Mayayaさんの投稿一覧

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評価1 2% 27
241 - 250件目/全409件
  1. 評価:5.000 5.0

    え、え、え、なぜにスピンオフ???

     胸きゅん焦れキュンしながら読んでいる「虎王の花嫁さん」のスピンオフ?それも、いきなり110pt?!フルカラーでもないし、それほどボリュームがあるわけでもないのに、このお値段だと正直お高め感は否めない。まったく虎王ファンの足元を見おってぇ〜っ💢て感じです。
     これは、凛花が中学生、アヤが高校生の頃の、出会いとハジマリの物語。それなら、本編「虎王と花嫁さん」の回想回の中で扱えば良さそうなものだけれど、きっと片手間で描くには、二人の、特にアヤの想いが、大きすぎるんだろうな。なぜアヤが、あそこまで凛花のことを、好きで好きで大切にしているのか、こちらを読めば、その背景がより分かるという、ズルい仕掛けのようです。
     ということで、結論!虎王ファンなら、110ptでも購入すべし!です。本編では、すでにお亡くなりになられている凛花パパもご健在で、なかなかの大物感を漂わせておられます。現在より若く、まだあどけなさが残るアヤも、一見の価値あり!やはり、眼福です。「虎王の花嫁さん」の始まりに繋がる、更にその前のハジマリの物語、ptは高いけれど、やっぱり星5でお薦めです。願わくば、次回以降の配信は、1話分がもっとお安くなあ〜れ〜。

    • 40
  2. 評価:5.000 5.0

    極上のノンフィクションファンタジー

     父を亡くし、廃業したうどん店兼自宅を処分するために帰省した宗太と、ずっと昔から「化け狸」として生きてきた「ポコ」孤独な一人と孤独な一匹が出会って、極上のハートフルファンタジーが生まれました。
     初めの1ページから最後の1ページまで、とにかく隅から隅まで、四国の、瀬戸内の、そして香川の魅力に溢れています。ポコが化け狸ということを除いては、全て事実ではないかと思うくらい言葉、食べ物、気候風土が誠実に描かれ、彼の地への郷愁を誘います。そして、そこで宗太とポコが繰り広げる物語の、何とあたたかいこと。ああ人って、土地と繋がって、人と繋がって、想いと繋がって生きているんだなあって、改めて感じさせてくれました。
     毎話、鼻の奥が痛くなったり、目頭が熱くなったりと、心のリハビリテーションをしながら読み進めていましたが、最終話付近は涙腺崩壊、心のダム決壊で、ティッシュが何枚あっても足りませんでした。分かってはいたけれど、心のどこかに「もしかしたら…」と願う気持ちもあったのでしょうね。だからこそ、ノンフィクションファンタジー、「ポコ」という化け狸が存在するのなら、この結末しかなかった…とばし読みはせず、1話1話読み進めて、最終話「俵製麺所」にたどり着いてほしいと思います。
     忘れないことは、命を繋ぐこと…このお話から、生きる勇気を貰いました。

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

    極上のすれ違いLOVE

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     政略結婚、疑惑、不信感、引け目、孤独…結婚式直前に花婿が入れ替わった結衣の心に降る雨は、冷たいものでしかなかったはず。それでも、自分が置かれた場所で、一生懸命役目を果たそうとする彼女が健気です、それはもう、見ていて痛々しいほどに…。親の厳しい管理下で育った子どもにとって、自分の目の前に敷かれたレールの行き先を疑うなど、考えもしなかったのでしょう。
     この作品は、基本的に結衣視点で物語が進みます。和樹の気持ちは、ちょっとした言葉や表情の変化から想像するしかありません。その分、最後の最後で和樹が本当の気持ちを吐露するシーンは、胸が締め付けられます。ああ、何て遠回りをしてきた二人だったんだろうと…。
     白石さよ先生の原作では、和樹視点で語られたシーンがもっとありますが、コミカライズの過程で、結衣視点中心になったようです。でも、読者も結衣と同じ気持ちで、和樹の様子に一喜一憂できたので、結果オーライかなと思います。
     結衣を想いながら、その気持ちを伝えることができず、彼女を自由にすることが結衣の幸せだと信じていた和樹にとっても、心に降る雨は冷たいものだったのでしょう。「いつか優しい雨になる」最後の最後で、本当の気持ちに向き合った二人に降る雨は、優しく、あたたかいものでした。極上のすれ違いlove、星5で一読をお勧めします。

    • 8
  4. 評価:5.000 5.0

    フェンリルさんが食べられるわけは?

