みんなのレビューと感想「俎上の鯉は二度跳ねる」（ネタバレ非表示）（7ページ目）

恋愛ストーリーとして、最高です。

個人的に、こういう内容が好きです。
どこまで行っても異性愛者の自分には、同性愛者の生きづらさを理解するには限度があるから。

異性間なら簡単にくっついたり離れたり出来る部分はあるけれど同性間はそうはいかない。
相手を大切に思うからこそ、諦めて手放さなきゃいけない。
それこそ身を斬る思いで。
まだまだ日本では、同性間での結婚はハードル高いし、何より偏見がなくなる事はないから厳しいモノがあるけれど、幸せになる権利は誰にでも等しくある。
本当の意味で多様性が認められる世界になれば良いと思った作品です。

大伴先輩の流されっぷりも、今ヶ瀬さんの拗らせ一途っぷりも、最高に可愛いです。
ベタに指輪をつける事を言い出す大伴さんと嬉しそうな今ヶ瀬さんが、バカップルで微笑ましい。
幸せを感じられる作品で、BL初心者でも安心して読めると思います。

窮鼠はチーズの夢をみるからきました。
まだ自分は高校生なので愛とは何かが正直まだ分かりませんが読んでいて感情移入してしまいました。

好き

BLだけど、それだけじゃないんですよね〜。
ストーリーがしっかりしていて、最高に面白いです。
本、買おうかな…。

きっかけは映画

以前から作品は知っていて、映画をきっかけに読み始めすっかりハマりました。これまでBLはファンタジーだと思って読んでたのですが、これはリアルにこういうことあるんだろうなとか、実際こんな状況になったらこんな風に悩むんだろうなとか小さな枠に収まりきらない切ない人間模様がそこに描かれてます。よくBL作品は女性キャラクターがボヤァ～としがちですが、この作品はしっかりと女性も描かれていストーリーに深みが出てそこも魅力となってます。

複雑でリアル

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よくあるハッピーエンドって感じではなく、複雑に心情がごちゃごちゃに絡まってこの先危うくなりそうな終わり方。だけどこれは現実にある恋愛感情で、ノンフィクションなんじゃないかなと思うくらいリアルでハマりました。どうか二人が幸せに歩んでいけますように。

人間の泥臭いところが存分に味わえます。

人間の泥臭いところが存分に味わえます。
読んでいてキュッと苦しくなったり、甘かったり、感情が情緒不安定になります！こんなに心を揺さぶられる漫画、なかなかないです。

何度も何度も

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繰り返し読んで、その度に涙がこぼれます。

私は女なので男性同士の恋愛は想像することしか出来ませんが、なんと言うか…もし恋のライバルが男だったら「敵わないかも」と諦めてしまうのではないかと思ってしまいました。それくらい強烈な恋をこの主人公たちはしています。

もし二人が男女のカップルだったら、この結末にはなっていないだろうな。同性同士の恋愛だから困難も多いけど、だからこそ求めてしまうより強い絆。今ヶ瀬の「あなたとの絆が欲しい」の台詞が刺さりました。

恭一が最後に「より強い流れに押し流されているだけ」と言っていましたが、それは本当のことなんだろうと思います。その強い流れや永遠に埋まらないであろう溝、二人の隘路に愛と名付けたのもまた恭一なんですよね。

まさしく、お互いが例外になってしまった運命の二人なのかな。

－☆1は、同性としてたまきちゃんが切なすぎたので。

続きが気になる！

確か映画化されたマンガでしたよね？絵の美しさもあいまって、読み続けられそうです。続きが気になる！課金してしまいそうです！

切ない

BLの後輩男子に惹かれながらも、女の子とも恋愛できる、そしてそんなどっちつかずの自分は相手を幸せにできないのでは、などと悶々とする優柔不断なヒーロー。人間らしくていい。この後のクライマックスへの起承「転」の章。

大人

大人な恋愛の中に、純粋な愛情が深く描かれていて泣けます。好きなのに一緒にいれない、でもだんだん素直になってくる主人公の描写がうまいです。