Mayayaさんの投稿一覧

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141 - 150件目/全285件
  1. 評価:5.000 5.0

    必ず2作セットで!がオススメです

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     ヒロイン視点の本編に対して、ヒーロー視点のサイドストーリーを絡ませたものとしては、「フィフティ・オブ・グレイ」に対する「グレイ」が記憶に新しい。一見、その場をコントロールしているかに見えたヒーローが、実は結構必死だったとか、葛藤していたとか、より作品への理解が深まって、絶対両方読みたくなってしまう。
     こちらの「冷たい上司は本音を隠す」も、また然り。というか、「冷たい上司と嘘の恋」と「冷たい上司は本音を隠す」は、2作読んで、初めてこれらの作品のよさが分かると思う。
    「冷たい上司と嘘の恋」だけなら、なぜ皆川佑人が奈都に心奪われたのか、今ひとつ伝わらない。ヒロイン特権?絆された?ご都合主義?的な? うまく立ち回れない奈都に、苛立ちさえ感じるかも…。
    「冷たい上司は本音を隠す」だけなら、場面転換が唐突で、話が分かりにくい側面がある。そして、上から目線の皆川の傲慢さを、受け入れきれないのでは?
     お勧めの読み方は、「嘘恋」→「本音」→もう一度「嘘恋」 あるいは、2作を同時に開いて読み進める…(あ、電子では無理か…) きっと全てが腑に落ち、仕事人として、女性として、大きく成長した江藤奈都を祝福したくなると思う。星5を付けるなら、必ず2作セットで!という条件で。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    読めば読むほど味わい深く…?

     いろんな意味で、ヒロインミチコがダメダメ過ぎて、腹が立ってくる。で、話数が進めば、少しはスキルアップするのかなと思いきや、それもなし。口は悪いし、疑いすぎてイイ男逃しちゃうし、貯金はないし、さらには若くもないしで、ミチコさんの現状、目も当てられない。さすが「ダメな私」第1号です。
     個人的には「ダメな私」が、もう一人。それは、ヒーロー黒沢歩(通称主任)。この人も口が悪いし、横暴だけど、一番のダメダメは、兄の恋人を何年も想い続けて、拗らせまくっていること。せめて、お兄ちゃんや同棲相手に気付かれないように想えよ〜。ま、ミチコにバレるようだから、無理かぁ…。
     このダメダメコンビ、ホントに腹立つコンビなんだけど、二人の歯に絹着せぬ?丁々発止のやりとりが、たまらない。犬も食わぬ夫婦喧嘩?的な…破れ鍋に綴じ蓋とは、よく言ったもんだ。
     漫画の主人公として、好きになるポイントがほとんどなかった二人なのに、いつの間にか心をがっちり掴まれていた。毎日言いたいことを言い合って、食べたいものを食べて、そっかぁ、好きになるって、そんなもんだよな。等身大のダメ恋物語、付けたくないのに星5です。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    番外編もこっちでしょ!

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     初っ端から、胸が苦しくなるような展開。他の女の子とイタしているところを見ちゃったんだよ、せっかく旅行の約束をしたのに、他の女の子を優先しちゃったんだよ、弓弦を庇って、花、あんた殴られちゃったんだよ、就職するって言ってたのに、地方の大学の医学部に行くって、一人で決めちゃったんだよ、それなのになぜ、花は弓弦を想い続けることができたのか…刷り込み?おバカ?それとも、全ては愛の成せるわざ?あまりにも花の心が綺麗すぎて、弓弦も大変だったろうな。友達になれば癒されるだろうけれど、恋のライバルとなれば、最悪最強の敵!なんやかやで、ルカに勝ち目はなかった…。
     花と再会するまでの日々の中で、弓弦がしてきたことは、決して褒められたものではないし、認められることでもない。ただし、弓弦の両親、親戚たち、継母、昴の両親等、彼の周りに存在した大人たちの、なんと身勝手なことか。その中にあって、もっと酷い犯罪に手を染めたり、自ら死を選んだりしなかったのは、幼少期の母との、そして花とのあたたかい想い出が、心のどこかに残っていたからか。弓弦と花との決定的な違いは、大きな愛で見守ってくれる大人が、側にいてくれたかどうか。花の「与える愛」の源は、やっぱり花父だろうな。
     花と過ごす中で、弓弦が辿り着いた答えー「どこに生まれるかなんて 誰も誰にも選べない けどどうやって生きていくかは 全部自分のものだ」彼のような境遇で、この境地に辿り着ける子がどれだけいるのか…大人の責任は重い。そして、弓弦に花がいてくれて、本当に良かった。
     大学進学にあたって、二人が一度離れ離れになるラストには賛否両論。けれども、「いってきます」と言って花に微笑んだ弓弦の表情には、希望と信頼と、そして花への愛が見てとれた。もうこの二人は、何があっても大丈夫、そう思わせてくれるラストでした。だから、これはこれでアリかと…。
     一つ不満なのは、二人のその後を描いた番外編が、「センチメンタル キス」のほうにくっついていること。紙版は仕方がないにせよ、電子版くらいはこちらにくっつけても、よいんぢゃないですかぁ〜?