     人の他は、限られたものしか受け付けない魔王フェンリルさん、100年以上も食事をしてこなかったのに、なぜサチの作った料理を食べられるのか…サチの面影と被る女性は、いったい誰なのか…う〜ん、初っ端からフラグ立ちまくりです。やっぱり「おばあちゃん」と関係があるんだろうな。サチのモフモフ好きは、おばあちゃんのDNA?生贄だったはずなのに、さっさと異世界に適応して逞しく生活するあたり、単なる偶然とは思えません。
     よくある異世界転生お料理ファンタジーかと思いきや、ちょっぴりロマンスのかまりっこ(匂い)も…。だって、本来の魔王フェンリルさん、超絶イケメンだもんねー。でも、もふもふのときも、シリアスとコミカルが絶妙に入り混じっていて、それはそれで魅力的。さてヒロインサチは、どちらのフェンリルさんにより強く惹かれてゆくのか、今後の展開が楽しみです。
     1話64ptですが、今のところそれに見合うボリュームのフルカラー、この先も質・量を落とさずに、配信を続けてほしいかな。「めし〜っ!」でもなく、呼び出し音でもなく、心を込めて「ごはんですよ」と家族を呼びたくなるような食育漫画、星5でおすすめです。

    • 6
  5. 評価:5.000 5.0

    色彩鮮やかな竜と人との絆の物語

     はっきり言って、字が多いです。設定が複雑です。画も線の数、トーンの使用頻度が多いです。考えようによっては、読みにくいかもです。少女漫画にジャンル分けされていますが、少年漫画寄りかもしれません。それでも、この作品、面白いんです!できれば竜の色のことを考えて、カラー化したいくらい。
     竜騎士ヒューバードのお気に入りは、勿論ヒロインのメリッサ。でもメリッサって、「竜のお気に入り」でもあるんよね。ヒューバードの絆の竜「白の女王」のお気に入りというだけでも凄いのに、王龍「青」にも懐かれ、代理親になってしまうくらいだから、その竜寄せのチカラ、半端ないっ!!って感じです。
     そのため、ヒューバードとメリッサの恋物語よりも、人間と竜との絆の冒険物語のほうが主流かな、今のところ。堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジーを、強く期待していた方には、ちょっと肩透かし感があるかもです。無論ヒューバードは、メリッサ以外の女子には塩対応だし、メリッサはヒューバード以外眼中にないので、十分ポイント高めですが…。
     王竜「青」の代理親に選ばれてしまったが故に、様々な陰謀に巻き込まれてしまうメリッサ。そんなメリッサを、ヒューバードと「白の女王」、そして「青」がどうやって護っていくのか、そして、「青」がどんな「竜の王」に成長していくのか、まだまだ目が離せそうにありません。長期戦を覚悟しつつ、やっぱりどう考えても星5超の秀作です。

    • 75
  6. 評価:5.000 5.0

    タグに「甘エロ」「お色気」がないぞ〜!

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     異世界召喚お仕事ファンタジーだと思って読んでいたら、おっと大変!途中から、PG12、いえいえR15レベルの?TLゾーンに突入!レオンく〜ん、カタブツそうに見えていて、やっぱり君もおとこのこだったんかーい♡という展開です。
     ヒロインの莉奈が不憫だったのは、最初のほうだけ。第二騎士団の下働きとして引き取られてからは、家事をやらされていたスキルを生かして、どんどん自分の居場所を拡げていきます。そこで、レオン団長に愛されるだけでも、十分面白い展開だったのに、実はリナのほうが神子であることが判明して…以降は、もうリナの独壇場!彼女を虐げていた従姉の真由及び叔父一家に対しても、しっかりと断罪イベントが用意されているので、ざまぁスッキリ間違いなしです。
     唯一モヤるところは、レオンがリナに惚れるきっかけが、メガネなしのリナの素顔が、超美人だったこと。確かに厚底メガネじゃ魅力に欠けるだろうし、本当の美人は、メガネのあるなしで随分印象が変わるけれど、メガネ美人って言葉もあるんよ。そこはメガネを掛けた状態のリナに、惚れたってことにしてほしかったかなあ…な〜んて贅沢をいいつつも、星5の満足度です。

    • 8
  7. 評価:5.000 5.0

    発達障害の範囲ってさ…

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     集団に適応できないと、最近ではすぐに「発達障害の可能性が…」となるけれど、正直その考え、苦手。それは、現在の日本の体制の中で「生きづらい」かもであって、それぞれの時代や国、体制、環境に適応できなければ、自分を含めて、誰もが「発達障害」といわれてしまう可能性があると思う。だからこそ私たちは、現代の日本という国のシステムに合わせて、自分なりのルーティンを決め、必死に「普通」のふりをしているのかもしれない。
     ADHDと診断された西岡部長は、障害ととても上手に付き合っている成功例。パニックのときでさえも、これだけ自分を冷静に観察できるのだから、IQは平均より高く、障害の程度も軽いほうだと推察できる。
     むしろ、シングルマザーのまどかの辛さのほうがリアルだった。一人で子育てするだけでも大変なのに、何らかの障害の可能性を指摘されたとすれば、不安とプレッシャーはどれほどのものだったか、想像に難くない。一人で頑張らずに、もっと外に支援を求めれば…という向きもあるが、どのように助けを求めればよいか分からない人々に、そのひと言は酷である。
     だからこそ、架空の物語の中であっても、西岡部長とまどか母子が出会えてよかった。相互の、そして周囲の理解が深まってこそ、障害の垣根は低くなる。全ての人が、置かれた場所で咲けるわけではないだろうけれど、「置かれた場所で枯れずに生きる」ことは目指してもよいはず。この物語を他人事とはせず、誰もが枯れずに生きられる世界にしたいと願うのは、綺麗事だろうか。

