【ネタバレあり】親なるもの 断崖のレビューと感想（2ページ目）

広告で気になって

昔の遊郭はほんとにこんな感じだったのだろうなと思って読んでました。

激安の店でも女郎になりたい道子の気持ちも分からなくはない。美人な友達だけ人気嬢で自分はいつまでも下働き…

男に求められて喜びを感じる道子みたいなのが逆に人気が出ると思う笑

終盤の方の店から道子を連れて逃げるところがなんか泣けました

時代の、世間の闇

戦中も、高度経済成長時も、必ず存在する世界

必要悪？というか、悪なのか？

性産業を根絶することなど出来ないのだろう

重いけど

重くて長い。しかし考えさせられる。今の時代が平和だなあとしみじみおもう。母になった主人公のわずかながらの幸せが心にしみる。幸せになってほしかった。娘が最後に強くたくましく自分の人生を歩めるラストで救われた。

かわいそう…ただただかわいそう…
親に売られて男に買われ…病気になり死ぬ…
こんなひどい人生あるのかなって話。

面白い

途中モヤモヤする内容も多いですが、読み応えもあり面白かったです。
人の幸せはそれぞれだし、体を売る仕事の末路は怖い

一度は読んで欲しい作品、胸に残る作品です。何故配信停止に…この時代を生き抜いた遊郭に売られた女たちの話ですが、そこらへんに撒かれている遊郭の話とは別物です。反政府主義等、時代に沿った政治内容も描かれています。いつまでも残して欲しい。

時代の風景を事実と織り交ぜた遊女達の悲しいお話です。
女性の性を売り物にした商売は今でもありますが、逃げたくても逃げられない、売られたら一生遊廓で飼い殺し、そういう時代だったとはいえ、知られない歴史の闇を上手に表現しているとおもいます。

これは本当にリアルでした…歴史的背景、その土地柄をよく調べられたと思います。実際はもっと過酷な世界を綺麗にまとめられていて、涙が出ました

面白かったです。お梅達の一生を可哀想と言ってしまうのは、なんか違うと思いますが、時代が違えばもっと幸せになれたのかなと思います。

時代の闇を描いた作品。お金を払って性欲を処理する場所はどんな場所にも必須なんですね。
通勤途中に読むには少し刺激が強すぎるかもしれません。