5.0
この「初恋」は、合格!
ホストが彼氏…職業に貴賎はないという綺麗事を掲げたとしても、多分、自分は割り切れない。司のように、アフターなしの俺様路線(それで、No.1というのだから、どんだけ〜!)と分かっていても、もやもやして、最後には、自分を取るか、仕事を取るか、迫ってしまうような気がする。だから、ホストとガチ恋愛の作品の場合は、眉に唾して読んでしまうけれど、うん、この「初恋」は、合格!
まず、司の「5歳頃からの初恋」に信憑性。高校時代に「再会」という、刷り直しの過程もあるので、ヒーロー司が、ヒロイン千鶴のことを想い続けていたという設定に、全然無理がない。
そして、千鶴の生き方のブレのなさ。自分の目で見て、信じたことを基準に行動する…これって、なかなかできることじゃない。親の教育って訳でもなさそうだから、千鶴が生まれ持った、生来の気質?こんなヒロインだからこそ、周囲の雑音にも屈せず、「本物」に触れてこなかった人々を魅了し、ホストである司を司自身として受け入れても、何ら違和感ないんだろうな。
ずっと兄弟の面倒を見てきた千鶴が、杓子定規で愛想がなかったとか、「水商売」と近所に引かれていた司の父が、大企業の経営者然としているとか、幾つか釈然としない点はあるものの、司と千鶴の強い想いの前では、些細なこと。売れっ子ホストと市役所管理職という組み合わせがあっても、もはや不思議でも何でもない…そんな応援したくなる二人の物語、まだまだ続きが気になります。
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その初恋は甘すぎる~恋愛処女には刺激が強い~