5.0
心理描写が細かい
鷹人の切ない想いがひしひしと伝わってきて読んでるこちらまで苦しくなるほど。
菜乃花にどんなに拒絶されても好きでいる事をやめず、もがき足掻いている姿に心を打たれます。
隼太は優しく接して心の支えのように描かれていますが、菜乃花が困難な時に支えているのは実際は鷹人の方。
記憶喪失をきっかけに菜乃花が知らなかった鷹人本来の姿に気づき惹かれていく様子は見ものです。
隼太には申し訳ないですが、今までの心の葛藤の重さと菜乃花の変化を考えると鷹人と結ばれて欲しいなと思いました。
- 8