Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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11 - 20件目/全200件

  1. 評価:4.000 4.0

    伏線回収、お疲れ様でした

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     初めはお気楽な男装女子のシンデレラストーリーかなと思って読み始めたのですが、いやいやどうして、ミステリー?サスペンス?ホラー?ファンタジー?SF?そしてラブコメ?(断じてBLではありません!)等々、全てをごっちゃにしたちゃんこ闇鍋のような手強い作品でした。
     鍵になる言葉は「魔女」…一般的に日本人が認識している魔女のイメージで読んでしまうと大混乱必至。強いていうなら、一つの種族?ミツバチの社会構成のイメージに近い?存在かな。「魔女」「大魔女」「お母さま」等の言葉が、主語がはっきりしないまま、度々説明に使われるのに加えて、敬称と本名を結びつけるのもひと苦労、厳しい言い方をすれば、直訳した外国の本を読まされている気分になってきます。だから、細かいことは気にしないで、エステラとクレオールの焦れ恋物語として読むのが一番!ごちゃごちゃしていた伏線も、何となく収まるところに収まった感があるので、結果オーライということで…。
     タイトルにある「砂時計」の意味するものは…?男として生きるエスティンの時間と、女として生きるエステラの時間を象徴的に表現したものなのか、それとも魔女の「種」が「開花」するまでの、エステラの残り時間を表そうとしたものなのか…作者さんに聞いてみたい気もします。星5を付けたいところですが、やはり分かりにくいところが気になったので、星4で。

    • 17
  2. 評価:4.000 4.0

    側室が7人もいるわけは…

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     タイトルとあらすじだけを見て、「7人も側室がいて、ヒロイン以外を妊娠させて、なんてヒーローだっ💢」とモヤられた挙句、このかわいい一途愛が、広く知られずに終わってしまったら、もったいない!ということで、大丈夫、安心してください。王太子ユリシーズ様は、ローズマリーひと筋です!
     そもそも、7人も側室がいるのは、王国の慣例によるもので、ユリシーズの意思ではない。そして、ただ後宮に住まわせているだけで、誰とも「閨を共に」していない。じゃ、第2側室のリリアンの言動は?第7側室のケイシーの妊娠は?そして、この企みの黒幕は?となってくるわけですねぇ…。
     ヒロインのローズマリー、幼い頃に側室になっちゃって、ある意味、純粋培養で人を疑うことを知らなくて、だからこそ、いいように手玉に取られちゃっています。でも、一国の王妃を目指すなら、そして、ユリシーズのことが好きならば、踏みとどまって、闘え!ローズマリー。ここからのユリシーズの溺愛っぷりとローズマリーの参戦を、ぜひぜひ期待したいと思います。

    • 17
  3. 評価:4.000 4.0

    猫の恩返し〜帆波編

     青山先生、なんか柑奈に対する仕打ち、酷すぎまでんか?恋人も仕事も部屋も貯金も、ほぼ同時に失って、そして、家族にも友達にも頼れないって、ここまで追い詰められたヒロインには、なかなかお目にかかれない…これが実話だったら、彼女の行き先は、シェルター?それとも風俗?警察か役所に駆け込む?ごめん、分からない。会社に訴えられたら、逮捕、収監?つくづくフィクション(多分)でよかったと思います。
     だって、柑奈には帆波という守り神がついているものね。これも、フィクションでよかった。実話だったら、ほぼ初対面の相手の部屋について行くなんて、怖い怖いで、話が出来過ぎ。全て帆波が仕組んだのでは?と思っちゃうくらい、どん底〜からの〜上昇気流〜です。
     さあ、柑奈、ここから帆波のアシストという運気上昇の風にのって、あなたをハメた奴らを、けちょんけちょんにやっつけに行くぞ!青山先生、世の中には「正義」というものが存在しているんだということを、柑奈の再生を通して、私たちに教えてください。帆波くん、黒猫の恩返し、期待しているよ。

