によって、体が再生したところまでは良かったけれど、若返り過ぎたヒロインパトリシア(記憶ありー当たり前か笑)。でも、全くの別人として生き直すことによって、再生前の人生に捉われることなく、客観的に周囲を観察できているので、結果オーライ。前回のパトリシアのままだったら、父アルヴェーン伯爵の本音も、なかなか知る機会がなかったでしょうから。ただ、ろくろく愛や恋を経験せずに「命を落とした」ので、そっち方面に関しては、うまく立ち回れないのも事実。王となったテオと補佐官となったパティとのもだもだ駆け引きが、どうにもじれったくて、ニマニマしてしまいます。
     はっきりいって読者の興味は、いつパティが正体を明かすのか、そして、どんな形でテオと結ばれるのか、その一択(二択?)。残念ながら、テオの地位を狙う一味の存在も、ちらほら見え隠れしていますが、それでも死を乗り越えてやり直しの機会を与えられた二人、きっとハピエンを迎えることを信じて、星5です。

    • 29
  4. 評価:5.000 5.0

    フルカラー化による使用pt差の考察

     モノクロ版で先行している作品のフルカラー版です。優れた治癒能力を持っていたが故に滅ぼされた慈一族の生き残りである凜風と、皇后であった母の命を奪われた第一皇子昊天とが、共通の目的のために「契約結婚」をして、ラスボス現皇后とその周辺下衆どもと、命をかけて闘うお話です、ざっくりまとめると…。
     詳しいストーリー展開のほうは、モノクロ版にお任せするとして、ここで気になるのは「フルカラー化による5pt差は是か非か」ということ。フルカラー化によって、目も当てられない状態なることはままありますが、幸いこちらの作品は大丈夫。感情の高揚によって色が変化する凜風の瞳の様子もよく分かるし、昊天の感情の起伏や、後宮の煌びやかさも伝わり易くなっています。それを理解した上で、5pt⤴️でもフルカラーverの購入を続けるのなら、こちらはオススメ。とりあえずリーズナブルにストーリーだけでも、というのならモノクロ版でも十分楽しめます。さて、どちらと「契約」を続けますか?

    • 8
  5. 評価:5.000 5.0

    恩讐の彼方に

     人間とは、かくも弱いもの?ヒロインリーザンは、両親の命と引き換えにヒーローエゼカイルの命を奪わんとする陰謀に手を貸し、無敗の英雄エゼカイルは視力を失ったことで酒と薬に溺れ、引きこもりの生活を送る日々…。そこには、正義も、理性も、常識さえも存在しません。
     それでも、リーザンは償いのため、「ローズ」としてエゼカイルの側にいることを選び、エゼカイルは復讐のため、自分を陥れた「侍女」を探し出すことに全てをかけ始めます。ある意味、二人とも新たな一歩を踏み出した訳ですが、そのなんと皮肉なことか…。エゼカイルの視力が失われているからこそ成り立つこの関係は、砂上の楼閣よりも危ういものとしか感じられません。
     この二人、どうすることが正解か…倫理的には、リーザンがいち早く自分の罪を告白して…なのでしょうが、それができる勇気があったなら、そもそも「ローズ」にはなっていないはず。ク◯兄アケナウスの末路なんざ興味はないし、エゼカイルの視力は、おそらく元に戻るのでしょう。そのとき「真実」を知ったエゼカイルは、どんな選択をするのか…今後の展開に興味は尽きません。
     事情はどうあれ、罪は罪。「リバース」史上最高に拗れているこの二人ですが、それでも恩讐の彼方でリーザンとエゼカイルが見る景色は、幸せなものであってほしいと願う自分、脳内お花畑なのでしょうか。

    • 9
  6. 評価:5.000 5.0

    こんなの欲しかった!ぷちっとをポチッと

     本編中にマクシーやリフタンが、時々ファンシーに変化することがあって、その登場コマが無性に大好きなのですが、よもやよもや「そこ」だけで構成されたこんな作品が登場したなんて…オークの樹の精霊よ、ありがとー!♡そして、後悔のない10pt…これは、間違いなく「買い」です。
     いつもの登場人物が、ほっこりキャラになっているところが魅力的ですが、同時に読者があれこれ想像していた奥の話も再構築されていて、満足度アップ⤴️もう一度読み返したり、これからの展開の中であれこれ想像したりで、楽しみ方の幅も広がりそうです。
     願わくば、3話で終わらず、もっともっとスピンオフって欲しいかも…。ちなみにマクシー、赤と緑の色はリフタンに最高に似合っていると思うよ(笑)

