Mayayaさんの投稿一覧

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141 - 150件目/全408件
  1. 評価:5.000 5.0

    ドタバタとシリアスとの二人三脚

     メインは、ヒロインアリアとヒーローユリウスの夫婦漫才、ユリウスのツッコミとアリアのボケ?いや、アリアは天然だった…。全体的にドタバタコメディーの体ですが、時々見せるユリウスのシリアスな表情に、ドキッとさせられます。この男、ゴミ男のふりをしているけれど、決してゴミなんかじゃないよね。
     そもそも、一国の皇太子ともなれば、縁談相手は他国の王女か、悪くても侯爵令嬢以上レベル。それが、全員両手を挙げて、自国の騎士団長との婚約を後押し?!パパ陛下が縮んだ理由やアリア自身の秘密も相まって、この婚約、ユリウスのアリアへの想い以上に、複雑な事情が隠されていそうです。
     とはいえ、タイトルにあるように、胸やけしそうなほどのアリアに対するユリウスの溺愛?かまってちゃん?っぷりは、全編通じて健在。あらゆる横槍も、軽くいなしていきそうで、そこは誰が絡んできても心配なさそうです。むしろ、一番の敵はアリアの頑なさ…今まで通じなかったのに、大丈夫なの?って感じ。
    「婚約」することで、初めて同じ目線に立った二人。これから、胸やけしそうなくらいのユリウスくんの猛アピール、たっぷりと楽しませていただきましょう(笑)

    • 102
  2. 評価:5.000 5.0

    徒然なるままに古今ぼく地球

     全話無料配信をきっかけに、再々度読み返しています。一度めは「花ゆめ」で、二度めはコミックスで、その間何度も読み返していたのですが、改めて電子で読み返してみると、また、新たな発見が…。連載開始当初と終盤とでは、画が随分変わっていったことには、リアルタイムで気付いていましたが、これほどだったとは!どちらかというと、「アクマくん」シリーズ寄りだったのですね。
     他にも、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌いながら?飛行するアダムスキー型円盤や、同性愛者の表現の違いなど、冒頭だけでも気付きがいっぱい!掘り起こしが楽しみです。
     それから、輪と亜梨子の年の差に、違和感を覚えていた当時の自分。女子のほうが10近く上って、正直あり得な〜いと思っていました、漫画の世界だから成立するのだろうと…。視野の狭さに、当時の自分を叱ってやりたい気分です。自分自身の価値観の変化にも驚かされます。
     壮大で、あまりにも壮大すぎて、この作品を読むにあたっては、それ相応の覚悟が必要です。それから、長くこのシリーズを続けてきたことによって、微妙に辻褄が合わないと感じたり、伏線が回収しきれていなかったり、違和感を覚えたりすることもあるかと思います。
     それでも、紫苑と木蓮の想いから始まり、輪と亜梨子に手渡され、蓮たちに引き継がれた地球への愛の物語…作者の日渡早紀先生の、人々への願いが込められたこの作品たちに、ぜひ触れてみてほしいと思うのです。「ぼく地球(ぼくたま)」シリーズ入門編、今更ですが星5で、絶賛お薦めです。もしかしたら、紫苑や木蓮の気配を、まわりを包む空気の中に、読後、感じられるようになるかもしれませんよ。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    ぶっ飛びゼウスと少年チェトの成長物語

     正調ギリシャ神話のエピソードを巧みに織り交ぜつつも、「もしも全知全能の神ゼウスが、少年の魂の中に取り込まれていたら」の体で、全く新しい「神話」が生まれました。
     正直ゼウスって、全知全能という割には浮気者で気分屋で、危ないおもちゃ(雷)を振り回す、困ったちゃんというイメージ。本作でも、期待を裏切らず傍若無人のヤンチャな神様として描かれています。ただし、封印されていた影響で、少年ゼウス?には力がない。普段は、主人公チェトの意識下にあり、必要に迫られて?出てくる感じ…今のところ、かなり残念な存在です。
     反面、チェトの成長には目を見張るものがある。彼は、親友ルガルを生き返らせるために、自分の中にゼウスが存在することを受け入れ、その復活を助けようとしますが、その行動の潔さとブレのなさには、清々しさを感じます。まるで王族、または為政者のようなものの見方…籠に入れられ、エジプト方面から流されてきたという彼の出自が気になります。
     果たしてチェトは、神々の妨害を乗り越えながら、見事ゼウスを復活させ、ハデスに預けられているルガルの魂を取り戻すことができるのか…彼の成長が、ゼウスの精神にも何かしら良い影響を与えてくれるのではと期待して止みません。
     それにしてもギリシャの神様方って、気まぐれで自己中で傍若無人。触らぬ神に祟りなしって、ほんとだね。

    • 4
  4. 評価:5.000 5.0

    執着昔馴染みとの溺愛結婚…かも?

