みんなのレビューと感想「嘘つきは恋をする」（ネタバレ非表示）

優しい愛にじんわり💕

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とっても素敵な作品でした。
BLではよくある展開、『親の離婚によって傷つき恋や愛を信じられない主人公が、優しい包み込む愛に初めて触れ本当の愛を知る』ていう王道と行っても過言でない展開なのです。
が！
どうしたことかめちゃくちゃ良かった!作者さんのパワーなのか、キャラの良さなのか、ゆっくり浸透していくような深い愛情に切なく泣けて来るような、そんな感じでした。

途中一旦別れてからの主人公（攻）がストーカーのように会いたい衝動で付け回すのですが、本来なら『いやいやそれ危ない人だよ』と読み手が突っ込んでしまうとこですが、何故かめちゃくちゃ切なさが伝わって、胸が苦しくなりました。
それは受けの靖行さんがあまりに純粋なマザーテレサのような無垢な優しさだからなのかもと思っちゃうほど、靖行さんのキャラが最高に澄んでいるんです。

なんかこんなに幸せな気持ちにしていただいて、ほんとにありがとうございます!とじんわりつぶやいてしまう作品でした。

癒やされたいとき何度も読み返したいです。

まさしく、愛を知ります

作者さん買いです。絵がきれいなのと、それぞれの気持ちの描写が丁寧に描かれています。本当の恋愛を知らずに遊びまくる、主人公ですが恋愛に臆病な受けとの出会いにより本当の恋愛を知ります。そのあたりがグッときますね。

BL苦手でも…

いや、私は好きですけどね。素敵なラブストーリーです。久々に読み返してみました。普通の恋愛でも色々なのに、同性だともっと大変なんだろうなーとリアルさに、途中、きゅーーっとなっちゃいました。

意外としっかり者の冴えない男

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こういうストーリーもツボだな。

遊び半分で、からかい気分で、軽い気持ちでつき合い始めただけなのに、相手との会話や接触や、何気ない仕草だったり、表情だったりに、どんどん心を奪われていく、みたいな。

この作品はまさにそれ！

軽い気持ちで付き合われる方の三浦さんは、内気で大人しい性格の割りに、広樹の浮気現場を目撃した後で「あなたは僕を好きなわけじゃないですよね」と、薄々感じていた気持ちを伝え、別れを告げたのです。

三浦さんのこの意外に芯のしっかりしているところも、気に入ったな。ただべソかいて、泣いて逃げるだけの男だったら、幻滅してたな。

よかった

遊び人の兄が生真面目な弟への当てつけで手を出した弟の職場の先輩、いつも通りゲームのように軽やかに相手を落としたつもりだったのに、いつのまにかのめり込んで行くというストーリーです。
イケメンでスマートで遊び慣れてて、一見すると兄の方がスペック高そうなのに、実は母親に選ばれた弟へのコンプレックスの塊で、本気になった相手へは不器用全開でした。
先輩の健気さに涙が出てしまった。

この作者さんの話が好きで、全巻購入してます✨
今回は珍しく激しい作品で、前半はハラハラしましたが、結局は素敵なストーリーで、やはり読んでてニヤニヤが止まりませんでした♡
相手の方、出来すぎた方です♡

愛を知らずに。

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広樹は、愛情を受けず育ったことで歪んだ感情を持ってしまっていたけど、康行のおかげで本当の愛、初恋に出会えたよね。素直になれない広樹に泣けた。ハッピーエンドで良かった。

なんで

受けが攻めのどの辺りを好きになったのかは分からないけど、理屈じゃないのですね。
本当の恋や愛すら知らないというより意味が無いとさえ思っていた攻めが、受けの存在で知ることになった感情を認めることが出来て良かったです。

いいです！

クズがちょっとからかうつもりで手を出した相手にぎゃくにハマって、嫉妬丸出しでクズの本領を発揮したらフラれてザマぁ。
最終的にはハピエンで、内容もすっごくいいです！！！

この作家さんの中で、一番好きなお話です。
遊び人の攻めが、純粋な心を持つ受けにどんどん惹かれていきながらも、上手く言葉にできないところがキュンキュンしました。