    • 72
  8. 評価:5.000 5.0

    スパダリ?モラハラ?拗れてますな〜

    「依存させてダメ人間にしたい」
    ヒロイン雪乃にとって、この言葉はスパダリでもあり、モラハラでもあり、う〜ん、悩ましいところです。
     それにしても直樹サン、いくら「指導方針を変える(←アプローチの間違いでしょ!)」っていったって、これは変えすぎでしょ。もし、真剣にこの方法がよいと思っているのなら、あなたはそーとー残念なイケメンです。そのうち直樹サイド目線で、この騒動の裏話を語ってほしいなー。
     雪乃も自立にこだわり過ぎて、ちょっと頑なかな?仕事を持ち帰るなとは言わないけれど、倒れるまで仕事しちゃ、本末転倒。バランスがとれてこその「自立」だと思うよ、手抜きも含めてね。
     さて、見た目どおりに受け取るなら、この二人、今のところ拗れる未来しか考えられない…。このまま拗れまくって話が進むのか、それとも理解と譲歩を重ねて、自分たちなりのカタチをつくっていくのか、しばらくは目が離せません。久しぶりの千桜先生の画とともに、楽しんでいきたいと思います。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    TLぢゃなかったけれど…

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     おっ、星脇リカ先生の新作?とっろとろにエロいの楽しめるやん!と思って読み進めてみても…ん?なんか違うぞ、あ、これ、TLぢゃなかったー!!という自分内オチです。
     美緒、こんなにいい子なのに、どうして幸せになれないんだろう、どうしてドアマットみたいな仕打ちを受けやすいんだろうと、気が滅入ってきますが、これも美緒が優しくて、いい子だからなんだろうね。だって、美緒の母親にせよ、ゲス彼にせよ、白石何某にせよ、心が荒んでいる人は、より弱い者を狙ってマウントをとって、自己顕示欲を満足させようとするものだから…。美緒母を毒親で酷いと思う分だけ、ゲス彼をゲスでクズだと思う分だけ、そして白石何某を痛い女でカッコ悪いと思う分だけ、自分たちはそうならないよう反面教師にしていけばよいのだと思います。
     さて、タイトルどおりなら、美緒に対する深瀬くんの溺愛っぷりを楽しむのは、ここからでしょう。なんか会社の同僚である以前に、深瀬くんは美緒のことを知っているみたい…そりゃ、これだけ人のことを慮れる美緒のことだ、きっとどこかで深瀬くんにも、よい意味で関わっていたはず!秘密が解き明かされるであろうこの後の展開が、楽しみでなりません。
     もともとエロ可愛い雰囲気の星脇先生の画です。二人の気持ちが通じ合った後は、ちょっぴりTL寄りになることを大いに期待して、星5です。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    DT魔法使い伝説のはじまりは…

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    「宮越和草先生の画の雰囲気に似ているなぁ」というのが、第一印象。関係者さんだったら、物知らずでごめんなさい。でも、ヒロインララのモノローグ感やギャグテイストのぶっ込み具合が、いい意味での既視感があって、テンポよく読ませてくれます。
     逆年の差モノって、そのままの年の差を肯定する、異世界を往復しているうちに年の差が逆転する等、いろいろなパターンがありますが、今作はいわばハインラインの「夏への扉」タイプ、寝ているうちに年の差の壁を越えるってやつですねー。ま、ララは20年ほど石になっていただけの話ですが…。
     そして、年齢逆転モノの最大の魅力は、ヒーローの青田刈り!何せ幼いときに、好きになっちゃってくれているので、そのままヒロイン一筋のまま、パーフェクトイケメンヒーローに成長してくれちゃうもんね〜(笑) もちろん今作のヒーローアリステアも、もれなくララ一択です!何せ30過ぎてもDTのままで、国一番の魔法使いになったくらいだかんねー。あの有名な都市伝説の出どころは、アリスだった説?
     家族に恵まれず、苦労してきた二人。ここから先は、ぜひぜひ幸せになって、二人のイチャイチャぶりをわたくしたちに見せつけてくださりませませ。

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