みんなのレビューと感想「[小説]後宮寵妃 ~覇帝と恋知らずの姫君~【SS付】【イラスト付】」(ネタバレ非表示)
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1.0
設定が甘い、ゆるゆる作品
宮城で何不自由なく育った皇女が、わずか2年で村娘になり切れるはずがない。箸と刺繍針より重いものを持ったことがないのに、水汲みが出来るとは思えない(笑)。
百歩譲るとして、父帝を死に追いやった新帝から見染められ、正妃に迎えられるとしても、側近の有能な宦官や武官が、出自を調べあげれないのは変だ。
なぜなら、新帝の側近にとって最も重要なことは、新帝の命を脅かすものを排除することだからだ。自分達の害になりそう者は徹底的に排除するのは、基本中の基本。
何人かキーパーソンになり得る人物が登場するが、性格や役割も「側近」で片付けられており、作品に深みを持たせることをしていない。
色々とツッコミどころが満載な上に、脱字や呼称の間違えが散見されたのが、何よりも残念な点だ。きちんと校閲したのだろうか?
幸せな結婚に憧れる「夢見る少女」向けの作品だと思えば、難しい宮中のしきたりなども一切出てこないので、ゆるゆるっと読むには良いかもしれない。by 匿名希望-
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