【ネタバレあり】味極道料平のレビューと感想

今時のグルメ漫画とは違った面白さ

全部、購入して読みましたが今、現在のグルメ料理漫画(食〇のソー〇)などと違い、料理対決などただ勝つのではなく相手も負けた理由を納得して、お互いに磨き合うというのが光りました。
主人公の料平が成長する感じが人情味あふれてとても良かったです。
最近の料理漫画とは違うところは料平が万能の存在ではなく、ちょくちょくヘマをやらかして不知火亭の親方に思いっきりどやされるところが今の漫画にはないところでした。
寿司の対決の時は経験が無い料平には勝ち目が無く、お客さんに寿司を作る体験をさせて、相手の寿司職人に、寿司を作ってお客さんに喜んでもらう楽しさを思い出させた、というかたちで勝負を決めたというのが特に印象に残りました。
勝負では料平の負けでしたが、相手職人さんが、かつての修行時代の心をよみがえらせた、というのが、読んだ自分に「グッ」とくるモノがありました。
そして、料平が女性の料理人のところへ行く時、不知火の親方に「料平、その店に行くのは、料理修行のためか、それともあの女板前が気になるからか！？」と聞かれた時、料平は「どっちもですたい！」と正直に答えた料平の性格がよく出ていて面白かったです♪
たがわ先生がお亡くなりになり、このような作品に出会うことができないことが大変残念です。
『鉄火の巻平』も是非読みたいです！
それでは感想でした♪