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5.0
1匹と1人で暮らす猫のタマと大吉つぁんを軸に、島の日常を描きます。
ほのぼのとしたお話で、登場人物もそれぞれに愛おしく、疲れた頭と体をほぐしてくれるような作品です。
私が特にオススメしたいポイントはその絵。
やわらかい鉛筆の線と水彩の色が目に優しくほっこりしますが、とにかくうまい！風景を切り取るセンスや上から下から斜めから自在に描く画角も素晴らしいです。
手書きの字も温かみがあってとてもいい。
マンガというよりは絵本のように、ゆっくり見ていたくなります。
10
5.0
破れ鍋に綴じ蓋という言葉を思い出しました。いや、いい意味でなんですけど。
舞衣子は29歳社会人としては幼いところがあり、かなり直情径行で、思ったことはすぐに言ってしまったり自分の考えで突き進んでしまうタイプ。
結婚相手の晴海さんは驚いたりたじろいだりしつつも、舞衣子がどう考えたのかを想像し、状況をおもしろがってくれます。
逆に、晴美さんが自己嫌悪に陥りそうなとき、舞衣子がとても素直に愛情を向けてくれることで救われたりもします。
自分でもどうにもならない自分の個性を、相手が受け止めてカバーしてくれる。ぴったりハマる、いい夫婦だなぁと思います。
2
5.0
30歳独身彼女ナシの大吉が、祖父が亡くなったことから、その子供(6歳保育園女児)のりんを引き取ることになるお話。
子育てのことを何も知らない1人暮らしの男が子供を育てるなんて無茶な話だけど、おおいに戸惑いながらも、大吉は常にりんのことを1番に考えながら行動する。
りんのことをちゃんと見てるし、りんの行動の理由について考えるし、自分にできることの中からベストな選択をしようと努力する。
はじめの印象としては冴えない感じだったけど、実は責任感も包容力もある立派な社会人だ。
とりあえず、りんとの生活が軌道に乗ってきたところまでを読んだけど、今後の課題は多い。目下の問題はりんの母親のことで…。
すでに大吉とりんはお互いを大事にする家族に見える。ちょっと不思議な関係性のこの家族が、このまま続いてほしいと思う。
0
5.0
かなり特殊な世界観で、それでいて説明的な部分はあまりなく物語が進んでいき、読みながら理解していく必要がある。
展開が早くスリリングで、訳がわからなくてもつい引き込まれてどんどん読めてしまうところがすごい。
以前に読んだ単行本だと、話と話の間に｢現時点で公開できる情報｣のような形で武器の紹介や巨人の大きさの例、主人公の住む世界の形などの説明があって、おもしろいしわかりやすかった。それも載せてくれたらいいのにと思う。
0
5.0
｢空気読んでこ｣が心の中の口癖だけど、読んでるのは上辺だけ、本音を覗かせないから人間関係も表面的、とはいえ自分を削りながら頑張ってるのに空回りばかりの主人公 凪。
節約が趣味で、家庭的で料理上手、男にはとことん尽くすタイプ。
こういう主人公の付き合っている相手がモラハラ男という展開はままあるけど、主人公の方が男を 自分を格上げするための切り札と見ているのは意外だった。
心身ともに限界がきた凪に切り捨てられてしまった彼は、20話まで読んだところ、なんだかんだで退場せず関わってくる。凪だけでなく彼の人間的な成長も期待したい。
0
5.0
タカコさんは人よりほんの少しだけ、耳がいい。だから周りで流れているいろんな音がよく聞こえる。
それって裏を返せば、音を意識の外に締め出すことができないってことだと思うんです。
タカコさんの身の回りに溢れる音を表すように、コマの中には効果音や人の声がたくさん書かれています。
それらを接客のヒントにしたり、見も知らぬ誰かの息づく証として愛おしむタカコさんが、とっても素敵です。
自分が普段は無視していることにすら気づいていない音に、あえて意識をこらしてみようと思わせてくれます。
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5.0
以前から話題作として知っていて興味もあったところに、大量に毎日無料になっていたので読んでみました。
アニメ化や映画化されるだけあって、さすがに面白い。話のテンポもよくて、飽きずにどんどん読めます。
主人公だけでなく脇役も敵役も個性溢れていて、これからどうなっていくかとても楽しみです。
ただし時代背景から戦いが多く、どうしてもたくさんの命が散っていくので、そういう話が苦手な人には向きません。
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5.0
大きな病院に勤務する看護婦(看護師ではない)を主人公に、病棟で日々起こる出来事や患者･同僚との交流、主人公達の成長を描いた作品です。
主人公は自分の気持ちに良くも悪くもまっすぐな、バイタリティ溢れる新米看護婦。
舞台が病院だけに悲しいシーンもありますが、それだけでは終わらない良作です。
どのお話をとっても、読んだあとに嫌な気分にならないところが好きです。
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5.0
亡くなった人が成仏するための手続きをする役所…ものすごく斬新な設定ですね。
死によって分かたれた生者と死者の、それぞれの思いやそれまでの生き様などが丁寧に描かれています。
ここを訪れた死者を主人公にしたオムニバス形式のお話が多いですが、役所の職員について語られることもあり、どれも胸を打ちます。
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5.0
まだまだ序盤ですが、ワクワクしながら読み進めてます。
上杉謙信が実は女性だった、という前提で描かれる歴史物語。それが本当かどうかはさておき、このマンガはとてもおもしろくて、読ませる作品です！
作者さんならではのコメディー色もあり、歴史にあまり興味がない人でも楽しめると思います。
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