5.0
かわいい名前に惹かれて、妖精物かな?とか思って読み始めましたが、読んでびっくり。短いようで長い一年を通して作った関係がバリバリ音を立てながら食べられることで終わってしまうなんて。
それでも続きがきになる、不思議なお話です。
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かわいい名前に惹かれて、妖精物かな?とか思って読み始めましたが、読んでびっくり。短いようで長い一年を通して作った関係がバリバリ音を立てながら食べられることで終わってしまうなんて。
それでも続きがきになる、不思議なお話です。
既に刹那で悲しい。
食べなきゃ死ぬし、食べても背負う。
必ず死が側にあって、いつでも重苦しい空気感なのにそれで完結ではなく、始まったばかりというのが斬新。
人間に良く似た小さな植物、飴菓子を愛でる為のみに増やす人間のエゴと残酷さと、冒頭のお互いが絶対に必要で強い絆で結ばれ運命を共にする本物の古狼と飴菓子の関係との対比がとても上手い。
この世界の人間は人間に良く似た姿の古狼も獣としか見ておらず、更に残酷さを強調している感じ。
この先どんな展開をして、どこに着地するのか、とても楽しみです。
わたがしとおおかみ…なんて題名からなんだろう?どんなはしなんだろ?って、す~~ってすいこまれてくかんじになりました
タイトルに惹かれて読んでみました。
最初はグロテスクなお話なのかなぁと
思い読み進めていったらすごく切ない
お話でした。
途中なんですが本当に切なくなりました。
わたがしを食べないと生き長らえない狼と狼に食べられることに存在意義を感じるわたがし。。。
月日が経つにつれて、愛情が芽生え、屈折してるけど純情な愛が描かれた作品でした。
グロテスクな話しかと思っていたら切なく儚い話しで、どんどん この世界に引き込まれています。続きが楽しみですが、どんな結末になるのかドキドキです。
想像してたよりももっと切なく、深いお話。いい意味で裏切られました。
愛のかたちは其々で望む生き方もまた然り。それがこんなにも切ないかと考えさせられ、泣けました。
続きが気になります。早く読みたいです。
思ってたのと違う展開でしたが、どんどんハマってしまいました!
兎に角泣ける内容でした。
オススメです!