    • 84
  7. 評価:5.000 5.0

    「アデリエンの詩」が示唆するもの

     実の父親から虐げられて育ってきた公爵令嬢マクシミリアン。彼女が吃音であることは、決して本人の努力不足のせいではありません。現代日本の基準なら、確実に断罪されるであろう父クロイソ公爵も、この世界では強き権力者なのだから、どうにも手に負えない…⤵️
     物語の大きな柱は二つ。リフタンとマクシーのどうにもむず痒い拗らせ両片想いの行方と、自己肯定感・自己有用感皆無のマクシーの、自立と成長の軌跡というところでしょうか。無骨ながらも真っ直ぐに向けられるリフタンからの愛で、美しく花開いていくマクシーの姿には、目を奪われっ放しとなります。また、アナトールの役に立ちたいと必死で魔法を勉強する様に、彼女の人間としての成長を感じます。まさに愛と成長の物語。
     ところで、タイトルを「オークの樹の下」とした理由が気になっています。はじめは、カリプス城にあるオークの木のことかと思っていましたが、実はもっと深い意味がありそう…。「アデリエンの詩」に登場する英雄ウィグルとオークの樹の精の伝説が、リフタンとマクシーに重なって仕方ありません。二人が幸せになる結末しか受け入れたくないけれど、「アデリエンの詩」が二人の未来を示唆しているとすれば…この先、まだまだ試練の日々が続きそうです。どうぞ甦ったオークの樹の下で、幸せな二人の姿を見られますように。

    • 5
  8. 評価:5.000 5.0

    ヴィル様どこのどなた?

     どうしてヒロインやヒーローの身内って、こうもクズな設定が多いのか…。共感、協調、敬愛よりも、妬み、嫉み、追い落としの感情のほうが、人間の本性であると思いたくはないが、物語の展開上その方がドラマチックなのだろう。本作も、本来なら叔父一家が、エインズワース家直系であるリシェを護り育てることが正しい道であるにも関わらず、親子で追い落としにかかることで「悪役」となり、物語性を高めている。それが分かってはいるものの、やはり悪人がのさばっている序盤は、どうにもムカっ腹がおさまらない。
     それでも、ハリボテ聖女コーデリアによって喉を潰されたリシェ(少しは警戒しろや〜)の声は、思っていたより早く復活したし、謎のお隣さんヴィルは、アゼイン王国王太子なんぞ足下にも及ばない存在のよう…。ここから叔父一家&クズ王太子&アゼイン王国へのざまぁが始まるかと思うと、ワクワクしきり。
     それにしても、場合によっては超常的な力を発揮するヴィルの正体が気になる。おまけに彼は、元からリシェのことも知っているよう。よくある展開と思いつつ続きが気になって、ついつい星5をつけてしまう自分、結局作者さんの術中に嵌ってしまったい!(汗)

    • 7
  9. 評価:5.000 5.0

    「伝説」が新たな伝説を呼ぶ物語

    「ここは俺に任せて先に行け」…うん、何てカッコいい!古来、チーム戦(聖闘士なんちゃら、美少女戦士なんちゃらetc…)でよく使われた台詞。熱い友情に基づく自己犠牲精神に、胸を躍らせたものです。
     本作も期待を裏切ることなく、見事本懐を遂げて?無事帰還。ここで再会を喜び合い、大団円!…と思いきや、少年に若返った!?かくして戸籍上40代、精神年齢上30代、肉体年齢10代の表向きF級、ホントはS級の冒険者ロック(ラック)の誕生です。このとんでも展開、ご都合主義のように見えますが、設定がしっかりしているので、不思議とゴリ押し感がない…面白いです!
     少年ロックに対して、かつての相棒ゴランとエリックは、40代渋オジとしていい味出しています。二人の子供が全員女の子なのは、さりげなくヒーローに好意を集めようとする青少年漫画ならではの視点でしょうか。肉体年齢が10代の割には、ロックがギラギラしていないので、そこは戸籍上40代の良識が働いているのかもしれません。
     伝説となったラックが、ロックとして新たな「伝説」を築く物語、星5でお薦めです。願わくば、我にも「生命転移」の伝授を…(笑)

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    「悪役令嬢」が、霞んでしまったい(笑)

    「一輪華」と「鬼花」でお馴染み、孤高の溺愛男を描かせたらピカイチのクレハ先生が原作、そして「聖獣番」で、水も滴りそうなイイ男を具現化してくださっている大庭そと先生が作画となると、これはもう90%買い!更に、4話完結という簡潔な流れで、100%購入決定、おススメです。
     主な…というよりも、全ての登場人物は、侯爵令嬢エミリア、子爵令嬢モニカ、子爵令息マルティン、そして、公爵令息ウィルクスです。誰が「悪役令嬢」かって?それは、推して知るべし‥で。
     クレハ先生らしいな思うのは、ヒーロー(多分)ウィルクスの落差!これは、なかなか必見です。ヒロインが、完全に霞んでしまってますよ〜(笑)

    • 11

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