4.0
読んでいて飽きないお話でした。ペニーが快活ですごく好き。
ただ、体外受精に至る経緯が理解しがたいのと、まだお互い気持ちが整理できてない曖昧な関係のまま再び体の関係になったのは腑に落ちない。きちんと折り合いつけてからにしなよーと思った。
キャルは三兄弟の中でも一番クソヤローだと思う。大きな隠し事をして結婚に離婚、再会してから真実を知りグロリアに傷つけられたペニーに「愛してはいなかったのかもしれない」と追い討ちをかける。鬼か。他にも、リンジーのことを大事に思うあまり、結婚生活の中で流産してどん底にいるペニーに形だけ寄り添って心ではどこかホッとして。流産が怖いからもう子供はいらないと言う。これだけ描いててもムカムカが止まらない。
そんなキャルへの苛立ちを差し引いてもいいストーリーを読んだと思えるので不思議な魅力がある作品です。
これのあとに是非、三男ウォーカーの「愛をあきらめないで」と次男リードの「プレイボーイに魅せられて」を読んで欲しい。本編で独裁者だったグロリアが少し好きになる日が来るかも?
by
ショクパンメン
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