Mayayaさんの投稿一覧

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評価3 20% 302
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評価1 1% 22
211 - 220件目/全276件
  1. 評価:4.000 4.0

    題名、ちょっと違うかも…

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     同期の独占欲を…とありますが、拓海と佳奈の関係は、同期以前に幼馴染み。そして、会社に入ってから、佳奈を独占したくなったのではなくて、それ以前からの想いがあったことは、間違いなさそう。とすれば、この作品のタイトルは「幼馴染みの本気を煽ってしまったようです」では如何でしょうと、まずはどーでもよいいちゃもんをつけてみました。
     それにしても10年も両片想い同士の二人、もう少し早く何とかできなかったんでしょうかね。お互いどこかで一歩踏み出していれば、ここまで拗れることもなかったように思います。でも、大人になってからもこのとーり、どうにも間合いの詰め方が?なので、中高生のうちに何とかしろよーは、ハードルが高すぎた…このタイミングを待つしかなかったのでしょう。結局勇気を出したのは、佳奈。拓海、イケメンでモテるのに、根っこのところではヘタレだね。
     ただ、隠れヘタレの拓海も、想いを確かめてからの甘々っぷりでは、ばっちり合格。まだ佳奈を意識する前の高校時代、女の子を食い散らかしていたことについては、目を瞑りましょう。前半は、佳奈にとって切ない展開が多いので、焦れイラが苦手な方は、後半中心に読むことをお勧めします。か〜な〜り、甘ったるい二人の関係が楽しめますよ。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    美少女も大変だ…。

     誰もが認める美少女に生まれるって、どんな素敵な気分かと想像してみる…嫉妬ややっかみとの共存?老いていく自分を受け入れられない?ストーカー被害に遭いそう? 意外と大変かもです。
     本編のヒロインすいれんも、物心ついた頃から騒がれ続け、もともとの性格も相まって、やや緘黙気味。う〜ん、多分、人間不信になっちゃう?本人にそんなつもりがなくてもです。
     そんなすいれんが、川澄くんを好きになって、自分の殻を破ろうと、少しずつ少しずつ歩みを進める様子が、何とも焦ったく、もどかしく、愛おしい。二人でいると、まるで音のない世界にいるよう。それでも、心を通わせることができるのだから、人は言葉に縛られすぎているのかもしれません。喋らないからって、何も考えていないわけじゃないもんね。
     すいれんと川澄くん、おそらく少女漫画史上、とっても口数の少ないカップル、トップ3に入ると思います。それでも、それが二人のカタチ、きっとずっとこのまま、相手のことを大切に思いながら、大人になっていくんだろうなぁ…。無理に背伸びをしなくても、無理に周囲と合わせなくても、自分たちのペースで気持ちを育んでいけばいい、そんなふうに思わせてくれる良作です。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ゆっくりとちょっとずつ恋をするから…

     進みが遅い!めちゃコミの陰謀!50pt高い!と散々ですが、前置きにもあるように「普通の女の子がゆっくりとちょっとずつ恋をするおはなし」だし、そんなに古くないから50pt普通だしで、ストレス溜まるのは、椿のクラスがあまりにもクズ過ぎるから?それとも、椿目線で描かれるから、椿の被害妄想なだけで、実は「普通」なクラス?とにかく、こんなクラスで1年間過ごすのは、絶対に嫌だーって感じです。先生方、もっと学級編制考えようよ。それとも1組主任クラスだから(そうは見えないけれど)、面倒くさい子集めた?
     ただ、このクラスじゃなかったら、椿ちゃん、五十嵐くんの良さに気付かなかったかも。それから、彼女自身の成長も、なかったかもしれない。そういう意味で、あのクラスの、あのどうしようもなさは必然なのでしょう。ただ、いい加減、そろそろ成長してほしいと感じる読者が多いのも、また事実。
     五十嵐くん、とっても評価が高いけれど、実際は腹の中で何考えているのか、覗き見してみたい誘惑に駆られます。五十嵐くん目線の「隣の席の、今井さん。」作者さん、描いてくれないかなあ…。

    • 31
  4. 評価:4.000 4.0

    何か目が離せない二人?!