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    「緑陰の冠」を冠る者は?

     ヒロインのラン(本当はモブだけど)は、賢く、愛情深く、かわいいし、ヒーローのユスタフ(こちらは正真正銘の主人公)は、沈着冷静でクールなイケメン!今まで読んだ異世界転生ファンタジーものの中では、一番キャラクターデザインが好みです。特に、普段は無表情なユスが、ランがらみで時折見せる緩んだ表情…その微妙さがたまりません!そのうち、破顔一笑のユスを見ることができるのかな?
     正直なところ、設定は注釈の必要な専門用語?が多用されるなど、一度では把握しきれない感があります。が、あまり気にせず読んでも、面白さは十分伝わってくるので、大丈夫。粗探しをせず、ぐいぐい読むことをお勧めします。
    「緑陰の冠」…それは、最上級のエメラルドを配したラチア公爵夫人のティアラ。果たして、ランが「緑陰の祝福のあらんことを」と挨拶を交わす日がやってくるのでしょうか。そしてその隣で微笑んでいるのは、ユスなのでしょうか。血は繋がっていないとはいえ、義姉弟であることは、かなりの障害のはず。物語の「本当のヒロイン」の存在も気になるし…。けれども、ユス・ラン推しとしては、困難を乗り越えて、ぜひ二人一緒に幸せになってほしいと願っています。もちろん星5で、大応援です。

    • 13
  5. 評価:5.000 5.0

    普通な大人のピュア恋応援歌

    「大人の恋」というと、男女どちらかが(あるいはどちらも)非現実的にハイスペックだったり、カラダの関係とか後腐れがないとか、カッコつけだったりで、ワクワクするというより「疲れる」というイメージが強かった。漫画として楽しむ分にはよくても、実際にこうだっら、ドロ沼〜的な?でも、この漫画は違う!普通に真面目な子供たちが、普通に真面目な大人になって、普通に普通同士で恋をする…そんな普通の恋の物語です。
     学生の頃と違って、社内恋愛、勇気いるよね。失敗が許されない感じがしちゃうのは、常に「年齢」「立場」「結婚」がちらつくから?だからこそ、黒澤ー葵ペア、大島ー小津「ダブルケイ」ペア、坂本ー市川ペアの焦れ焦れキュンキュンがたまりません。なんぼ大きな会社か知らんけど、同じ会社内で、そうそう男女の修羅場を演じられたら、生産性落ちるじゃん。このくらいが、丁度良い。
     大人だからって、誰もがスマートに恋をできるわけじゃない。実際は、こんなモンでしょ?だから、カッコつけなくてもいいんだよ、そう背中を押してくれるような大人の恋の応援歌、星5超で激推しです。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    秘密の蓮くん???

     30歳の誕生日を迎えたヒロイン真奈美が、居酒屋で偶然?知り合った(多分年下)イケメン白浜蓮と、酔った勢いで婚姻届に記入(保証人も酔っていたぁ〜)、結婚生活を始めるという、何ともあり得ない話。それでも読み進めてしまったのは、画がタイプだったことと、真奈美の普通な性格に好感がもてたことと、何より蓮クンの秘密が気になって仕方がなかったから。この男、一筋縄ではいきそうにありません。
     それにしても蓮クン、君、いったい何者?真奈美より確実に若いはずなのに、おうちも車も超豪華、料理の腕前も確かだし、車の買い替えもOKの多分お金持ち?偶然を装っているけれど、これ絶対真奈美のこと、前から知っていたよね。そもそも婚姻届持ち歩いている時点で、怪しいし…。やっていることは、ストーカーっぽいけれど、真性のそれとは違う。真奈美自身は、フルネームを聞いても、全く記憶に引っ掛からないみたいだし、この男、やっぱり気になります。
     元カレの持ち物に異様に拒否反応を示したあたりと、蓮が真奈美をおんぶするあたりが伏線なのかな?婚姻届も、本当に役所に提出したかどうか、濁されているし…。けれども、彼がスパダリであることだけは間違いなさそうです。今のところ流されるままの真奈美ですが、本当の意味で蓮の気持ちに応えられるかどうか、蓮の腕の見せどころってことで、続きが楽しみです。現段階で、星5ですわ。

    • 14
  7. 評価:5.000 5.0

    これは続編・番外編するっきゃない!

