Mayayaさんの投稿一覧

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101 - 110件目/全384件
  1. 評価:5.000 5.0

    暴風雪閣下の裏の顔?!

     原作が江本マシメサ先生なら、考証はしっかりしているんだろうなぁと思いつつ、社交話術に失敗したくらいで、公爵家が伯爵家を潰す?!ヒロインミラベル、畏れ過ぎよ〜(笑)と思ってしまう、世界史知らずです。伯爵令嬢と伯爵家令嬢の違いも、ここで初めて認識したもんねー。
     マシメサ先生作の安心できるところは、基本悪人が登場しない(悪役はいても!)人物設定。普通なら、ヒロインの従姉アナベルが、とんでもない悪人という立ち位置だけれど、至って彼女も普通の人…まあ、多少は気が強くて、物事を思いどおりに運ぼうとして、周りを振り回す傾向はあるにせよ…です。婚約者代理の件だって、ミラベルも納得?の上で引き受けているのだから、被害者には当てはまらない。だから、無用なストレスがたまらず、物語の展開だけを純粋に楽しめるところが、推しポイントなのです。
     とはいえ、デュワリエ公爵ヴァンサンさま、見事この二人を見分けられるのかな?察するところ、ミラベルの愛する宝飾品ブランド?デザイナー?”エール“とも、すっごく関係あるみたいだし…。暴風雪閣下ヴァンサンと伯爵(家)令嬢ミラベル、「おもしれー女作戦」が見事成功して、代理生活を抜け出せますよう、お祈り申し上げております。

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    猫的溺愛物語の予感

     猫って、家に付くって聞くけれど、この黒猫東雲夜は、明らかにヒロイン結衣憑き。自分にとって、居心地のよい環境を整えてくれるっていうのが、大きな要因らしいけれど、どうもそれだけではなさそう。「顧客と家事代行の関係、それ以上でもそれ以下でもない」と線引きしようとする結衣に対して、「それ以上」の「付き合う」関係を容認させてしまう手口は、まさに気まぐれ猫そのもの。この男、まさに「漆黒」という言葉がぴったりの、美しき腹黒?猫です。
     対する結衣は、自分が尽くすことで喜びを感じる、尽くし系女子の傾向あり。猫が苦手なのも、受け入れて貰えなかった経験が、根っこにあるらしいけれど、本当にそれだけかな。明るくポジティブに見えつつ、どこか不安を抱えて迷っている、不器用な女性が見え隠れします。
     お金を持ち逃げした結衣の元カレや、まだ存在の確認されていない夜の元カノ、仕事を理由に迫ってくる輩など、不安要素はいろいろありますが、それでもタイトルの「溺愛」に、自分は縋りたい(笑)ちょっと重めなヒーローが続いていたひいろ先生の、ちょっと軽めな溺愛テイストじゃれ愛物語、星5でお薦めです。

    • 21
  3. 評価:5.000 5.0

    タロットの分だけ、特殊能力発動?

     他の逆行令嬢ものと同様、プロローグは胸の悪くなるような顛末。ただ、ほぼ1話で、その胸◯設定が終わり、直ぐにヒロイン側が攻勢に転じるので、ストレスを感じるのも一瞬です。
     なぜなら、3年前まで逆行したフィーリの、賢いこと、冷徹なこと、自信に溢れていること…。失敗は成功の母とは、よく言ったもんだ。アーティファクトに選ばれ、その化身のノルンという味方を得たヒロインフィーリ、この時点で、まさに天下無双です。
     ルトゥーナ家の正当な血筋も彼女ということで、婿養子の毒父、毒異母妹は、既に蚊帳の外?エセ婚約者の第一王子テリオスだけは、ちょっと面倒くさそうだけれど、それでもアドバンテージはフィーリ側にありそう。第二王子アステールも彼女の味方となって、倍返しの準備は整いました。
     タロットカードの分だけ、特殊能力を発動しそうな勢い。フィーリが、個性豊かなカードたちを駆使しながら、天下無双の運命を切り拓いて行く展開を期待し、星5です。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    なぜ28歳で止めなかった?(涙)

