Mayayaさんの投稿一覧

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111 - 120件目/全384件
  1. 評価:5.000 5.0

    「蜜愛婚」コンビ再び

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    「蜜愛婚」コンビ再び!ってことで、それだけでもう、期待値爆上がりです!!
     白石先生が創るヒーローって、何でも器用にこなすハイスペ男子って設定なのに、なぜかヒロインに対してだけは、超絶不器用。大事な気持ちを言葉で伝えようとせず、全て自分の判断で、よいつもりで事を運ぼうとするから、拗れまくるんだよね。
     今作のヒーロー青山享祐も、多分その類。真雪から一途な想いを向けられていることに気付きながら、大人として中学生に手を出すわけにはいかない?彼女の将来の選択肢を奪いたくない?自分自身、後継者として、まだまだ学ぶことが多かった?なんやよう知らんけれど、もっともらしい理由で自分を納得させて、真雪と線引きをした…というあたりなのでしょう。
     ただし、大人の男性なら、真雪の気持ちをきちんと受け止めた上で、正しく突き放すべきでした。結局、他の女性を利用して、真雪と間を置いたあの頃の享祐は、未熟なお子ちゃま以外の何者でもありません。
     だから真雪には、そんなんでトラウマになんかなっていないで、今の彼女の魅力全開で、享祐を全力で後悔させて欲しい…密かにそんな野望を抱いています。
    「青山課長は優しくない」?突き放すことが、本当の優しさだった…な〜んて、バカなことをいうつもりはないでしょうが、享祐が、再び彼女の心を取り戻すために、右往左往してくれることを期待して、星5です。(あ〜あ、私も大概歪んでるなぁ…)

    • 76
  2. 評価:5.000 5.0

    意外と骨太の異世界社会派ファンタジー

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     ラプンツェルの如く、塔から出ることを許されなかった少年ディートフリートが、ヒロインアシュリーの教育によって視野を広げ、ついでに恋も…というのが、ざっくりしたあらすじ。でも髪の色が、金髪から燻んだ煉瓦色に変わったのは、塔に閉じ込められていたディートフリートではなく、魔力のないアシュリーのほう…教師と生徒という関係以上に、因縁のある二人のようです。
     魔力が強すぎるが故に放置され、不信感の塊だったディートフリートが、アシュリーによって徐々に心を開き、世の中に目を向けていく過程は素敵ですが、やはり特筆すべきは、アシュリーの健気さと教育者としての素晴らしさ。彼女自身、差別されながら育ってきているので、困っている生徒がいると、躊躇なく手を差し伸べます、それこそ、自分のことは二の次にして…。そこが、ディートフリートにしても、読者にしても、どうにもじれったいところですが、ま、何があってもディー君がブレないので、安心です。
     二人がお互いの気持ちを確かめ合う中で、魔力至上主義社会の歪みに気付いていく過程は、意外と社会派漫画の様相も?憲法の下で、基本的人権の尊重や職業選択の自由を、当たり前のように保障されている日本は、思っている以上に良い国なのかもしれません。
     意外と骨太の、そして、期待以上に一途愛ダダ漏れの異世界社会派ファンタジー、もちろん星5超でお薦めです。

    • 35
  3. 評価:5.000 5.0

    元獣医無双の痛快もふもふ物語

     転生悪役令嬢追放され設定からのスタートですが、それにしても、ヒロインルナの無双っぷりときたら、半端ない。前世獣医の知識を活かして大活躍!までは、まあ想定の範囲内として、動物たちと話せる?やりこんでいたオンラインゲームのスキルを発動できる?神獣の加護を得られる?聖王妃の生まれ変わり??!その上、動物大好きで、命を大切さを知っているのだから、獣人の王子アレクファートが彼女を好きにならないはずがない…もう、ヒロインルナ、最強です!
     危機に陥る度に、その上をいくチート能力が発動されたり、加護が与えられたりするので、悪役が多く出てくる割には、全くイライラせず読み進められるところが、おすすめポイント。たくさん登場する「動物たち」(←神獣、聖獣、イーグルドラゴンetc…)も魅力的だし、物語が進むに従って、ルナがどんどん綺麗になっていくのも見どころです。まさに天下無双の痛快もふもふストーリー、安全安心の星5で、推せます!

