みんなのレビューと感想「[小説]いつか優しい雨になる」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

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白石先生の作品は情景描写がきれいで好きです。

政略結婚目前に婚約者の宏樹が失踪してしまう。
代わりに弟の和樹と結婚することになるヒロイン結衣。

政略結婚、身代わり、その上徹底的に壁を作り続ける和樹。
お互いに想い合いながらも、幼馴染として遊んでいた頃からの積み重ねや和樹の一言、結衣の発した言葉などが相まって、お互いに相手から想われるはずがないと思っている。
でも最後はハッピーエンド。
本当に良かった。

ほんわかした気持ちにさせてくれる作品。

ハマって一気読み

繊細な言葉で表現され、情景が綺麗に描かれている作品。作品紹介を読んだ時に設定に無理があるのでは？と感じつつも読み始めるとすぐにその世界に引き込まれるのは、先生の登場人物の描き方によるものだと感じます。どんどん先が気になる展開にハマってしまいます。

ヒロインが健気

お互い思ってること言わないですれ違う両片思いイライラしちゃって好きじゃないのですが、どうしても気になって読んでみたところ心が震えました。
ヒロインが健気で可哀想で…。
彼の想いが溢れるラストシーンは眦から一筋の涙がこぼれました。
最後に彼目線で物語を振り返るのも嬉しいですね。

作者買いです。

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『不器用な唇』で作者にハマり、この作品まで辿りつきました。
長身で仕事の出来るオトコがヒーローで、自分にイマイチ自信がないヒロイン…、というのはこの作者のいつものストーリーのような気がしますが、毎度毎度ひきこまれます。
最後ハッピーエンドで、気持ちよく読み終えることが出来ます。