     池内真琴サン、28歳、身長173cmなんて、願っても手に入らない良性スペック!胸を張り、風を切って、堂々と歩いてください。ハイヒール履かなくたって、仕事ができる女に見えること間違いなし!小畑のゆう君なんて、捨て置け捨て置け。見た目で判断、内面には目を向けられない、お子ちゃま男子だから。
     でも、ビミョーなのは、ヒーロー設定?の都築課長も一緒。ある意味、ちょっとコミュ障気味?空気読めない派?いろいろ微妙にずれているのは、既に分かっていたけれど、「おはよう、いい朝だね」って、今どき。言う?「ありがとう」は、「ございました」を付けようよ、社会人。そして、「デートしようぜ」って、本当に30歳管理職の言葉遣い?ツッコミどころ満載です。そのうち、小畑カノの友理奈にも狙われるんだろうなぁ。
     画は、全身ポーズ等のバランスやデッサンが、微妙に崩れていることがあり???で、星マイナス1ポイント。ただ、真琴と課長のズレっぷりとボケっぷりは、とてつもなく楽しい♡騙されたと思って、続きを読む価値アリとみました。

    • 4
  5. 評価:4.000 4.0

    もどかしい思いを抱えている人々への応援歌

     もし、同性を恋愛対象として好きになってしまった場合、自分が異性として存在できたのなら…この物語は、そんな願いが叶ってしまうところから始まります。弥白の、その突拍子もない願いを叶えてしまうのが、神様だというのだから、最強だよね。ただし、神様が叶えてくれるのは、そこまで。相手のケンタの気持ちを、こちらに向けられるかどうかは、自分次第ということです。女の子になって付き合うというバージョンも含め、神様のえこひいきの下、いくつかの「if」を経た後、弥白とケンタの選んだ「自分たちらしさ」とは…?
     このお話を読んでいると、世間の目を気にするが故に、本当の望みを我慢し、自分の気持ちを押し殺して家庭を築いている人々が、意外といるのかも…と思わされます。神様が弥白をえこひいきし続けた理由などは、多少ご都合主義な面もありますが、それでも、このお話は多様な価値観をもつが故に、生きづらさを感じている人々への応援歌。「神様のえこひいき」がなくても、誰もが自分らしく生きられる社会を築いていきたい…そんなメッセージ性を感じる作品です。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    いつまでもEランクぢゃいられない

     タイトルは「Eランク〜」ですが、いやいやどうして、Eランクにされちゃったのには理由があるし、ヒロインキャルの作る薬は、ものすごい効き目だし…で、割と早い段階でEランクから抜け出します。ん?題名に偽りあり?
     そもそも、このお話を読んでいると、本当にランク付けなんか必要なのか、疑問に思ってしまいます。Sランクのカイドだって、Eランクのキャルの力がなかったら命を落としていたし、キャル自身はランク付けされる前も後も、薬師としてやっていることは何ら変わりないしで、むしろランクを付けるのなら、仕事(任務)に対する誠意や使命感で付けてくれと…。どこの世界でも、ランク付けをして優越感に浸りたい井の中の蛙連中はいるものです。
     キャルの性格の良さ+何気に凄いバックボーンとカイドの無敵ぶり+キャルへの溺愛っぷりで、物語はテンポよく進んでいきます。ただ、この話数で65ptは、ちょっと懐が痛みますがな〜。なかなかに面白い作品なので、もう少し無料分を増やすか、1話分が安くなればなぁ…。

    • 14
  7. 評価:4.000 4.0

    側室が7人もいるわけは…

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     タイトルとあらすじだけを見て、「7人も側室がいて、ヒロイン以外を妊娠させて、なんてヒーローだっ💢」とモヤられた挙句、このかわいい一途愛が、広く知られずに終わってしまったら、もったいない!ということで、大丈夫、安心してください。王太子ユリシーズ様は、ローズマリーひと筋です!
     そもそも、7人も側室がいるのは、王国の慣例によるもので、ユリシーズの意思ではない。そして、ただ後宮に住まわせているだけで、誰とも「閨を共に」していない。じゃ、第2側室のリリアンの言動は?第7側室のケイシーの妊娠は?そして、この企みの黒幕は?となってくるわけですねぇ…。
     ヒロインのローズマリー、幼い頃に側室になっちゃって、ある意味、純粋培養で人を疑うことを知らなくて、だからこそ、いいように手玉に取られちゃっています。でも、一国の王妃を目指すなら、そして、ユリシーズのことが好きならば、踏みとどまって、闘え!ローズマリー。ここからのユリシーズの溺愛っぷりとローズマリーの参戦を、ぜひぜひ期待したいと思います。

