Mayayaさんの投稿一覧

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71 - 80件目/全408件
  1. 評価:5.000 5.0

    わんこ系幼馴染の裏の顔

     ヒロインティナが19歳だから、それより若い17?18?歳で近衛騎士隊長って、どんだけ〜って思いつつ、実力主義ってことで…と、細かいところは気にしないことにしました。一見、人畜無害の中型愛玩ワンコ風アラン、実はなかなかの策士なんだろうなあと、ニマニマしています。
     ヒーローアランは、ティナが大好き。でも、当のティナは、アランを幼馴染としか見ていない。ならば、アランのとる道は、ただ一つ!ティナの同情心につけ込んだ「絆されなし崩し婚」です。
     だって、あの若さで、近衛騎士隊長の地位まで上り詰めているんだよ。ただ「寂しくて死んでしまう」だけで、結婚するわけないじゃない。その上、村の誰もが、アランの気持ちを知っている様子。知らぬはティナぐらい…ってところでしょうか。
     努力のかいあって?鈍ちんティナも、ようやくアランを男性として、意識し始めた様子。ヒロインの前では愛玩わんこ、その実、用意周到な狩猟犬として、これからアランが、どんな男の顔を見せてくれるのか、とても楽しみです。

    • 7
  2. 評価:5.000 5.0

    シン・美女と野獣物語

     厳つい顔のヒーロー枠と聞いて思い浮かぶ、日本の現役俳優さんは、堤真一さんや佐藤浩市さん(←意見には個人差があります)。でも、実際のヴァレリオの容姿は、そんな厳ついイケメン枠レベルじゃないんでしょ?
     だってヴァレリオは、腐っても「公爵様」で、王族に次ぐ貴族の中の数少ない最高位。にもかかわらず、婚活失敗って、どーゆーこと?!政略結婚が当たり前であろう社会なら、たとえ顔が厳つかろうとも、結婚ほぼ適齢期の公爵からの求婚を断る意味が、全く不明。とすると、ヴァレリオの容姿は、如月清華先生が画にされている以上に、鬼瓦なのかもしれません。
     そんなヴァレリオの最後の婚活相手として名前が挙がったのは、「社交界の幻の花」と誉れ高いリラ。幻の花って、一つ間違えれば、影が薄いとか壁の花とか、ネガティブなイメージにもっていかれそうだけれど、このお話では、そんなことがなくてよかった。実はリラはリラで、ずっとヴァレリオを待っていた事情があったわけで、ここから「シン・美女と野獣」物語が始まります。
     とにかくこの二人、お互いへの想いが、深い、重い、熱い。今どき、こんなに真っ直ぐ相手を想い合えるカップルも、珍しい。特に、ヴァレリオの不器用なベタ惚れ激甘ぶりは必見ですので、星5を付けて、強めにお薦めします。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    結婚していなかったんかーい!(笑)

     待ってましたぁ〜、「鬼上司をデレさせたい」の続編ですっ!後ろに「!」も付いて、糖度1000%オーバーから2000%オーバーにパワーアップ、さぞさぞ激甘な展開が…と期待して覗いてみれば、あれれ〜っ、まだ結婚してなかったんかーい💦それどころか、響サン、結婚願望が、なんか薄そうな…
     香純さん、これは事件です!事件は、現場で起こるもの。響サン、幸せ過ぎて、この現状に満足し切っちゃっているかもよー?!ここは一つ、元ヤンウェディングプランナーで旧知のかりんの力を借りながら?響サン包囲網といきますか…(笑)
     出版社とレーベルが変わったので、ちょっと心配しましたが、古町ゆき先生のペンは健在でした。「!」の分だけ、更に落差を楽しめる甘々な展開を期待して、当然星5です!

