Mayayaさんの投稿一覧

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91 - 100件目/全309件
  1. 評価:4.000 4.0

    いかにも韓流風ファミリー呪縛コメディ?

    「日常生活可能ですか?」…略称「日生可」誰かへの問いかけではなくて、ウェブ上のコミュニティ名が、タイトルになっていたと気付くまで、暫くかかりました。結構初期の方で、ネタバレしていたにも関わらず、です。そのくらい「10学徒」や「おかあ」など、ふざけた名前が登場する訳の分からないやり取りの場面と、「真」や「百合子」が登場する現実場面とが交錯して、最初の頃は読むのに必死、いくら無料分が多くても、こりゃあかんわ〜と、何度挫折しそうになったことか…。
     ただし、慣れてくると、そして元ネタが日本ではなく、お隣の国のものだと割り切ると、このややこしや〜のお話も、それなりにワクワクしたものに変化してくるから、不思議。おまけに、財閥の御曹司とお嬢様の、単なる駆け引きだけかと思っていたら、百合子の出生の秘密なんぞが絡んできて、なかなかハードな内容に…。最後のほうでは、登場人物に関する見方が一変するようなエピソードも暴露されて、まさに「日常生活可能ですか?」と、問いたくなる状況…それでも、ハピエンに収めてしまうから、キムチの国のパワーは、並大抵ではありません。
     それにしても、「10学徒」の衣装や、登場する地名の位置関係が不自然なことや、結婚しても当たり前のように別姓なことなど、どこからどう読んでもお隣の国仕様なのに、無理して舞台を日本に置き換える必要、あったのかしらん???

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    養護教諭かーい

     ヒロイン莉子は美少女設定で、確かに可愛いし、ヒーロー湊は女性恐怖症ゆえに、莉子ひと筋で安心だし、後は、まだ恋を知らない莉子をその気にさせればよいだけなので、イラモヤはほとんどなしで、いけるのかと…。さすが、少女漫画ジャンル、よい意味で、ご都合主義てんこ盛りです。
     ご都合主義といえば、「保健室の天使」設定。ん?現代の高校の保健室って、こんな感じが許されるの?莉子がやっていることって、完全に養護教諭の仕事。生徒が、養護教諭のサポートをすることはアリだろうけれど、養護教諭の代わりに手当てをすることは、アウトでは?ましてや、保健委員が交代で保健室に常駐するって、何のため?!って思ってしまう。莉子サン、これでは完全に、養護教諭です。
     でもまあ、少女漫画なので、五月蝿いことは言いますまい。ヒーローが、他の女の子には塩対応なのに、ヒロインだけに激甘対応というのは、それだけで見る価値あり。これからも、ヒロイン限定の溺愛路線でお願いします!

    • 3
  3. 評価:4.000 4.0

    モラハラと自己肯定感と…

     ミーナ…徹底的に、自己肯定感を潰され続けたヒロイン。周囲の人々全てが、彼女を否定するものだから、彼女自身、自分のよさに気付かない状態。現実社会で、ここまで否定され続けるケース、そう多くはないだろうけれど、全くないわけではない。悪意をよりどころに行われる精神的DV、エーリッヒが周囲を巻き込んでミーナに行っていた行為は、紛れもなくモラハラです。
     この手のお話には珍しく?ヒロインの不遇期間が長めで、モヤモヤしてする話数が結構続きます。でも、そこからの立ち直りには期待できますので、崩れのない美しい画に免じて、読み続けることをオススメします。
     さて、ミーナ、自立しつつも「いつか王子さまが…」展開にもっていくのか、それとも、あくまでキャリア女子を目指すのか…溺愛も執着もお断りしたはずの彼女が、女性として、人間として確立していく様子を、今少し追いかけてみたいと思います。

