【ネタバレあり】テンカウントのレビューと感想（6ページ目）

潔癖症を持つ社長秘書の城谷さんと
臨床心理士として働く黒瀬くんのお話し。

2人には重い過去があり、
どちらも乗り越えられず、
その過去を背負ったまま大人になりました。

なので、このお話は、
あまり穏やかな気持ちでは読めません。
2人ともお互いにしっかりと明かすことはなく、
過去の思いと戦いながら、
それでもお互いが惹かれ合っていきます。
惹かれ合いつつも、過去に囚われ進まず、
でも、一歩進んで2歩下がるいうように
ゆっくりゆっくりですが、進んでいきます。
最終的にしっかりと思いが結ばれるのは、
最終巻です。
それまでが、長いですが、
キスをして思いが結ばれた時、
すごく胸がぎゅーーーっとしました！
全体的にシリアスですが、
時々ある短編がすごく可愛らしく癒されます^ ^

作家さん買いです。
いつも裏切らない秀逸なストーリー展開で
攻めのクールさも魅力的だし
受けの頑なさも暴きたくなる色気がよく
描かれています。
潔癖症をこんなストーリーで
展開していくなんて斬新で最高です。

読み応えのある作品

よくあるBLとは違い、無駄なコマや必要以上のエロがない読み応えのある作品でした。
絵がキレイで、顔の表情、身体の動き、指先の一本一本まで美しく描かれていました。潔癖の描写もリアルだったと思います。

なんだか荒療治のような距離の詰め方にちょっと疑問があって、、、そこが引っかかりました。

読んでてツライ。。

潔癖症を克服するために黒瀬くんとおしゃべりしてお出かけを試みて、カフェで飲み物をオーダーするけど、まだ飲めない。ドア開けられたけど体調が安定しない城谷さん。最初で最後の握手、、ツライ！

少し難しい

　だんだん心を開いていく姿に惹かれてよんでみたけと、少しずつ難しくなってちょっと疲れちゃいました。潔癖を治していくの見ていてツラいなぁと思います。幸せになってほしいです。

絵が綺麗で内容も面白くて最高でした。
お互いに依存しあって危うい関係かと思っていましたが、2人で乗り越えて幸せになれて良かった。

お互いに話さないけど

主人公たちは、それぞれが過去に起きた出来事によって心に傷を負っている。だけどストーリーの中でお互いに過去については多くを語らないし、深入りはしない。けれど物語が進み、ふたりのやり取りの中で少しずつトラウマを克服して消化していくストーリーのナチュラルさに感動しました。
わざとらしくないけど、読後感はすっきり。

絵が無表情ばっかりで、読みつづてられるか怪しかったけど、ストーリーになんともいえない興味をもってかれちゃう。例えば、主人公が病気を克服できるかとか、愛情を受け入れられる日がくるのかとか、読者がとにかく期待をせざるを得ない。
他人との距離感が普通の人のようには掴めていない主人公と、そんな主人公をうまくリードする臨床心理士。主人公が何を言い出すかわからない緊張感と、攻めの突飛的でエロティックな会話が楽しめる良い作品だと思う。

最高

じらしてじらしてえちえち最高。
一気に読んじゃいました

レビューが高いので読みましたが、この後続編を出して欲しいと思うほど、最後は「え、これで終わり」と思いました。とにかく終始ゆっくり話が進みます。