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     タイトルは「優しい仇敵」←多分カナフを指している…「政略結婚」←多分狙いは、ユースピア一択!…ということで、「優しい執着昔馴染みとの溺愛結婚」に変更しては、いかがかと…。
     カナフは、アカイアの王女ユースピアと並び立つ資格を得るために、帝国の皇帝となった…けれども、ユースピアはそれを知らず、前世でアカイアを滅ぼした仇敵と、カナフのことを捉えている…今世の二人のすれ違いは、前世からの因縁が元となっています。二人とも陥れられただけなのにね。それでも、お互いのことを知るにつけ、どんどん心が近付いていく様子に、「このままつつがなく過ごしてくれ〜」と思わずにはいられません。
     ネックになるのは、二人が抱えている秘密。「結婚して幸せな家庭を築く」願いをもっているカナフに対して、ユースピアが抱えている秘密は、「守護者は子供を授かれない」では、カナフのほうは?タイムリープ回帰の謎を含めて、まだまだ秘密がありそうです。
    「もう怯えてばかりじゃいられないもの」1周目の後悔を糧に、強い心で立ち上がったユースピア。今生こそカナフと信頼しあって、腹黒王太子一派の陰謀を完膚なきまでに叩きのめし、破滅の運命に打ち勝ってくれることを信じています。そして、増えろよ増えろ、無料分〜♡

    • 92
  5. 評価:5.000 5.0

    次元を超えたやり直し婚の進む先は?

     よくある転生モノかと思っていたら、他作品とはちょっと趣向が違ってた!ヒーローを守って死んだヒロインが、二人して物語の世界の「シュテルン帝国」に転生したかと思ったら、ヒーローシエルは、元々こちらの世界の人間。何と「聖女綾香」に騙されて?日本に次元移動させられたとな…。あ〜、ここでも聖女は、ワルいヤツだった💢おまけにこの聖女は、元々日本人でゲームプレイヤー、かなり面倒くさい女です。まあ今回は、シエルが彼女の悪さを知っているから、その分アドバンテージがあるかな?
     ヒロインアイリン(優)が、シエルとの縁を切りたい理由…何となく分かる気がする。だって、本当に好きな人の前だと、どうしていいか分かんないもん。ほどほどに好きな人のほうが、よっぽど楽。そして、そのほどほどに好きな人から、大事にされるのなら、それで十分幸せ…ってことだよね?
     でもね、リン、あなたがシエルを守って死んだ後のシエルがどうなったか、あなたは知らない。多分あなたは、とても愛されていたんだよ。だから、どんな補正が働いたのか知らないけれど、せっかく与えられたやり直すチャンス、これを活かさない手はない!
     さあ、次元を越えて、拗れに拗れた拗れ婚、自己中聖女というお荷物はあるものの、そんなん傍にほっといて、シエルのリン(優)に対する償い行脚+溺愛攻勢を見せていただこうぢゃありませんか(笑)

    • 19
  6. 評価:5.000 5.0

    ここから始まる両想い

     普通の少女漫画は、お互いの距離を徐々に詰めつつ、両想いであることを確かめて…と、だいたい中・後半に、クライマックスがやってくる。でもこの作品は、早々にお互いの気持ちを確かめあっているので、その意味では、モヤモヤしなくて安心。解決すべきは、むぎの「敏感体質」ただ一点!
     二人は、徐々に慣らしていくことで、この「敏感体質」を何とかしようとしているし、別にそれがダメだとは思わないけれど、もし、日常生活に支障があるくらい「敏感」ならば、それって医療機関に相談すべきじゃない?衣服が素肌に触れても大丈夫で、人に触れられると敏感に感じるのなら、神経科かな?渚に打ち明けたのはよいとして、親にもきちんと話しているのか気になります。一人で悩んでいないで、専門機関に相談して、適切な対策をたててほしいかな。
     な〜んて言っちゃったら、身も蓋もないか…。やっぱり、そこは少女漫画、二人で悩みながら、困難を乗り越えていくところがいいんだよね。ということで、健康な欲望をもつDK渚よ、ここから始まる両想いは、実質君の本能と理性のせめぎ合いだ。どこまで我慢できるのか、お手並み拝見といきましょうか(笑)

    • 5
  7. 評価:5.000 5.0

    いつか、王子様が…

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     人の好みは千差万別、地味女子のどこがダメなのか、ほんっとよく分からないんだけど、まあ鈴乃の場合は、その自己肯定感低めからの〜努力系シンデレラストーリーだから、この設定でよいのかな。
     地味女子っていっても、村崎先生の描くヒロイン女子は、どう描いたって自分内好感度トップクラスで、可愛くないわけがない。そして、渡会瑞樹氏。ルックスは当然ど真ん中として、今回は佐倉伊織先生発の正統派ヒーロー、性格、背景とも全く隙なし、問題なしで、溺愛ルートまっしぐらです。
     一見、同じ会社で知り合ったように見える鈴乃と瑞樹ですが、実はその出会いは、幼い頃…その縁を繋いだ二人に死角なし!という感じです。多少横槍は入るものの、ドロドロは皆無、瑞樹がひたすら鈴乃に手を差し伸べ、鈴乃もその期待に応えながら、女性として、仕事人として、どんどん自信をつけていく…これが、シンデレラストーリーぢゃなかったら、一体何だっちゅーのっ!ただしこのシンデレラは、自分でもきちんと努力し、成果を挙げている、実働系シンデレラですがネ。
     ここまで大事にされるのなら、「俺だけ見てろよ」って言われるのも悪くない、そう思わせてくれる王道シンデレラストーリー、村崎&佐倉両先生がタッグを組んだ時点で、既に星5でした。

