飴菓子

あらすじ

少女の姿をした植物“飴菓子”と、オオカミ族の少年・糸巻(いとまき)。飴菓子はオオカミの生き血を吸い、1年後、熟したその身をオオカミが喰らう。喰い、喰われるだけの関係――そこに愛が生まれた時、本能に逆らうことができるのか!? そして人間をも魅了する飴菓子たちは、商品として取り引きされるようになり……? 切なさに胸しめつけられる異種族間の究極の純愛!

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    無料配信を機会に読みました。
    悲しい運命で強く結び付けられた二つの種族。古狼は一年間自分の血を分け与え生死を共にし、情を通わせる存在となった飴菓子を、自身の成長の最終段階として喰らわなければ死が待っている…。その切ない試練を乗り越えた糸巻は、「飴菓子は嫌い」と言いながら、観賞用飴菓子を商う人間と付かず離れず生活をしています。飴菓子や古狼の存在から離れず、何を思いながら生きているのか…。放っておけない作品です。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    切ないだけじゃなく

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    なんていとおしいお話なのかなと。

    しかし驚きました。個人的に、究極の「愛」の終着点は「食らう」ことだと自論を展開していたのですが、同じような感性に出逢えるとは。そしてその難しい、共感を得づらいテーマを、これほど美しく儚い物語にしてしまうとは。これはもう、センスの塊ですね。
    みどりちゃんの結末には驚きました。ずっと自分の飴菓子をひたむきに想い続けていた彼の執念というか、いっそ狂おしいほどの囚われぶりがとても好きでしたが、あれはあれでいいのかな、と思えます。彼の待っていた飴菓子は別の道を行き、互いに別の対を持つのに絆を結び合っていく、複雑でもの悲しくて、ひどくいとおしくなる、個々の成り立ち方がとても胸に響きました。
    あの後、彼の飢えは終わりを告げたのでしょうか。何故、彼は飢え続けなければならなかったんだろうか。一度読んだだけではまだ結論が出せなくて、また時間を置いて読み返してみたいなと思っています。
    いい作品を、ありがとうございました。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    一対の

    他所アプリで無料配信があり、あれ?これ読んだことあるな…と、唯一課金のめちゃこみを見に来たら数年前に購入していた話でした。

    サイズも時間感覚も違えど、一対。伴侶。としての関係性にも、糸巻くんの心の有り様にも、改めて心打たれ過ぎて大号泣してしまいました…それはそれは最初から最後まで。
    またフト思い出したら一気読みしたい、BBAにはクリティカルヒットな作品です。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    何とも…切ない

    無料話が多くてタイトルが気になったので読んでみました。
    イラストは可愛い&綺麗で読みやすいです。
    ただ…ストーリーは切ない感じで、命の大切さや儚さを感じることができます。
    まだ途中までしか読んでいないので、どんなエンディングを迎えるのか気になるところです…
    サクサク読むというよりは、ちょっと考えながらよんじゃうたいぷかもしれませんね。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    思ってたのと違う

    想像してたよりももっと切なく、深いお話。いい意味で裏切られました。

    愛のかたちは其々で望む生き方もまた然り。それがこんなにも切ないかと考えさせられ、泣けました。

    続きが気になります。早く読みたいです。

    by mukiko
    • 3

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