4.0
やけにリアル
あくまでもギャグとして誇張して描いてる展開ばかりなのに、現場リサーチ力なのか作者本人の仕事経験なのか、他人事とは思えない現場職のリアルな教訓が多くドキっとしてしまう。
面白い、荒唐無稽な場面は敢えてそうしようと分かりやすく振っているので、逆にリアルな描写が引き立ってる。
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36140位 ?
あくまでもギャグとして誇張して描いてる展開ばかりなのに、現場リサーチ力なのか作者本人の仕事経験なのか、他人事とは思えない現場職のリアルな教訓が多くドキっとしてしまう。
面白い、荒唐無稽な場面は敢えてそうしようと分かりやすく振っているので、逆にリアルな描写が引き立ってる。
毒かない兎丸ワールド。
趣味や夢や憧れを抱え込む若者が、趣味や夢は違えど同じような若者の精神世界に入り込んで悩みから救済する妄想ファンタジー。
某夢の国の一員になりたい…とか創作2次元空想とか…遊んだり映画見たり絵描いたり漫画読んだりしてれば誰が見てもアルアル!な生徒たちばかりを慈愛を込めてエールを送っておりマッハで読み終わる。
途中から生死に直接関わるエピソードやそこからくる看護師としてのこれからの生活を考える描写など、重くならないようにしてるのだろうけど重くならざるを得ない話が増えていきます。
作者が好きならオススメだけど、最初のドタバタ青春ナースものが好きなら主人公が成熟しないところでやめるのもアリ。良くも悪くも力作。
おたんこナースの佐々木倫子先生の作品です。
動物のデッサン力、一話完結でも不完全燃焼にならないストーリー作り、スッキリ爽快な北海道の自然や風景描写。人物の面白さ。一見の価値アリ。
マサル、鳴海の旅路の先にそれぞれの出会いとコミュニティがあり、繋がりと秘密もある。基本うしおととらとそこは同じ展開なんだけど、あれより広範囲に話が広がって収束や再会の兆しが見えない感じ。
だからといって面白くない訳はないけど、気に入ったキャラがいつまた出るかな??というモチベーションは削られるので結局飛び飛びになってしまった。
他の作品でも光る作者の食生活エッセイのセンスがコーヒータイムを軸に沢山出る作品。
家でドリップコーヒー飲む人はタココーヒー店主の出店の秘密などは置いといて、店主の真似してモチベーション上げること請け合い。夏にもぴったりです。
絵はフワッとした描き方だけど紙の書籍だと線が太く感じるので、スマホ画面の方が雰囲気に合ってて飽きずに何度も読めると感じる。
凪ちゃんが豊富な節約/時短グルメの知恵を駆使してドロップアウトする前半が一番好き。実家含めた人間関係に向き合う中盤でちょっと重くなる。でも他人事とは言い切れないので見守ってしまう。
長いですが、最初から中盤、終盤まで敵の妖怪も味方もしっかり目に焼き付けましょう。
妖怪と人がいて日本がある、っていう、熱血でグロくて幻想的でカッコいい御伽草子!
と思うけどそれっぽい接触シーンはちょこちょこ匂わせる程度。
鳥肌の立つ心霊案件から始まって、ジワジワと人や自分もの身心を捻り引っ張り利用する胸くそ悪いオカルトスリラーに目が離せません。こんな事してると黒幕も含めて全員破滅するぞって、深入りしてる緊張感が秀逸。
絵良し、脚本良し、人物描写良し、サイコスリラーなのにここまで縛りの多いシチュエーションでこんだけスリリングなシナリオになるって凄い才能だと思う。相手は檻の中なのに、触手を伸ばして畳み掛ける駆け引きを掻い潜るアラタを応援せざるを得ない。常に先が気になる。
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Heaven?