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  8. 評価:5.000 5.0

    元サヤじゃないけど、元サヤです!

     学生時代に恋した女の子(男の子も?)なら、誰しも一度は考えてことのある、ifもしも…。あのとき、付き合えていたらとか、大人になって、再会したらとか…だからこそ、同窓会って、ちょっとドキドキしちゃうんだよね。でも、このお話、同窓会なんてベタな再会じゃなくて、何と職場が一緒!!う〜ん、これはもう、アオハル時代をやり直すっきゃない!
     27歳同士だから、さぞかしドロドロするのだろうと、多少覚悟したのですが、絵柄同様ぜんっぜんそんなことない。さっぱり系の元カノが一人出てくるくらい?莉子に至っては、年齢=彼氏なし歴だから、初恋を拗らせてくれてありがとうで、とっても爽やかに読み進められます。
     27歳のそれなりに地位を確立した社会人同士なのだから、付き合い方も高校時代と変わったって構わないはずなのに、この二人、まるで高校時代のやり直し(精神的に)、そこがいい!あ〜、こんなふうに再会して、もう一度恋ができたらなあというシチュ、てんこ盛りです。
     両片想いだったから、元サヤとはいえないけれど、それでも最高の元サヤもの、これ、ファンタジーだよ、ファンタジー。キュン必至、最高評価の星5で、オススメです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    強引グ My way 光顕くん!

     いやはや、お育ちがよいというか、お坊ちゃまというか、のー天気というか…光顕くん、勝手にちょっと突っ走り過ぎです。いくら、騙されて?連れられて来たお見合いの席だとしても、相手のあることだから、アレは絶対ダメ!社会人、失格です!社長、大失格です!!正直、途中からよく盛り返したよ。強引グMy way が、たまたま良い方に働いたのと、まあ、相手が綾把だったからかねぇ。
     でも、第一印象&第二印象が、ど最低レベルからのスタートだったから、そこからの加点は、むしろ楽だった。こんなに上手くいくわけないだろうと突っ込みつつも、光顕ペースのテンポ良いやりとりに、ついつい絆されてしまいます。それにしても、ヒーロー光顕メンタル最強!あれだけ失礼をした相手に、「偽装婚約」もちかけて、挙げ句の果てに、結婚にまでもちこむとわ…うん、できすぎです!
     おっとり控えめな中にも芯のある綾把は、このお話のヒロインとして、とっても魅力的。そして、それと並ぶのが、ヒーロー光顕の、周囲を巻き込む推進力。この二人のノリツッコミな会話は、かなり楽しめます。お見合いから始まるできすぎ婚、もとい溺甘婚も、もしかしてアリ?と思わせてくれる夢のあるお話、ちょい甘めに星5かな?

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  10. 評価:5.000 5.0

    モヤモヤがないっ!(今のところ)

     何だ何だ、一体何が起こっているんだ?っていうくらい、ヒロインすみれにとって、美味しい流れ続き…。すみれよ、前世でどんな徳を積んだのだ?理由も告げられず、前職をあっさり解雇されたまでは悲惨だったけれど(個人営業主だったら、そういうこともあるか)、その後は、恐ろしいほどのキュンとラッキーとドキッのシャンパンタワー!すべて、流星クンの仕掛けです。
     すみれは、決して「できる」女ではないけれど、夢に向かってひたむきに努力できる、そのポテンシャルがいい。そして、コスメ大好きで、メイクで人を幸せにしたいと思っている。きっとそこが、流星の心の琴線にも触れたんだろうね。
     ヒーロー流星は、そんなすみれを尊重しつつ、メイクアップアーチストとして、さりげなく導いている…ん?いったいどっちが、大人?あ、先に業界に入ったほうが、先輩かぁ〜。
     こんな二人の関係は、あり得ないくらい?ハッピーで、建設的で、ここまでは、安心して読むことができました。仲月先生が、メイクの力を借りて、登場人物の女性たちを、可愛く美しく変身させていく画力も、推しポイントです。このまま、夢に向かって仕事も恋も頑張る二人を、ずっと安全安心に応援していきたいので、作者せんせー、くれぐれもこの先、拗れる展開にもっていかないでくださりませませ〜。

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