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    雨降って地固まり、一難去ってまた一難

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     ベストエンドで暗殺、ノーマルエンドで毒殺、バッドエンドで刺殺…どう転んでも破滅ルート真っしぐら、これが「ヒロイン」フェリシアの運命でした。となりゃ、全力で回避するしかない!ってことで、彼女の孤軍奮闘が始まります。
     なぜ、孤軍奮闘かというと、グランカルストの第二王女ながら、側室腹の彼女には、味方が全くいない。腹違いの兄弟たちからは、嫌がらせをされるだけではなく、毒まで盛られる始末。それでも、逞しく生き抜き、「毒」を制するようになったフェリシアは、ヒロインとして推せる輝きをもっています。兄王アイゼンは、実は彼女を守るツンデレシスコンだったという裏事情も、後々分かってくるしね。
     一方、ヒーローウィリアムは、これまた稀に見る腹黒鬼畜言いたい放題王太子。「私は今 馬と話しているのかな それとも鹿かな」等々、ウィリアム名言集を作りたいくらい。そんな彼が、フェリシアだけには無類のヤンデレぶりを発揮するので、その秘密を知るべく、読者は物語の世界に、ぐいぐい引き込まれていきます。
     ストーリーは、雨降って地固まり、一難去ってまた一難の連続。せっかく結婚まで漕ぎつけたのに、側室志望が名乗りをあげるなど、なかなか平穏無事にとはいかない模様。でも、フェリシア一択の腹黒ヤンデレウィリアムに任せておけば、まず大丈夫でしょう。全ての破滅フラグをへし折って、1日も早く、正真正銘のハッピーエンドを迎えることを期待しています。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    みにあまる彼女

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     恋愛経験ゼロどころか、初恋さえも自覚したことのないいろは…恋愛上級者である春希の「愛が重すぎる」アタックを華麗にスーパーセーブ、まさに「みにあまる彼女」って感じです。
     春希は、自分でも言っているように「付き合ってからスイッチ入ったりする」タイプ。だから、いろはに対しても、そんな入りでした。それが、いろはを知るにつけ、どんどん彼女にのめり込み、溺愛していく…そのヤンデレぶりが、楽しいです。
     いろはは恋を知らなかっただけあって、あざとい駆け引きなどできるわけもなく、思い立ったら即行動タイプ。そこが、いろいろ抑圧され、ヤンデレ気質を育ててきた春希にとって、新鮮かつツボにハマったんだろうな。春希の重い愛のツッコミを、無自覚でスルーするいろはのボケは、まさに夫婦漫才ですわ。
     いろはにとって春希は「みにあまる彼氏」だったけれど、春希にとってもいろはは「みにあまる彼女」。付き合ってからスイッチの入った二人、実は、唯一無二の存在同士だったというオチです。少なくとも、いろはの18歳の誕生日(高校在学中)に、婚姻届を出しちゃうくらいには(言い出しっぺはいろは笑)。
     青春のドキドキ、イライラ、もやもや、きゅんきゅんが、たっぷり詰まったこのお話、星も5個詰めて、超おススメです。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    ドタバタとシリアスとの二人三脚

     メインは、ヒロインアリアとヒーローユリウスの夫婦漫才、ユリウスのツッコミとアリアのボケ?いや、アリアは天然だった…。全体的にドタバタコメディーの体ですが、時々見せるユリウスのシリアスな表情に、ドキッとさせられます。この男、ゴミ男のふりをしているけれど、決してゴミなんかじゃないよね。
     そもそも、一国の皇太子ともなれば、縁談相手は他国の王女か、悪くても侯爵令嬢以上レベル。それが、全員両手を挙げて、自国の騎士団長との婚約を後押し?!パパ陛下が縮んだ理由やアリア自身の秘密も相まって、この婚約、ユリウスのアリアへの想い以上に、複雑な事情が隠されていそうです。
     とはいえ、タイトルにあるように、胸やけしそうなほどのアリアに対するユリウスの溺愛?かまってちゃん?っぷりは、全編通じて健在。あらゆる横槍も、軽くいなしていきそうで、そこは誰が絡んできても心配なさそうです。むしろ、一番の敵はアリアの頑なさ…今まで通じなかったのに、大丈夫なの?って感じ。
    「婚約」することで、初めて同じ目線に立った二人。これから、胸やけしそうなくらいのユリウスくんの猛アピール、たっぷりと楽しませていただきましょう(笑)

    • 82
  7. 評価:5.000 5.0

    徒然なるままに古今ぼく地球

     全話無料配信をきっかけに、再々度読み返しています。一度めは「花ゆめ」で、二度めはコミックスで、その間何度も読み返していたのですが、改めて電子で読み返してみると、また、新たな発見が…。連載開始当初と終盤とでは、画が随分変わっていったことには、リアルタイムで気付いていましたが、これほどだったとは!どちらかというと、「アクマくん」シリーズ寄りだったのですね。
     他にも、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌いながら?飛行するアダムスキー型円盤や、同性愛者の表現の違いなど、冒頭だけでも気付きがいっぱい!掘り起こしが楽しみです。
     それから、輪と亜梨子の年の差に、違和感を覚えていた当時の自分。女子のほうが10近く上って、正直あり得な〜いと思っていました、漫画の世界だから成立するのだろうと…。視野の狭さに、当時の自分を叱ってやりたい気分です。自分自身の価値観の変化にも驚かされます。
     壮大で、あまりにも壮大すぎて、この作品を読むにあたっては、それ相応の覚悟が必要です。それから、長くこのシリーズを続けてきたことによって、微妙に辻褄が合わないと感じたり、伏線が回収しきれていなかったり、違和感を覚えたりすることもあるかと思います。
     それでも、紫苑と木蓮の想いから始まり、輪と亜梨子に手渡され、蓮たちに引き継がれた地球への愛の物語…作者の日渡早紀先生の、人々への願いが込められたこの作品たちに、ぜひ触れてみてほしいと思うのです。「ぼく地球(ぼくたま)」シリーズ入門編、今更ですが星5で、絶賛お薦めです。もしかしたら、紫苑や木蓮の気配を、まわりを包む空気の中に、読後、感じられるようになるかもしれませんよ。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    ぶっ飛びゼウスと少年チェトの成長物語