     さすが柚樹ちひろ先生!短編なのに、読み応え十分。もじもじとドキドキとワクワクと胸キュンがふんだんに盛り込まれていて、読後感も爽やか、あ〜、あの日々に戻って、もう一度「先輩」と恋をしたいって思わせてくれる良作です。だからこそ、絶対続編でも番外編でもよいから、再登場を期待してしまうのです。
     だって、梓先輩の「梓」って、姓?それとも名前?多分、姓のほうだと思うけれど、じゃあ、下の名前は?ヒーローが半分名無しのままぢゃ、格好つかないでしょ。
     それから、せっかく梓先輩が気持ちを伝えてくれたのに、「お友達から…」って、世良ちゃん、それ引っ張り過ぎ、続きが気になるでしょーが!
     世良がマロウブルーだとしたら、梓先輩は一滴のレモン果汁、二人の化学変化が楽しみすぎて、色彩のイメージがどんどん広がる作品です。これで200ptは、絶対お買い得!短編として十分完成している作品ですが、続編、番外編も期待できる着地のさせかたが施されています。やっと恋人同士の入り口に立ったばかりの二人、願わくばこれから柚樹先生らしいイチャらぶを、たっぷり見せてくださいませませー。

    • 19
  8. 評価:5.000 5.0

    焦れ恋ペンタゴン

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     男女の頭数が同じ数ずつなら、きれいスッキリ収まるところに収まったかもしれないけれど、男3と女2、これはどうにも収まりがつかない…。郁磨派?怜久派?宏紀派? 南塔子先生は、どのあたりで瑛茉の相手を宏紀に決めたのかなと、ちょっとネタバレ、気になります。個人的には、
    郁磨…根っこのところでは、やっぱりこまちゃんのことが好きだから、早々に脱落。(瑛茉を泣かせたー)
    怜久…ビジュアル的には一番好み。が、ここまで女の子との軽い付き合いが多すぎた。ちょっとモヤる…。
    宏紀…一番ピュア、瑛茉ひと筋!他の女の手垢がついていないのは、素直に嬉しい。
    てなことで、瑛茉争奪戦?の勝者は、やっぱり宏紀に決まっていたのでしょうね。
     年下で、一番甘えん坊だった宏紀が、瑛茉を想うことによって、どんどんイイ男に成長していきます。立場逆転の瑛茉のデレも楽しいかも?瑛茉、宏紀を青田買い、よい買い物をしたねー♡

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    魔力<<<人間力

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     物語の登場人物は、それぞれにキャラ設定されており、元来それを受けて行動している。けれども、その登場人物たちが、実は自我をもっていたり、内面に葛藤を抱えていたりしたのなら…必ずしもゲーム制作者の思いどおりに、物語が動くわけではないだろうな。
     交通事故死した女子高生が、ゲーム内の悪役公爵令嬢に転生、バッドエンドを回避して今度こそ天寿を全うするために、いろいろ奮闘するラブ?コメディーだと、初めは思っていた。けれども、読み進めるうちに、気がついた。これは、人間を愛し、命を大切にしたい人が、願いを込めて考えた物語なのだと…。
     そもそも、主人公はなぜカタリナに転生できたのか…鍵は、前世での親友あっちゃん?人は、生物学上の死と、誰からも忘れ去られることで迎える死と、併せて2回死ぬと言われているが、誰かの強い想いで、「悪役令嬢カタリナ」が誕生したことは、想像に難くない。
     当のカタリナ、チート能力低めながら、転生前の庶民気質と平凡さ故に、貴族社会の柵に縛られることなく、人間対人間のふれあいで、仲間と友達を増やしていく…「普通」って凄い!まさに、人間力の勝利。
     乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」の未来は変わりつつある。そこには、カタリナだけでなく、カタリナを想う「誰か」の強い意思も感じられる。「人」が変われば、人生のカタチも変わる…それを信じて、この先もカタリナを見守っていきたい。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    極上騎士団副官も揺るぎない愛

     タイトルを見ても、出だしを読んでも、どう考えたって、セシリアとルディガーは絶賛両想い中でしょうに、何故にこの二人はくっついていないの?💢
     まず、セシリア。こんなにも強さと美しさ、そして、ひたむきさを兼ね備えたヒロインに出会うのは、久しぶり。使命感に縛られて、自分の気持ちを抑えがちなところ以外は、文句のつけようがないかも?
     そして、騎士団長ルディガー。イケメンハイスペックな上に、セシリアに対する思いやりのかけようは、どう考えたって「妹」の領域を超えている!
     これで、この二人が今現在くっついていないってことは、何か深い事情があるんだろうな…例えば、セシリアの兄セドリック絡みの何かとか?これは、絶対続きが気になります。
     単なる宮廷騎士恋愛モノではなく、ファンタジーやミステリーの要素もいろいろ含んでいるようで、今後の展開が楽しみです。けれども、間違いないのは、セシリアとルディガーが互いを想い合う揺るぎない愛。横恋慕令嬢や腹黒男子の魔の手をかいくぐりつつ、二人が愛を成就させてくれることを信じ、星5です。

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