    • 16
  4. 評価:4.000 4.0

    NEW
    細かいところが気になる性質でして…

    「異国のハーレムに売られる始末」になったのに、のんびりと人材紹介所ってぇ?あのぉ、全然危機感、悲壮感ないんですけれどぉ…と、初っ端から細かいところが気になって、その後、ずっと後を引いています。そもそもそんな設定、別になくても話は進んだんじゃないの?
     ストーリーのほうは、タイトルでも匂わせているとおり、伯爵(後に公爵、二階級特進かーい)ミエルが、セチアに見せているワンコな顔と、獲物を狙う猛禽類のような顔との、二つの顔を使い分けるというミステリアスな展開です。セチアは才女という設定なのに、どうして気付かないかなあ…多分、ミエルのほうが一枚上手なんだろうね。
     ミエルがダサい格好をしていたワケ←能ある鷹は爪を隠す!
     ミエルがセチアと契約結婚したワケ←好きだったからに決まってるじゃん!
    と、いきたいところですが、ホントのところはどうなのでしょう。答え合わせが楽しみです。とにかく、ミエルの表の顔と裏の顔、そのギャップがたまらない作品です。
     ところで、作中に出てくる、ミエルの生き様を象徴するかのような「夕焼けの花」、あれってどう見てもフリージア…はい、細かいところが気になる性質でして…。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    またまたオモロい組み合わせ!

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     こちらの作者さん、面白い組み合わせで、ラブコメ調お仕事物語を描くのがお得意のようですが、今回も意外性のあるカップル誕生の予感です!それは、ふわふわ感触が大好きな柴田かさねと女装が趣味の榎田昴。まさか身長180cm超えの女装男子が絡んでくるとは、予想だにしませんでした。
     榎田さんはオネエとかではなく、ブラックな職場環境に疲れ果て、弾みでちょっとウィッグを被ってみたら、意外と癒やされ、女装にはまってしまったという真面目男子。当然、カラダのケアに関してもチャレンジャーで、女子力?高めです。そんな榎田さんを、偏見の目で見ることなく、ありのままに受け入れる柴田さん。この2人、くっつくしかないでしょー♡
     今後は、おそらく女装ネタを絡めながらになるのでしょうが、この2人、どっちの方向で愛?を育んでいくのか、全く予想がつきません。だからこそ、続きがとても楽しみです。まだ、星5をつける勇気はないので、今のところ星4でご容赦を!

    • 15
  6. 評価:4.000 4.0

    ゲスの極みクズ一家に、百倍返しを💢

     ヒロインの恵、伯父一家に虐げられて育ってきたという設定は、確かにシンデレラ。でも、洋の東西を問わず、親を亡くした身内の子どもを、無報酬で働かせつつ、飢えさせない程度に面倒をみるって、そんなに不思議じゃなかったのかも…。むしろ、口減らしと称して遊廓に売られなかっただけ、まだましだったりして?伯父一家のやりようを、ゲスの極みクズと思うのは、現代日本に生きているからであって、女性や子どもが、恵みたいな扱いを受けている国、まだまだこの地球上に少なくありません。
     シンデレラ繋がりでいくと、玲二さんが、恵を今の境遇から救い出す力をもっているようには思えない…。そりゃあ見目麗しいし、26歳で助教授なんて、確かに凄いけれど、教授が上にいる限り、ただの使いっぱ!それとも、生家は凄い大金持ちとか?彼が、本当に「王子さま」の役どころを果たせるかどうかは、回を追うごとに明らかになっていくのでしょう。
     さて、「髪は女の命」の時代ゆえに、卑屈になっている恵サン。大正モダンガールたちは、短髪で時代を席巻したんだぜぃ。いつの日か、ゲスの極みクズ一家に、正々堂々百倍返ししてくれることを信じて、続きを読みたいと思います。

    • 14
  7. 評価:4.000 4.0

    現代人の推し活、なめんなよ

     異世界転生ネタだと、ヒロインの役どころは大体が悪役令嬢で、転生前は何かしらスペックがある場合が多い。でも、今作のアンナは、元普通の女子高生で、転生後はモブメイドで、アドバンテージは「聖闇」の愛読者だったことくらい…それさえも、早々に設定が変化してしまっているらしいから、正直丸腰状態!モブが、どうやってヒロインにのし上がって?いくのか、クラウス様のお手並み拝見です。
     アンナの武器はただ一つ「推し愛♡」…現代人の推し活なめんなよ!とばかりに、呪いに苦しむクラウスを癒すために、一生懸命です。それこそ、自分のことは差し置いて、クラウスと聖女とを結び付けることが、最善と考えるほどに。(ま、原作がそうだから)でも、クラウスは…ってところが、ツボですねー。
     キャラクターひとりひとりが丁寧に描かれていて、画の感じは好みなのですが、一コマに描かれている人物や吹き出しのサイズが大きめで、個人的にはちょっと読みにくい印象があります。(星マイナス1)
     これから、様々な当て馬女子キャラが出てきて、いろいろ邪魔してきそうですが、クラウスの俺様っぷりとアンナへの溺愛っぷりを見る限りは、多分大丈夫でしょう。クラウスを救えるのは、アンナただ一人!(きっと…💦)モブから正ヒロインへ、アンナよ駆け上がれ!

