5.0
長くつきあって、そして
長い間つき合ったカップルが、色々あって別れるというストーリーは、江國香織さんの「落下する夕方」に似ているかもしれません。
江國さんの小説はドラマチックな展開でしたけど、こちらの作品は誰にも思い当たる節があるような、身近な印象の話でした。
そのぶん、リアリティがあって読んでいて胸が痛くなった人も少なくないと思います。
わたし自身も個人的に男性側にも女性側にも共感する部分ありましたし、ちょっと似たような経験したことあります。
どちらが悪かったとか、間違っていたとかでもないし、うまくいけば結婚できていたかもしれないとか、早めに別れておけばよかったとかでもなくて、この2人はこうなる運命だったのかな?って思っています。
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7年間、ともに暮らすということ