     正調ギリシャ神話のエピソードを巧みに織り交ぜつつも、「もしも全知全能の神ゼウスが、少年の魂の中に取り込まれていたら」の体で、全く新しい「神話」が生まれました。
     正直ゼウスって、全知全能という割には浮気者で気分屋で、危ないおもちゃ(雷)を振り回す、困ったちゃんというイメージ。本作でも、期待を裏切らず傍若無人のヤンチャな神様として描かれています。ただし、封印されていた影響で、少年ゼウス?には力がない。普段は、主人公チェトの意識下にあり、必要に迫られて?出てくる感じ…今のところ、かなり残念な存在です。
     反面、チェトの成長には目を見張るものがある。彼は、親友ルガルを生き返らせるために、自分の中にゼウスが存在することを受け入れ、その復活を助けようとしますが、その行動の潔さとブレのなさには、清々しさを感じます。まるで王族、または為政者のようなものの見方…籠に入れられ、エジプト方面から流されてきたという彼の出自が気になります。
     果たしてチェトは、神々の妨害を乗り越えながら、見事ゼウスを復活させ、ハデスに預けられているルガルの魂を取り戻すことができるのか…彼の成長が、ゼウスの精神にも何かしら良い影響を与えてくれるのではと期待して止みません。
     それにしてもギリシャの神様方って、気まぐれで自己中で傍若無人。触らぬ神に祟りなしって、ほんとだね。

    • 4
  9. 評価:5.000 5.0

    執着昔馴染みとの溺愛結婚…かも?

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     タイトルは「優しい仇敵」←多分カナフを指している…「政略結婚」←多分狙いは、ユースピア一択!…ということで、「優しい執着昔馴染みとの溺愛結婚」に変更しては、いかがかと…。
     カナフは、アカイアの王女ユースピアと並び立つ資格を得るために、帝国の皇帝となった…けれども、ユースピアはそれを知らず、前世でアカイアを滅ぼした仇敵と、カナフのことを捉えている…今世の二人のすれ違いは、前世からの因縁が元となっています。二人とも陥れられただけなのにね。それでも、お互いのことを知るにつけ、どんどん心が近付いていく様子に、「このままつつがなく過ごしてくれ〜」と思わずにはいられません。
     ネックになるのは、二人が抱えている秘密。「結婚して幸せな家庭を築く」願いをもっているカナフに対して、ユースピアが抱えている秘密は、「守護者は子供を授かれない」では、カナフのほうは?タイムリープ回帰の謎を含めて、まだまだ秘密がありそうです。
    「もう怯えてばかりじゃいられないもの」1周目の後悔を糧に、強い心で立ち上がったユースピア。今生こそカナフと信頼しあって、腹黒王太子一派の陰謀を完膚なきまでに叩きのめし、破滅の運命に打ち勝ってくれることを信じています。そして、増えろよ増えろ、無料分〜♡

    • 89
  10. 評価:5.000 5.0

    次元を超えたやり直し婚の進む先は?

     よくある転生モノかと思っていたら、他作品とはちょっと趣向が違ってた!ヒーローを守って死んだヒロインが、二人して物語の世界の「シュテルン帝国」に転生したかと思ったら、ヒーローシエルは、元々こちらの世界の人間。何と「聖女綾香」に騙されて?日本に次元移動させられたとな…。あ〜、ここでも聖女は、ワルいヤツだった💢おまけにこの聖女は、元々日本人でゲームプレイヤー、かなり面倒くさい女です。まあ今回は、シエルが彼女の悪さを知っているから、その分アドバンテージがあるかな?
     ヒロインアイリン(優)が、シエルとの縁を切りたい理由…何となく分かる気がする。だって、本当に好きな人の前だと、どうしていいか分かんないもん。ほどほどに好きな人のほうが、よっぽど楽。そして、そのほどほどに好きな人から、大事にされるのなら、それで十分幸せ…ってことだよね?
     でもね、リン、あなたがシエルを守って死んだ後のシエルがどうなったか、あなたは知らない。多分あなたは、とても愛されていたんだよ。だから、どんな補正が働いたのか知らないけれど、せっかく与えられたやり直すチャンス、これを活かさない手はない!
     さあ、次元を越えて、拗れに拗れた拗れ婚、自己中聖女というお荷物はあるものの、そんなん傍にほっといて、シエルのリン(優)に対する償い行脚+溺愛攻勢を見せていただこうぢゃありませんか(笑)

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