    • 6
  4. 評価:4.000 4.0

    理想論、一説。

     漫画だから、細かい設定の違和感は気にしません。「消える私に夫の愛はいりません」うん、意味深なタイトで、興味を惹かれます。「最後はあなたの手でー 私を殺してくださいませんか」おー、そこまで言い切るか〜、して、その理由は…?「五感を失って、廃人同様に生きるくらいなら…」
     ちょっと待って!これが、生きることを否定する理由?確かに五感をもって生まれた人間が、1年以内に五感を失うと、そしてそれは、覆されることのない決定だと宣告されたら、絶望に苛まれると思う。正直、想像するのも恐ろしい。でも、現実世界では、そのような体調で頑張っている人々もたくさんいらっしゃるし、自分の個性に合わせたより良い生き方を模索しつつ、日々の生活を楽しもうとしている人々もたくさんいらっしゃる。小難しいことはいいたくないけれど、この作品、一つ間違えば、障がいや病をもつ人々を、否定するような初期設定になってはいませんか。
     ルナティアが、自分の行く末を知ったのは、つい最近。周囲や家族に絶望していたルナティアが、自暴自棄のように思える提案をノクスにしたとしても、何ら不思議はありません。でも、イルターン侯爵家で過ごす中で自己有用感をもち、自分を見つめ直し始めたルナティアです。ぜひ、心境の変化を期待したいです。実際、強くなり始め、自らの意思で行動できるようになってきたので、この初期設定、ぶっ飛ばしです。
     ヒロインの五感が回復しても、それが叶わなかったとしても、誰もが安心して暮らせるような世界…漫画の中でこそ、そんな理想が実現してほしい気がするのです。

    • 5
  5. 評価:4.000 4.0

    がんばれがんばれヒューイット!♡

     心は全然没落していない激ニブヒロインリメルと、絵に描いたようなツンデレヒーローヒューイットとの、お約束?な恋の予感物語、期待どおりのスタートです。
     社会的地位を十分に兼ね備えた大の大人が、ツンデレとかヤンデレとかだと、正直ごめんなさいって感じ。けれども、ヒューイットあたりなら、十分許せる?範囲。「青少年よ、せいぜいがんばれよ」って、ため息つきながら、背中を押したくなる。彼のベタなツンデレぶりが分かりやすくて、ヒューイット、自分内ではキング・オブ・ピュアツンデレ賞です!
     ここまで分かりやすいのに、今んとこリメルに全然通じていないところが、笑いのポイント。これから、この「溝」を、ヒューイットがどう埋めていくのか、楽しみでなりません。リメル、あなたが「恋人役」だと思っているそのポジション、じつは「恋人」ルートにGo straight!だからね〜(笑)
     さあ、このスーパーポジティブにぶチン娘を、どう攻略していくのか…がんばれがんばれ、ヒューイット!

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    知識は人を救う!

    「今の私には知識がある!!」
    美容オタクとしてのスキルをもとに、雄々しく立ち上がった虐げられ令嬢キャロル。人間、知識と経験と自信があれば、ここまで生き方が変わるんだろうなと、今さらながら思います。だって、前世の記憶が蘇っただけで、中身は今までと同一人物なんでしょ?父親の秘書的な役割も務まったみたいだから、決して頭の悪い子ではないはず。にも関わらず、虐げられるままだったのは、「知らなかった」から…教育の力って、大きいです。
     とはいえ、現在のキャロルの人格は、完全に前世の記憶に基づいている感じで、多分本来のキャロルとは別人格。まあ、性悪寄生虫家族にざまぁするなら、かえって「他人」のほうがよいのかも?血縁と思うのも残念な3人だもんね〜。破滅のフラグが立っています。
     心配なのは、クリス王子との恋の行方…存在を隠された男爵令嬢と王子?身分、違い過ぎ!ヒロインの顔に火傷がある?キズものとして、初めから対象外!ってことで、今回恋に結び付くには、障害が多過ぎ。スーパーどんでん返しでもない限り、二人の恋路、前途多難です。それでも、ヒロインキャロルが美容知識を駆使しながら、どんどん成功していく姿を見守りつつ、知識が悪意を駆逐する様子を楽しみたいと思います。

    • 13
  7. 評価:4.000 4.0

    両片想いのフラグが立ってるような???

     32歳専務(!!創業者一族ならアリか?)と受付嬢とのマッチング、そんなにシンデレラって気はしないんだけど、ヒロイン莉子は自己肯定感低めなので、やっぱりシンデレラストーリー?莉子、受付って、人の顔覚えなくちゃいけないし、適切な対応しなくちゃだし、容姿だって一定水準以上のものを求められる…そんじょそこらのチャラチャラ女子には任せられない、会社の顔!もっと、自信もっていいと思うよ。
     そもそも各務専務って、料理教室に付き添う前から、莉子のことを意識していたと思う。(思いたい!)もしかして、莉子がジュニアレッスンのサポートをしているって知ってて、敢えて志願した?!(深読みかい)料理教室で貴成サンが見せる、ちょっとはにかんだ感じの自然な笑顔…普段とのギャップに、莉子でなくても、ときめいてしまいます。
     まだ姿を見せてはいないけれど、創業者一族〜御曹司ってラインからすると、そのうち「政略結婚」「婚約者」なあんてワードも、登場してきそう…でもきっと、ナリくん姪の美奈を筆頭に、たくさんのキューピッドたちが、二人を助けてくれるよね?普段はクールでも、好きな相手には甘〜い各務専務の奮闘ぶりを、大いに期待したいと思います。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    「流水と紅葉」が繋ぐ二人の縁

