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ハーレクインの現代もの。
訳ありの親を持つヒロインと、冷えきった両親を持つヒーロー。
実は惹かれあっていたけれど、親の訳あり部分が絡み、一旦はダメになったけれど、最後はハッピーエンド。
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ハーレクインの現代もの。
訳ありの親を持つヒロインと、冷えきった両親を持つヒーロー。
実は惹かれあっていたけれど、親の訳あり部分が絡み、一旦はダメになったけれど、最後はハッピーエンド。
宝石に興味はないけどものすごい価値があるよね。しかも、魅力的なイケメンが、お金をいくらだしても欲しいなんて。
お互いに惹かれあっていていたのに悲しい誤解から、7年もの間ただ憎しみあっていたヴィートとレイチェルの2人。その裏にヴィートの母とレイチェルの母親のアイリーンの深い愛が隠されていたなんて。最後は夫々の思いが不幸なすれ違いを正してくれてよかったです。
母親を苦しめる愛人の娘とかとかいくら惹かれていても無理だし、最低とか思ってましたが、そうなるのか。
政略結婚の結果、妻に他に愛する人がいて、その苦しみを他の人に補ってもらってて、父親も実は誠実だったんですね。
ヒーローも母親思いなんでしようけど、まだ、子供のヒロインに、嫌味を言うのはどうかと、最後の最後に色んなわだかまりが解けて、ハッピーエンドは、良かったけど、最初の頃のヒーローの仕打ちを許せるヒロインは寛大。
エメラルドの本当の持ち主(贈られた女性)をめくる本妻の息子(ヒーロー)と愛人の娘(ヒロイン)お話です。
ヒーローは一方的に昔も今もヒロインを傷つけ続けるし、ヒロインに許されるのも早すぎて読み手の方がモヤモヤします。
一見軽薄そうなヒロインの母の愛情と、ヒーローの母の真実が最後に明かされてハッピーエンドになるのが救いです。