【ネタバレあり】orangeのレビューと感想（47ページ目）

作者の伝えたいことは分かる。だけど・・・

「もしも」の世界を描くこと自体をとやかく言うつもりはないですが、
過去を変えて翔が死ななかったとしても、その後菜穂と翔が付き合ったとしても。
どんな道を選んだとしても、菜穂は須和と結婚して子供のいる未来になる。
これは貫いて欲しかった、個人的には。

未来は一つしかないし、「もしも」はあり得ないことだと、本当は誰でも知っている。
だからこそ安易に「こっち（翔）も選んでみました♪」みたいな分岐展開はこの漫画のテーマを考えると、少しズレてしまうのではないでしょうか。

そのテーマ（目的）は「翔が救われる」＝「翔と結婚する」ではないはずで、菜穂やみんながそばにいなくても立派に生きている、過去を乗り越えて成長した翔を描くべきだったと思います。

翔の周りのみんながあまりに翔に優し過ぎて（甘やかし過ぎて？）正直イライラしました。
何より須和が報われなさ過ぎて、いつまでも守られてばかりいる翔より、健気に奮闘する須和ばかりを応援してました笑

それにこの物語は、菜穂と須和が結婚している未来から始まっています。
きっと、2人の間には私たち読者の知らない、ふたりだけの大切な時間を積み重ねてきたはずです。子供もいますしね。
だからこそ私は、この物語の大枠は最初から「菜穂と須和（+翔）のラブストーリー」だと思って読んでいました。勝手な解釈でしたけど。
そうでなければ、翔が生きている世界では菜穂と須和が結ばれないのであれば、
須和が菜穂と結婚している未来は、単に「翔がいなかったから結婚した」んだと思えてきて、須和は本当に幸せなのかと、疑問に感じてしまいます。

そこはやはり、菜穂と須和、ふたりの時間を否定するような「翔との未来」を描くのではなく、ゴールは必ず「たったひとり」であって欲しかったですね。

総じて、とても感動する漫画だったと思いますが、最後だけご都合主義な感じがして残念でした。須和との未来も、翔の影が最後までチラついていて素直に喜べませんでしたね笑

須和、負けるな。

おもしろい！

タイムスリップとか、現実的じゃないストーリーはあまりすきじゃなかったけど、どんどん読んでしまいました。

途中までしか読んでないけど切ない終わりかたになるなら読みたくないなぁ。今のままでも切ないんだけど、そしたら未来がどう変わるんだろう？
過去を変えたい。
先が気になる！のでポイント復活したら読みたいです。

悲しい

未来の自分からの手紙後悔の無いためにの内容が書かれている絵も話も良いし展開も楽しみ時間のある時にゆっくり読もう

すごく入り込める話。過去の自分たちに後悔させないよう手紙が届く。翔が死んでしまう事を知らされ半信半疑ながらも手紙のとおりにしていく。10年後の皆のところには翔はいないけど翔が生きている未来もどこかにあるのかな？

高野苺って現役高校生時代から
描いてるんだよね？
凄いさいのうだなぁ。
いつも女の子は元気系だけど
今回は普通のテンション。
そして高野苺の描くイケメンが好き

何度でも読みたい

かけるを失った後悔から、たとえ違う未来ででもかけるに生きてほしい、救いたい気持ちで本当に届くかわからない未来から過去に手紙を送る。
過去の自分が未来のかけるを救えるということを知ったみんなが強力して、かけるを救う。かけるがみんなとリレーで走ってバトンを渡すときのかけるへのメッセージは本当に感動。かけるが生きている未来が存在して本当によかった。何度も読み返してしまう。名作。

インスタで高野先生のを知って、この作品を知り、一気に読みました！
ナホの気持ちになって、時にキュンキュンしながらも、最後まで翔がどうなるのか、不安でドキドキしながら読みました。
読み終わってもなお、切なさが残る作品。
心に残る作品です。

切ない。。。
単なる恋愛ものでなはないです。
友情、恋愛、家族、死。過去と未来。
過去に戻ったのがヒロインだけだと最初は思ったけどまさか、みんながもどってたのは驚きました。
けど結果的にそれぞれの世界で、皆それぞれ幸せに慣れたよかったかな。
深いお話でした。

途中から切なくて、そして主人公の行動に苛立ったりして読めなくなりました。でも、やっぱり最後どうなったのか気になって最後から読みました。沢山の未来が存在するのかもしれないけれど、その１つが思う未来になって本当に良かった