みんなのレビューと感想「運慶」(ネタバレ非表示)
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この作品は
まるで芥川龍之介の作品を読んでいるような世界観でした。さいとうたかお先生の良さをかなり味わえる作成です。オススメ。
by ほかま- 0
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5.0
運慶と快慶、二人の天才仏師の物語。
個人的には超絶技巧の快慶がカッコよかった。マシンガン彫りみたいな技がイカス。by 匿名希望- 0
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4.0
歴史ロマン
鎌倉時代初頭、二人の天才仏師の物語。
動の運慶、静の快慶。
2つの大きな才能がぶつかり合い、高め合って時代を超えた傑作を作り上げる・・・というスケールの大きなストーリーです。
この作品内で運慶・快慶はライバルとして描かれていますが、その交流は爽やかなもので読んでいて好感が持てます。
一点、この作品を読むにあたり注意すべき点があります。
東大寺の金剛力士像は昭和の頃までは阿形は快慶、吽形は運慶が制作したと伝わっており、それが「常識」でしたが
1988~1993年にかけて解体修復が行われ、運慶がプロジェクトリーダーとなった慶派のプロジェクトとして様々な製作者が携わった作品だと判明しました。
そして、このマンガ運慶は1988年に初版の作品です。
つまり現在の解釈とは違う、古い説で描かれています。
しかし、それは欠点では無く、学説の移り変わりなどの歴史のロマンを感じるスパイスとなっていると思います。by サワドゴ- 2
4.0