    • 7
  4. 評価:5.000 5.0

    ジェンダーレス時代の適材適所夫婦

     冒頭で、SSランクの「氷の竜帝」が登場!誰?このイケメン、ヒーロージルベールの他の姿?それにしては、あまりにも雰囲気違いすぎるし、え?三角関係??と、しばし困惑…でも、10話前後で事実が判明、なんて素敵な落とし所なんでしょう!なるほど、その手があったか〜というナイスな設定です(笑)
     適材適所って言葉があるように、男だから〜とか、女だから〜とかというのは、もう過去の過去。一人一人が、自分に合った技能を伸ばしていけば、世の中もっと生き易くなる。そして、レティシアとジルベールのように、それを認め合える相手が、一人でもいたならば、心は満たされる。「レティシアの武力&ジルベールの頭脳」の組み合わせは、まさに比翼連理の最強夫婦!二人のこれからが、楽しみでなりません。
     ギャップ萌えを楽しめるのも、このお話の醍醐味。見た目はベル・プペー=人形姫のレティシアが、実利主義のおっさん思考というのは、良い意味で新鮮だし、素行不良?の第二皇子ジルベールが、実はワンコで料理上手というのは、まさにギャップ萌え!そんな二人のわちゃわちゃが、いい感じにスパイスになっていて、意外性のある展開を、無理なく楽しめます。
     さて、あっという間に夫婦となった二人。皇家と公爵家の結び付きを疎ましく思う勢力を、無事退けられるのか、そして、ジルベールは、呪われた赤目の汚名を返上できるのか、まだまだ課題は山積みです。でも、この二人なら、きっと大丈夫、この先も、スカッと展開を期待して、星5です。

    • 12
  5. 評価:5.000 5.0

    これは癒される…

     転生継母ヒロインイザベルの活躍は、爽快だし、ヒーロー(多分)テオバルドとの、あれやこれやも楽しみだけれど、はっきりいって、今作の真の主人公は、テオバルドの息子ノア!その愛らしさ、純粋さ、いたいけさに、全てもっていかれてしまいます。よくヒロインたちが、イケメンヒーローを直視できず、「眩しいっ!」と宣うているシーンがありますが、初めてその気持ちが分かりました。初めは、言葉もよく出てこず、表情の変化も乏しかったノアが、イザベルとの関わりや、彼女の考案?した知育おもちゃで遊ぶことによって、どんどん表情が豊かになっていく様は、秀逸です。
     それにしても、作画がほおのきソラ先生なので、イザベルが「最後に…」のヒロインスカーレットに見えて、仕方がない!(髪色は、違うけれどー笑)子供のための知育おもちゃがない世界で、紙芝居、積み木…と、彼女がどこまで無双ぶりを発揮していくのか、とても楽しみです。いずれパズルやブロック、絵本も登場してくるのかな?ノアがあまりにも可愛過ぎて、恋愛ルートに入らず、このまま継母ルートのみでも十分!…と思わせるほどの、彼の激カワぶりに、どうぞ癒されてください。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    皇帝陛下の崩れっぷりをご覧あれ!

     全編読み終えて…冒頭、火の太武霊、土の伽由、金の陵和滅、水の泗与について触れているから、その全部が、本編ストーリーに絡んでくると思うじゃん。でも、蓋を開けてみれば、重要だったのは、火の太武霊と水の泗与。まあ、土の伽由もそれなりにキーマンだったけれど、予想とはちょっと違う役割。金の陵和滅に至っては、どーゆー扱い?!つまりは、このお話、神の子たる火の太武霊の流れを汲む皇帝丹と、水の泗与の流れを汲む泗与族出身の側室芭陽の、命を懸けた深い深い愛情物語です。
     どのくらい深いかっていうと、前半では、冷酷非道としか思えない行動(←現代なら「責任能力がない」ということになるのかな?)をとっていた、というか、とらざるを得なかった丹が、後半は、芭陽なしでは何も手につかない状態に…?!その崩れっぷりが、たまりません!「運命」とはいえ、あのくらいストレートにお互いを必要とするのなら、それも悪くない感じ。
     ライバル、敵役は、それなりに出てきますが、中途半端に退場(気分は、ナレ死?)することが多いので、そこが不満の方は不満かも…多分、全ての伏線回収には、至っていないような気がします。それでも、丹ののめり込みっぷりを見ていれば、全て許せるかもです。(←意見には個人差があります)
     皆様お察しのとおり、太陽(丹)の主は、人間芭陽。では、どのようにして「太陽の主」の座を得たのか…詳しいネタバレは、ぜひ116話分をご読破あれ。外伝、中でも特別外伝は、特にオススメですよ〜。

    • 10
  7. 評価:5.000 5.0

    現代社会に疲れた大人の夢かしらん?

     少女・女性漫画の異世界転生召喚モノは、大抵ヒロインが、聖女やら何やらすんごい能力をもっていることになっちゃっていて、その力を使いながら、世界統一…ぢゃなかった、世界安定を目指して活躍するってパターンが、なかなか多いです。勿論、ヒーローとの恋バナもお約束。
     それに対して、少年・青年漫画のほうは、意外とスローライフ色強め。チートな能力を与えられていても、あまり目立ち過ぎないようにしながら、異世界に馴染んでいこうという感じ?これって、現代社会に疲れ果てた?或いは、ゆとり世代育ちが、その本分を発揮して?こういう自由だけれど、ある程度は尊重されて、生活にも困らず、癒されながら暮らしたいって願望の表れなのかも…まだまだ、男はつらいよ!の時代は、続いているようです。
     さて、この作品の興味深さは、「落ち人アリト」と「現代日本人有仁」が、彼の中でどう折り合いをつけて、この先生きていくかというところ。もしかしたら、ハイエルフでエルグラードの名をもつオースト爺さんより長生きしちゃうかも…スローライフというタイトルに騙されること勿れ、さりげなく、差別や死生観をぶっ込みながら、読者に対して、如何に生きるかを投げかけてくる、なかなかの問題提起作です。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    ウサギ型精霊キーラに癒されます!

