【ネタバレあり】臆病な女神のレビューと感想

ヒーローが

漢気があって優しいです。奥さんと娘さんを病気で亡くしても奥さんを想っているヒーローや男にトラウマが有るヒロインの葛藤や悲しみをとても読みやすく読ませてくれます。流石の藤田先生です。

時代のせいなんでしょうがヒロインを襲った犯人が見つかるのに6年もかかるなんて。その間ずっと脅されていてどれだけ怖かったか。守ってくれるヒーローがいて良かったです。そして立ち向かうヒロインの強さがカッコ良かった。

まぁまぁ面白いかな。

ストーリー展開とか、私的には嫌いではないですね。主人公のトラウマが酷く、男性恐怖症に、相手の男爵との掛け合いとか、中々良かったと思います。

ヒロインは数人の男に暴行されて心をとざしています。

でもヒーローの男爵がゆっくりと心の傷を癒して最終的には犯人も見つけて結ばれる。

言葉にすると簡単なのですが良い話です。

この手の話でヒロインの過去がこんなにも辛いのは珍しいですが。

藤田先生の絵は好きです。幼い頃に受けた衝撃的な出来事から、特に男性に恐怖心を宿し、髪が銀色に変色するほど…。常に、拳銃を隠し持つほどの警戒心。一方、男爵も、商売と女性に、あまりいい思い出がない様子…。雪のために身動きがとれない日数が、お互いの心に突き刺さるものが解ける予感…。3/20まで読んだ中での印象です

甘いシーンが少ない

ヒロインが暴行にあった過去があるという重い設定に少し驚きました
ストーリーは知ったりしましたが、二人の甘いシーンより、犯人たちを追い詰めるところ重視だったのが残念。

傷いた心が癒えていく

女性ならではの悲劇に心を閉ざすしかなかったヒロイン。彼女が再び自分らしさや本来の力を取り戻す過程が、美しく自然に描かれる。原作も漫画化も気品があります。最高の作品だと思います。

良かった～

心の氷がしだいにとけて
ヒロインの感情が明るくなって
良かった～
ヒーローも、気長でやさしく
惚れてまうやろ～

極悪非道な思想

アイアンサをロンドンに遣い？にやった父親は、何の用事だったんだろう？少ない従者(乳母と御者) だけしか供に付けずに。
心無い噂や嘲り、面白がったり、憐れんだり、穢いモノを見る目付きで見られたり。
本人の過失ではないのに、被害者なのに、世間が第二の加害者になって、再びアイアンサを苛むなんて……😭
雪の中を早く帰らなければ、また両親が心配すると焦燥感に駆られるのも解る😢
男爵の優しい笑顔に救われたんだろうなぁ。頭が良いし、回転も速く聡い男爵。人の気持ちもしっかり汲み取れる優しい人。だからこそ、アイアンサの心の壁を壊せたんだろうな。
しかし、主犯の男、許せん！しかも、偽物の貴族！兄と王子、不意をつかれたけれど、男爵が間に合って良かった✨

大好きな作品でオススメです！

想像もできないほどの辛い体験をした主人公ですが、本当に素敵な男性と出会って幸せになれて良かったなと心から思いました。自身も辛く苦しい経験をしたからこその強さをもつ男性のカッコよさ。優しくてカッコイイ男爵はとても魅力的でした。読後感も最高です。