     異世界年齢逆転モノは、大好物♡大体は、少年だったヒーローが成長し、ヒロインと釣り合いがとれるようになるあたりで、物語が動き出すパターン。でも、この作品は、ヒロインの年齢をはるかに?上回って、何と40歳!!なぜ、28歳で止めなかった?(涙)28歳のルイくん、カッコよかったのにー(涙)もう一度、時間巻き戻せないのっ?!と、28歳ルイ推しとしては、痛恨の極みです…。
     このすれ違い、全て異世界と地球との時間のゆがみのせい。ルウィードにしてみれば、何十年もかけて気持ちを育ててきたのに、朱音にしてみれば、ほんの2年と数か月…ましてや、ルウィードが恋愛対象年齢になってから会ったのは、何回?そりゃ、無理だわ〜、ルイくん、焦り過ぎ!っつーか、タイミングがズレてたね…。
     かくして、40歳イケおじヒーロー、爆誕!という流れですが、うん、これはこれで、良かったのかも。ルウィードさま、現代日本の40男には、なかなか見られない渋みと色気があって、眼福です。この外見、この設定で、朱音ひと筋というのなら、この先も、もう読むしかありません。時空を超えた国際結婚、もとい異次元間結婚物語、星5でお薦めです。

    • 69
  5. 評価:5.000 5.0

    二転三転、隠しダマ多し(笑)

     愛人もちの国王ジークハルトの元に輿入れした、王女ロイスリーネ。祝福持ちの魔女の娘であるにも関わらず、魔法が使えない彼女は、やがて城での軟禁生活に嫌気がさして、お城の外でアルバイトを始めた?!…と、ここまでは、既出のお話をごちゃ混ぜにしたような、よくある設定。そのまま話が進むのかと思いきや、二重三重のどんでん返し、さらにいろんな要素をぶっ込んでキターーーッで、複雑異世界ファンタジーの出来上がりです。
     では、どんなどんでん返しかというと…
    ①添い寝にやって来るするうさぎ←わざわざタイトルに含まれているくらいだから、その正体は?
    ②リーネがアルバイト先で親しくする人々←えっ、実はあの人(たち)が…!
    ③王宮の一室に軟禁状態のロイスリーネ王妃←閉じ込め方にも程がある!
    ④ジークフリートの愛人ミレイ←誰もその姿を見たことがない…
    ⑤魔法使いでも魔女でも祝福持ちでもないロイスリーネ王女←本人にも知らされていない、凄い秘密が…
     ネタバレ後に読み返してみると、納得!の伏線です。一応、ジークハルトの名誉のために言っておくと、彼は決して不誠実なヒーローではありませんので、ご安心を。配信分までは、結構ジークハルトが頑張っていたけれど、ここから先は、リーネの真骨頂?数多の陰謀に打ち勝って、早く二人のlove×2モードを見せてほしいと思います。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    回帰したヒロインは、ヒーローを救えるのか

     まず、ヒーローのイアンの落差にびっくり!戦争で傷を負う前の、男らしく自信に満ちたイアンと、マデリン回帰直前の、絶望に満ちたイアンとでは、本当に同一人物?ってくらい違います。あれだけ順風満帆だった男性が、心身ともに傷を負って、全てが変わってしまったのだから、妻のマデリンに心をさらけ出せなかったとしても、仕方のないことだったのでしょう。妻を愛し過ぎた故の、イアンの悲劇かとも思えます。
     だからこそ、回帰によって二度目のチャンスを与えられたマデリンには、自分を取り巻く人々へも手を差し伸べる勇気をもってほしい。イアンに苦しめられた?不倫の汚名を着せられた?結果的に、命を奪われた?それらは全て、回帰前の「未来」のイアンから受けた仕打ちであって、目の前に存在しているイアンの行動ではないはず。「関わらない」ことで、自分だけを守ろうとするのではなく、これから変えられるかもしれない、よりよい未来に目を向ける…それこそ回帰ものヒロインの真骨頂でしょ?
     序盤は、「仮面ライダー牙」のように、現在と過去とを行ったり来たりの構成なので、一瞬混乱しますが、マデリンの髪型とイアンの風貌で見分けがつきますので、ご安心を。回帰したヒロインは、ヒーローを救えるのか…続きが気になる作品が、また一つ増えました。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    期待以上、想像の斜め上行くおもしろさ!

