act.13 線香花火の熱に
あらすじ
「俺にしたらいいだろ、俺とつき合おう」彼氏がいると言った朱里に、利央はまっすぐ見つめ返し――。淳の声がまだ耳に残っているのに、いつもと違う真剣な利央に思わず言葉を詰まらせる朱里。すると「簡単に信じるな」とバカにされてしまい――。「チャラ男がっ!」とイラつきながらもバイトを頑張る朱里だったが、ある日、台風で電車が止まってしまい利央と一緒に海の家で一晩過ごすことに!びしょ濡れの服を脱いで体をタオルで包み込む。お互いの体温を感じながら、停電による暗闇の中ふたりは――。
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