    • 14
  8. 評価:4.000 4.0

    インク作り、カッター作り、その次は?

     生きるために青色巫女見習いとなったマイン。一つ一つ課題を解決しながら、ステップアップしていく様子は、さながらロールプレイゲームを見ているよう。勿論、最終的なゴールは「思う存分、本を読むこと」
     第一部で、何とか紙を完成させたマインとルッツ、第二部では、インク作り、印刷のための試行錯誤と、まだまだ苦労は続きます。紙もインクも彫刻刀もカッターも、文具店に行けば簡単に手に入るのに、それらが「ない」世界では、材料・道具を作るところから始めなきゃいけない…1冊の本に、これだけの技術と手間がかけられていると考えると、マインじゃなくても、本当に本が愛しいものに思えてきます。
     マインの世界はあくまでファンタジーで、現代に生きる私たちの周囲から本がなくなるなんて、考えたこともなかったけれど、電子書籍隆盛のこの時代、あと10年もすれば、本当に紙書籍が珍しいものになってしまうかもしれません。そうなったとき、マインのように一から本を作り出せるのか…第二部では、「ものづくり」の本質について問うと同時に、人と人との結び付きについても考えさせてくれます。本好きな人は勿論、読書が苦手な人にも読んでほしい珠玉の一冊です。

    • 13
  9. 評価:4.000 4.0

    紺子よ、イタすぎるぞ…

    「陳列棚に並んだこともない干物」←希少性爆上がり間違いなしの一点レアもの候補
    「マンモ挟めないわたしの胸」←将来的な型崩れの心配がなく、肩凝りの原因にもなりにくい
     紺子のこの自己肯定感の低さは、なんなんでしょう…一生懸命頑張っている割には、周囲に認められず、微妙にイタい女性をヒロインに据えた、白石さよ先生の意識改革生き直し物語です。
     あの赤門を有する最難関国立大卒の学歴をもつ、高身長なスレンダー美人とくれば、うん、確かに高嶺の花。多分、ちょっとは遠巻きにしたくなる。でも、人柄や親しみやすさ、そして、仕事の仕方で、相手の接し方は変わってくるよ。柔軟性、機動性に乏しい今の紺子の下では、正直モチベーション下がりそう(笑)
     でもこれ、紺子の育ち方を知れば、仕方がないとも思う。人の心の機微を学ぶ時間を与えられず、自己有用感も育てられず、ただ「正答」を証明することのみ求められた紺子の子ども時代…にも関わらず、これだけ感情豊かな(脳内限定ですが)女性に成長できたのは、やはり紺子自身の資質が優れているからじゃないかな。
     さあ、紺子よ、遅すぎた感はあるけれど、まだまだ手遅れではない!昨日の敵は今日の友(恋人?)、怜ニだって力を貸してくれる?!(多分)。たくさんの「人」に揉まれて、今こそイイ女に育ち直しだ!!

    • 12
  10. 評価:4.000 4.0

    マイ・フェア・レディ王子版

     最近では珍しい異世界転生ファンタジーではない設定、そして、王子様が全く王子様らしくない!ということで、ちょっと毛色の違う物語の始まりです。
     ただし、家族の情愛が全く欠けているという歪んだ世界観は、相変わらず。何をどうしてどうなれば、こんな人格的に欠損した兄や妹ができるの?教育のせい?それとも、たまたまみんな、サイコパス家系ってことですかい?主人公たちとの差を、より鮮烈にするための設定なのでしょうが、いつ読んでも気持ちのよいものではありません。
     見たところ、生意気殿下第2王子ジルは、根っこのところで父王にそっくり。ヤンチャな性格とか、髪色とか…そして、全体を俯瞰する能力も。スラムで育っていなければ、なかなか頼もしい王子様に成長していたはず。そのあたりの事情も、追々説明があるんだろうな。
     さて、目下の興味は、エリシアとジルに恋愛感情が生まれるかどうかということ。今のところ、教師と生徒、姉と弟という感じですが、それだけじゃ盛り上がらない!エリシア&ジルのざまぁ案件+ジルのマイ・フェア・レディ案件+二人の♡案件の揃い踏みで、このお話、もっと面白くなるはず。スッキリ展開を期待しています。

    • 12
全ての内容:★★★★☆ 11 - 20件目/全200件

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