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     旧華族出身の有名企業イケメン社長が、初対面の場で「君を娶りたい」!?ドラマだ、漫画だ、フィクションだぁーっと、99.9%思うのですが、もしかして日本のどこかで、まだこんな価値観の下生活している、やんごとなきお家柄の皆様がいらっしゃるのかもしれません。ね?ヒーローの一柳周さん?
     偶然、出会ったように見える二人。確かに偶然なのですが、実は周の祖父と、希沙の祖父母とは縁があって、最初に周が希沙に目をとめたのも、その祖父の「流水と紅葉」の昔話があったからこそ。うん、お茶が紡ぐ愛ってか?おまけに、一般家庭出身と思われた希沙も、実は旧華族の血を引いているって、とっても出来杉くんのお話です。でも、あり得ない設定、嫌いじゃない自分がいる。
     その27歳干物女子という設定のヒロイン希沙、ちょっと可愛い系に落ち着きすぎているかなぁという印象。干物なら、もっと干物感丸出しでもよかったのかな。でも、和服の着付けをさっさと自分でできちゃうところ、煎茶に対する真摯な態度等、一本筋の通った凛とした佇まいはギャップ萌え!周さん、ホントに落ちるのも時間の問題だったわけだ。
     当て馬令嬢及び元カノは出てこないし、希沙のステップファミリー家族もみんな仲良しだしで、主に二人の内面を注視しながら読み進めればよいので、はっきり言って、楽です。「流水と紅葉」は毒林檎?!現代のシンデレラストーリー、オススメです。

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  9. 評価:4.000 4.0

    いい加減、原作無視すりゃいいのに…

     至って「普通の人」が、物語内の「悪女」に転生してしまったが故に、「ヒーローとヒロイン」をくっつけるために奮闘するお話…で、どーして自分がより幸せになるために、頑張らないかなぁと、いつも思ってしまう。悪女に転生したって、その時点で、既に中身がオリジナルと異なっちゃっているじゃん。だから無理に、原作に戻すこともないよ。
     グレースの前世の子は、「運命の騎士と聖なる乙女」のファンで、ゼインとシャーロットとのハピエン推しだから、自分を悪女に貶めること、全然躊躇しないんだろうな。でも、それって本当に、それで幸せ?
     悪女が「正ヒロイン」を駆逐するお話は、よくあるけれど、それって大抵悪女が、自分の運命をひっくり返すために頑張った成果。今作のように、別れようとしてもなかなか別れられないのって、なかなか珍しい。ましてや、ヒーローゼインのグレース評価は、最低だったのにね。でも、普通の子が悪女ぶって、悪女の演技をしている空回り感が、結構面白くて、それがゼインにも伝わってしまうんだろうな。
     グレース、原作というレールの上を歩むだけの人生なんて、絶対つまんないよ。悪女なんてさっさと辞めて、自分の人生を思うままに楽しめばいい!

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    ネガティブ派?ポジティブ派?

     このお話、多分読者の年齢によって、受ける印象が、だいぶ異なるような気がします。
     例えば、10代、20代だったら、「あり得ない」「考えられない」極端な場合は、「気持ち悪い」等、ネガティブな意見が、多くを占めそう…。母親世代が、自分と同年代と…って、抵抗あるかもだよね。
     これが、30代以上になると、「ワンチャンあるかも」から「あり得る」や「余裕でアリ」に変化していきそう。40代も50代も、それ以上も、その年代になってみれば、想像以上に気持ちは「若い」ものなのです。「若い」どころか、「幼い」「子ども」のレベルかも…年をとっても精神は!!?
     だから、奏多と理子の精神年齢差って、実年齢差よりずっと近いんじゃないかな?大切なのは、二人の気持ち。世間体や一般常識を気にする理子の心を、少しずつ解きほぐしていく奏多の粘り強さに脱帽です。
     とはいえ、出産や子育てのことを考えると、やはり40代には、それなりのハンデがあることも事実。でもそこは、二人で十分話し合って、方向性を決めておけばよいことであって、周囲がとやかく言うことでもない。ちなみに、理子と奏多の選んだ道は…うん、これからの日本のために、ありがとう!です。自分、断然ポジティブ派です!

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