5.0
表情が
笑顔も、切ない顔も、怒りで我を忘れるような顔も、どれも心を掴んで離さない。
そんなパワーを持った表情を描かれていて、引き込まれました。
同棲だとか花言葉を使ったストーリー展開って陳腐になりがちですが、この作品はそんな陳腐さなんてまったく感じさせない。
むしろ、花と人間の対比というか引き合いにだすのがとても巧くて…
不完全じゃないから花も人間も、そこがいい。
自分が向き合った分だけちゃんと返してくれる、花も人も一緒なんですね。
醜い部分や色んな理不尽に遭いながらも泥臭く生きていくことが何だかんだ“生きていく”ということなのかもしれない、と再確認させられました。
ただの少女漫画なんて思って読むと痛い目に遭いますよ笑
オススメです。
- 7