    • 28
  8. 評価:4.000 4.0

    TV vs コミカライズ

     先に、N○Kの夜ドラから入りました。沙名子を演じたのは、多部ちゃん。だから、どうしてもそちらのイメージが強く、本編の沙名子は、よりクールで、より年上の印象。堂々巡りも多いしね。まあ、TVであれだけグルグル悩まれたら、時間オーバー、即打ち切りになっちゃうから、もっとあっさりスッキリ、次に行っちゃうのだと思います。もやもやと足踏みしている沙名子は、漫画だからこその成り立つキャラなのでは?
     一方、太陽は重岡クン。こちらもかなりイメージが違っていて、個人的には漫画のほうの太陽が好きです。明るさ+いい意味での馬鹿っぽさ+悩める男の子感は、重岡には出せていなかった…。ほんっと、実写化って難しいね。
     TVドラマは、一応終わったけれど、漫画のほうは、まだまだこれから続きます。お仕事漫画としての読み応えはもちろんのこと、恋愛漫画としても楽しめるこの作品、沙名子同様ストイックにお薦めです。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    かつてないほど重そうだけれども…

     ひいろ先生の新作は、「学問のススメ」ならぬ「耽溺のススメ」ですか…。かつてないほど、耽美かつ退廃的、そしてダークでヘビーな内容になりそうな予感です。普通のひいろファンなら、ちょっと引いてしまうかも?(正直65〜80pt もキツい…そのうち下がると思いますが…)
     二人は、出逢いが早過ぎました。普通の大人同士で出逢っていれば、10歳の歳の差があろうと、出自がどうあろうと、順調に愛を育めていたかもしれません。けれども、いかんせん出逢ったのが、純粋無垢な未就学児と多感な中学生のとき。そして、想いを突き通すには、良い子過ぎた二人。だからこそ、葛藤が生まれ、「耽溺」な世界に繋がっていくのだと思います。
     物語は、満井春香先生の「どうせ、恋してしまうんだ。」同様、「現在」を生きるヒロインの回想が差し込まれながら進みます。ということは、「今」あるいは「結果」は、作者さんたちの中では、もう決まっていることなのでしょう。けれども、どんなに辛く苦しい思いをしても、それだけのことはあったのだと思わせてくれるラストを、ひいろ先生ファンとして強く強く願っています。

    • 6
  10. 評価:4.000 4.0

    「的」なのは…

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     誰かを好きになるときって、唐突に「一目惚れ」っていうのもあると思うけれど、どちらかというと「いつの間にか気になって…」のほうが多いんじゃないかな?その意味でもこの作品は、気持ちの変化がとても自然で、共感すること間違いなし!
     主人公結沙のモノローグが、全てを語っています。「理想的とはほど遠く 共通点もあまりない この先も そんなに関わることはないんだろうなーなんて思う 君はそんな人だったよ」→1年後→「この人はこんな顔だったかな こんな声してたかな なんだか最初から全部 私の理想だったんじゃないかって思えるくらい」「ひと目で気づいた恋じゃないけど ゆっくり大切になった人」うんうん、あるある、わっかるよなぁ〜。
     楓が理想的ボーイフレンドな所以、それは「俺の人生には この先ずっと結沙が必要だから」「他の人と付き合うことないから…」なぁんて、すっごく胸キュンな言葉を、真顔でさらっと言っちゃうタイプ、これはもう一生安心の永年保証書付きでしょ!
     決して「理想」のタイプじゃなかったのに、いつの間にか彼自身が「理想」になっていた…だからこそ「理想的」ボーイフレンド。等身大の恋物語を読みたいのなら、絶対おすすめです。楓くんの顔が、時々のっぺりして好みぢゃなくなるときがあるので、そこだけ星マイナス1にさせてくださーい。

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