【ネタバレあり】危険なバカンスのレビューと感想

一生忘れられない作品です

初めてこの作品に出会ったのはかれこれ20数年前…！　ハーレクインコミックスの雑誌に出会って夢中になり、買って擦り切れるまで読みました。当時高校生だった私にはとても眩しく感じられました。
時が流れ、あの頃アルドナ同様に男を知らなかった私も3児の母となり、恋のときめきは遠い思い出になってしまいましたが、今読んでも当時の高揚感が蘇ってきて懐かしいです。

改めて読み返すと、主人公アルドナとお父さんがもっと密にコミュニケーションをとっていれば…とか、二度目山荘から逃げ出す前に勢いで告白してしまえばいいのに…とか、アルドナがゼブに惚れるのは分かるとして、その逆にゼブが惹かれていく要因が少ない気がする（容姿やキスが良かったぐらい？）のでその辺の描写をもっとして欲しいとか、ゼブが「なんてことだ」を多用しすぎ…などなど、気になる点は出てきます。また、1999年当時は綺麗な絵と見惚れましたが、今読むと少し古い感じもします（松藤先生の絵自体はとても好きですが、トーンの使い方やコマ割りなど）…
でも、やっぱり大好きな作品です！　他の松藤先生のハーレクインコミックスも読みましたが、結婚するまで結ばれないところがまたキュン…という感じでした。（山荘でリベンジかマルタ島のハネムーンか、結ばれる続編も読みたいと思いました）
青春の思い出です。
ハーレクイン万歳！！