5.0
一気に読破しました
無料分だけのつもりが作品に引き込まれました。
画力の高さはもちろん、話の展開のテンポの良さ、登場人物が魅力的で、久しぶりに読み応えのある作品でした。
雪人も宮本さんも佐江さんも向井さんも、呉林さんもがそれぞれの立場にありつつ現実を見据え、清濁併せ呑む懐の深さを備えながら人として誠実であろうとしている姿勢に心打たれます。
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9818位 ?
無料分だけのつもりが作品に引き込まれました。
画力の高さはもちろん、話の展開のテンポの良さ、登場人物が魅力的で、久しぶりに読み応えのある作品でした。
雪人も宮本さんも佐江さんも向井さんも、呉林さんもがそれぞれの立場にありつつ現実を見据え、清濁併せ呑む懐の深さを備えながら人として誠実であろうとしている姿勢に心打たれます。
もはや古典ともいえるほどの作品なのに、新鮮で引き込まれます。少女漫画における元祖男装の麗人は、やはりオスカルをおいていないでしょう。なくしてしまった全巻がデータでかさばらずに読めるのが嬉しいです。
赤い伝説は、確か篠原先生のデビュー作のはず。闇のパープルアイ掲載中に単行本を探して読みました。デビュー作とは思えないほどのストーリーの発想や展開に唸ります。その単行本は、なくしてしまったのでこうしてデータでまた読めて嬉しいです。
篠原先生の作品は、大河ドラマ的長編のイメージですが、短編も秀逸です。限られた紙幅の中で起承転結があり、ストーリー展開が上手です。凍った夏の日は、初めて読んだときから特に好きです。
同じ外見を持つ双子を主役にした作品は以前から枚挙に暇がないが、本作は双子同士の葛藤や絆がオカルトを背景に深く描けていて秀逸である。
しかし、ルカはともかくルミが克之なんかに凝った方法で犯罪をしてまで固執する理由、すなわち克之の魅力がわからない。克之の配慮のなさやおっちょこちょいがガンだから。
また、ルカもルミとの対比か、おめでたい類型的ないい子ぶりっ子で言動が鼻に付く。
主要登場人物の中でルミのみが己の感情に正直でリアリティがある。
小学生の頃、クラスの女子中で流行りました。何十年ぶりかで手に取りました。王道の少女マンガで胸を躍らせながら読み進められます。
蘭世と神谷曜子の掛け合いが楽しい。
人間が豹に変身するという設定、母から娘でつなぐヒロイン、躍動感あるストーリー展開、ヒロインをつけ狙う曽根原薫子との対立を軸に、広がりつつも登場人物との関係がわかりやすく、大変完成度の高い作品です。長さを感じさせず、むしろ、終わりに近付くと淋しくなります。
小学生の頃に連載していたのですが、いま読んでもストーリーや絵に古さを全く感じません。
時代や設定がおよそ現代からかけ離れているからこそ個々の登場人物の背景や人格に対する深い作り込みが際立ちます。さらに、話の伏線が展開し、相互に関連しながら回収されていて読み応えがあります。
鬼の始祖たる鬼舞辻無惨が消滅しても、個々人の心のあり方やそれまでの他者との関わり方や人生経験により鬼になったりならずに済んだりするものであるから誰しも鬼になり得る要素は抱いているのだと思う。
ご主人をひたむきに愛そう、ご主人から愛されたいと願う元犬の猫のいじらしさに涙が止まりません。ご主人に喜んで欲しくて一生懸命な姿に愛猫が重なります。
犬や猫は、野生動物のように人間の保護と愛情なくしては生きていけません。当然、感情や個性もあるし、人間との精神的な関わりを望んでいます。かわいい外見や仕草だけどぬいぐるみではないのです。すべての犬猫が幸せでいられるようにと、このにわかペットブームにおいて切に願います。
主人公、久能整の唐突な長いセリフにペースを乱されるのは登場人物のみならず読者も同様。なのに、種明かしの段階では、それまでの整のセリフに無駄なものはなく、伏線を回収していて見事に一杯食わされた読後感です。一話を読み終えたら、また読み直して伏線を確認してしまいます。
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雪人 YUKITO