みんなのレビューと感想「潔く柔く」（ネタバレ非表示）（111ページ目）

何回も読み直さないと…

多分、ちゃんとは理解できないんだろうな、と思います。
幼なじみのハルタの死をきっかけに、それぞれの人たちの物語が短編集のように描かれていて、それが徐々に結びついていくという謎解きのような感覚のストーリーです。
それぞれのストーリーはそれ程深く描かれているわけではなく、割と淡々と進んでいく印象です。
ですが、クライマックスに向けてうまく結びついていき、最後のカンナの本当の気持ちには胸が痛くなりました。
まるで映画を見ているような厚みのある作品です。

さすが いくえみ先生感！！
いくえみ先生の作品は
何回か読んで理解できてくる作品もあるのですが、この作品も奥が深い作品です。

素晴らしい！

胸がギュッと締め付けられる感じが何度もあって…切ない、苦しい、素晴らしい話でした！読み応えが半端ない！最後までいっきに泣きながら読んじゃえます！

昔は

大好きでした。
久しぶりに｢あなたのことはそれほど｣を懐かしい気持ちで読み、今回の話も見ましたが、昔の方がストレートな感じで今は屈折した感じが凄くなった。

絵も暗いし、なんだか悲しいお話でしたか。

人物

彼女を守るため毎日一緒に学校に行くのはその彼女が好きだから！でもその彼女は違う男性が気になり二人の間がだんだん大きく変わっている

あまり…

好みの問題もありますが、中々読みづらい内容だなと感じました。でも、ちょっと昔のストーリー感が共感できました。

リアルなストーリー

いくえみ綾さんの、決して綺麗事だけじゃない、細かい心理描写が好きです。絵も益々キレイになって、読みごたえ充分。

主人公が変わると自分の見方も変わる、読んでいるうちについ混同してしまいますが、何度も読み返すとバラバラだった視点が一直線に繋がります。

一気に惹きこまれてしまいます！
漫画なのに、小説を読んでるような感覚になります。
一人一人の心情が細やかに描かれていて、優しくて切なくて何とも言えない（青春を思い出すような）甘酸っぱい気持ちになります。