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黒源氏物語

あらすじ

千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語。

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みんなのレビュー

  1. 評価:2.000 2.0

    期待しすぎた。。

    桜田雛先生の妖しい画+源氏物語。。
    おまけにブラック設定ということで即買いして
    しまいましたが。。う~ん ガッカリ。。

    画は 主要人物は綺麗なんですが それ以外は
    かなり雑に描かれ 言葉使いや言い回し
    雰囲気や感覚なんかも現代っぽく
    雅な平安調が感じられず浸りきれない

    光の君の歪みだけ強調され あまり深い心理描写も
    なく さら~っと物語が進んでいきます
    古典好きな人や 大作源氏物語自体好きな人には
    稚拙で我慢ならないかも

    • 44
  2. 評価:4.000 4.0

    この後の展開は?

    鬼気迫る鋭い眼光や狂気的な表情が何とも言えない源氏物語のダークな部分を見事に描いていて、作者さんらしさが溢れてる作品になってると思います。

    宮中の言葉の堅苦しさが全くなくて話がすっと入りますが、言葉遣いの荒さも際立ってる感じもします。
    その分、好みは分かれそうですが、私は好きですね。中将とのやり取りが子供の喧嘩みたいで特に。

    まだ序盤ですが、続きがどんな描き方をされるのか楽しみです。

    by 虹色
    • 10
  3. 評価:4.000 4.0

    結構面白いよ

    ネタバレ レビューを表示する

    源氏物語の世界は元々まっ黒いデスよね。それをものすごい綺麗なオブラートに包んである。それを読解する力は、自分の経験値によって変わってくるから奥が深く深く。。到底読み切れないのよ。
    それを最初から開けっぴろげにされてる本作は、新しい解釈の方法だと思うけどな。結構面白かったよ。

    • 15
  4. 評価:5.000 5.0

    まだ4話目だけど 紫式部もあんぐり!

    ネタバレ レビューを表示する

    原作では 光る君の父、桐壷帝から熱愛される息子なのにね。亡くなった生母、桐壺の更衣にそっくりな愛息子で そっくりな藤壺の宮を入内させて弘徽殿の女御より上の中宮にして(藤壺の宮は宮家の姫君だから身分は元々高い)光る君と藤壺の中宮との間に不義の子供を設けても許すくらい可愛がってるのに この作品では桐壷帝が まずブラックですよね!まだ元服前を読んでるけど光る君も藤壺の女御(この時はまだ女御)も美形に描かれており魅力がある。この作者さんの腕だと 光源氏の藤壺の中宮へのストーカー的な愛情が原作に近い感覚で描かれると思いますし あの六条の御息所の年上女性の執念のようなモノ、光る君が中年になって娶った幼な妻の女三の宮(この姫も藤壺の中宮の姪だから)のお馬鹿さ加減にガッカリするとこも見てみたいけどこの話の数だと最愛の妻紫の上と 正室葵の上、明石の君くらいかな。光源氏って紫の上に対しても 原作でも 幼い頃に父親に引き取られると正室からいびられるだろうと 保護者の祖母が亡くなると強引に引き取り 14歳に成長したところで無理矢理妻にしたある意味ブラック。紫の上も藤壺の中宮の姪で 似てるから。結局は亡き母の面影を追っているみたいだから凄いマザコンなんだろうね。桜田雛先生の腕前を楽しみにしてます。歴史絵巻好きには堪えられない!

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    好き嫌いがハッキリ分かれそう

    ネタバレ レビューを表示する

    全話を読みましたが、源氏物語好きでも好みが分かれそうだな、と思いました。
    あさきゆめみしという別作家さんの源氏物語を題材にした作品は、原作に忠実だと思いますが、私は絵が受け付けなくてどうしても好きになれないですが、こちらは好きです。
    心が歪んだ光源氏という、原作からは飛躍した設定ですが、その理由が『藤壺の宮さまへの届かぬ想い』というところに納得感がありますし、何より、光源氏が天上級の美しさという設定にピッタリの妖艶な美しい絵に引き込まれます。
    残念なのは、原作の41帖光源氏が没するまでをものすごく端折って描かれているので、行間があまりにも多すぎること。
    それと、藤壺の宮さまがお宿下がりされた時に2人が結ばれるシーンは、原作通り、光源氏が堪えきれず宮さまの所へ行ってしまったという設定にして欲しかったなーと思います。
    この美しい絵で、ブラック設定で、1帖から41帖までが丁寧に描かれたものを読んでみたいです!

    • 2

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