     転生ー曰く付きの出生ー虐待ー運命のターニングポイントー皇族ー新しい家族ー発現する能力ー溺愛ー大団円…って、ざっと要約すると、こんな感じ?この頃は、「転生・虐待・溺愛」の三要素を入れときゃ、何とか読んでもらえる。本作のスタートも、そんな感じでした。
     ただしこちらの作品、双子のアルヘン、アリエン兄妹のダブル主演にしたところが、よかった。二人で悩み、二人で喜び合うことによって、より主人公たちの心情が、浮き彫りになったと思います。特に前半、実母ルラヘルからの虐待によって傷付いた二人が、父皇帝や兄たちの働きかけで、少しずつ心の傷を癒していく様子は、読み応えがありました。
     後半は、打って変わっての天下無双の皇子皇女ライフ、スカッと読めること間違いなしです。困ったことがあっても、三人のお兄様方と、3体+1の守護者と、ラスボスおとーさま皇帝が、控えているんですもの…(笑)。後々、アリエンに主役がシフトした?と感じられる場面が増えますが、ま、彼女も恋したくなるお年頃。意外な人?物と、心を通わせるというオチもご愛嬌で、その勢いで外伝まで楽しめます。初めはパッとしなくても、読む進めるにつれて、どんどん面白くなっていく星5作品、絶対おすすめです。
     ところで、双子ちゃんたち、「私生児」扱いだけれど、正確にはルラヘルと皇帝の「クローン」っていう気がするけどなぁ…。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    ギルバート様のご尊顔がコワい…(笑)

     モノクロ版のカラー扉絵が、抑えた色調で、それがこの物語の雰囲気に合っていたので、フルカラー化は如何なものかと、ちょっと身構えましたが、思いの外よくまとまっていて、まずはひと安心。この水準を保ったまま、残りの話数も完走してほしいと願っています。
     それにしても、カラー化で笑っちゃったのは、ギルバート様の厳しいお顔が、モノクロ版に輪をかけて、厳しく描かれちゃっていること。元々、33歳という年齢以上に老けて見えてしまっていたのに、カラー化で一層コワい雰囲気に…。確かにこれじゃ、冷酷辺境伯だわ(笑)シェリルの微妙な髪色の感じも、上手く表現されていて、このレベルでモノクロ版と同じ50ptなら、未購入の皆様にとっては、結構お買い得かも…?
     この先シェリルは、辺境伯家の面々に支えられて、どんどん明るく、強く、美しくなっていくはずだし、ヘタレギルバート様も、心を開いて溺愛ルートに入っていくはず。それがフルカラーで見られるなら、こんなに嬉しいことはありません。願わくば、早くモノクロ版に追いつき、そして、追い越しますように…。

    • 7
  9. 評価:5.000 5.0

    何故そこにオルガさま?

     魔法にしか興味のないオルガ様、25歳超でファーストkissということは、当然その先も未経験?!その彼が「責任をとれ」と迫ってくるなんて、マリエル、これは超掘り出しもの!!この提案、のるっきゃない!(笑)
     そもそも、転ばぬ先の杖的に行動していたマリエルなのに、転んだ先に何故オルガさまっ?てあたり、ちょっと笑ってしまう。それも含めて、50pt×4話は、ちょうどいい感じにまとめられていて、お手頃価格で(できれば40pt×4話くらいがもっと嬉しいけれど)、おまけに作者先生の画力が素晴らしくて、これは、オルガ様同様超掘り出し物。
     災い転じて福と為すを、そのまま体現したようなマリエルの大逆転物語?星5でオススメです!

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    二番煎じぢゃありません

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    「いつわりの愛」と比較して、キャラクター設定が似ている?そう言われましても、あちらは原作者さんあってのストーリー展開ですし…。ヒーロー、ヒロインの顔が同じ?そりゃ、一番魅力的に見えるキャラって、同じようなデザインになっちゃうから…。大ヒット作を生み出した後の、次の作品に向けられる世間の目の、何と熱く、厳しいことよ。何十年経っても完結に至らない、あの作品やこの作品の作者さんの胸中、お察し申し上げます。
     それにしても、この時代の女性の「選択できない」立ち位置については、いつも焦りを感じます。借金?←相続放棄するし。親戚宅で下働き?←労働に見合った賃金を貰えないなら、転職するし。従妹からのいじめ、パワハラ?←証拠を集めて訴えてやるし。結婚・出産←したきゃするし、したくなきゃしないし。女性を護るためのシェルター、生活保護、職業訓練、奨学制度等、様々な選択肢がある現代と比較して、寧々の生きた時代は、「身売り」か「結婚」。現代の“当たり前”は、決して当たり前ではないと、改めて感じます。
     こんな価値観の中で育った、ましてや結婚は家同士のものであった時代に、「子づくり」が目的で始まった鮫島と寧々の結婚。単なる溺愛モノ(後半)で終わるのか、それとも、一個人としての寧々の成長を、応援する筋書きになっていくのか、興味は尽きません。
     とはいえ、予定調和、安全安心ストーリーは大好物。千代子一家がざまぁされて、小梅子が幸せになって、旦那さまが過去を振り払って、寧々が愛されまくるという展開に、全く異議はございません。ヒロイン寧々は、誰の幸せを願うのでしょうか…ケイタ先生、期待しております!

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