5.0
大正ロマン
時代背景が背景なだけに、ハラハラしてしまいました。
大正時代って、
和と洋が絶妙なバランスで保たれていて、解放的なようで閉鎖的。
外国との戦争。
麻倉はハーフ。
そういう観点からもハラハラしました。
戦争とかハーフはあまり触れられてなかったけど。
麻倉の想いが溢れて、遂に想いを告げる。
その気持ちに立花はどうするの!?
やっぱり月日は残酷でしかないわけ?
と、改ページする指圧が半端なかったです。
一番好きな場面は接吻です。
具体的には接吻に至る過程に、
静なる動悸を感じました。
終盤には愛の交わりが丁寧に描かれていて良かったです。
- 8