     赤羽チカ先生の作画で、クレイン先生の原作だったら、それだけで買い!クレイン先生、ヤンデレ溺愛系のヒーローを描くのがお上手ですけれど、今作のヒーローレナート様も、そっち寄り。目には見えないけれど、深い深い溺愛って感じで、早くも胸が切なくなっています。
     それにしても、1周目の12歳で全てを失ったヴィクトリアと、2周目の「イージーモード」のヴィクトリアの、何と違うことか…。1周目の記憶がある分、ぎこちなくなってしまうところはあるものの、もう誰にも「鉄の女」なんて言わせない。レナートは、そんな彼女の笑顔を見たかったのかもしれませんね。
     破滅回避のためにヴィクトリアが奔走するのは当然として、何故かしら、いつもレナートのナイスアシストが…?!前の時間軸では、ヴィクトリアと契約していた「時を司る」高位精霊キーラが、今の時間軸ではレナートと契約していること、そして、そのレナートが全ての魔力を失っていること、そのあたりの事情が、この物語の大きな鍵、伏線になりそうです。
     ところで、自分的に今作のイチオシキャラは、ウサギ型精霊のキーラ。この子が、涙をポロポロ流す場面がいくつかありますが、その度にこちらも目頭が熱くなり、同時に癒されます。さあ、ヴィクトリア、2周目は一人で闘う必要はなさそうだよ。全ての破滅フラグをへし折って、今度こそ幸せになろう!

    • 19
  9. 評価:5.000 5.0

    奇跡が起こす同世界転生物語

     この二人には、何が何でも絶対に幸せになってほしい…心からそう願った、初めての作品かもしれません。転生、回帰、逆行、憑依…いろいろあるけれど、大体は主人公の後悔や復讐というネガティブな感情が発端となって、都合よく?偶然に?起こっている印象です。けれども、こちらは、自分が傷付けた相手への愛と後悔が深すぎて、永遠に自分を許せない二つの魂を憐れんだ何か…神?が起こした奇跡の物語だと、私には思えます。
     ヒロイン「お嬢様」シャーリーもヒーローカイドも、あまりにも自分に厳しすぎて、二人の関係は、読者が願うような方向には、なかなか進みません。でも、不思議とイライラが、ないのです。そんな気持ちが起こらないくらい、二人の関係性と内面が丁寧に描かれ、手探りながらも「自分を赦す」過程が描かれているからかな?そして、どの登場人物も蔑ろにせす、それぞれの立場で思いを語らせたことによって、物語に深みが増したことは、間違いありません。
     カイドと「お嬢様」シャーリーとの悔恨と赦しと再生の物語…個人的には、カラー版よりもモノクロ版のほうが、世界観に合っているような気がして好きなのですが、それでも、ストーリーが素晴らしいので、星5です。ところで、あまりに高貴な存在で、家族以外には呼べなかった「お嬢様」の「名前」って、何だったのかなぁ…。

    • 6
  10. 評価:5.000 5.0

    全て、面白い!

     原作は一つ、コミカライズのルートは二つという、何ともヒリヒリした状況で、どちらもしっかり売れているという、幸せな作品の片割れです。
     小学館サンデーGX版は、少年漫画にジャンル分けされているのに対し、こちらは、青年漫画ジャンル。では、少しは色っぺぇシーンでも多いのかなと思いきや、至って普通?確かにこちらのほうの作画が、多少肉感的な印象ではありますが…。どちらを読んでも、面白さは十二分に伝わってきますので、最終的には作画の好みで落ち着くのでしょうね。
     電子版から入った場合は、より多く無料開放されているほうを読んでしまうのは、人間の性。肉を切らせて骨を断つ、というわけではないのでしょうが、結局自分も、より多く無料分のあったほうの紙コミックスを、続きが気になって購入しています、サンデー版ですが…
     因みに、アニメの印象に近いのは、こちらでしょう。ただ、どちらの版でも、アニメでも、面白いことに変わりはないので、原作の日向夏先生、凄いです!

    • 2

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