【ネタバレあり】アマルフィの花嫁のレビューと感想

ハーレクインの現代もの。
弁護士で自立したヒロイン、自立しすぎて極端な選択をする。
公爵なのに全く別の職業に勘違いされたヒーロー。

伯爵のニコと旅行中の弁護士レジーナ
伯爵だと知らず数日のアバンチュールを楽しみますが後日、妊娠発覚
急に仕事も辞め焦った彼女は、中途半端にニコに連絡をしたまま放置してしまいます
電話番号は結局貰ったんだね？
不通になり慌てた彼は、彼女を調べ誤解から罵ったあげく結婚を強要
連れ帰った家で彼はなぜか急に反省し、レジーナを手放します
傷心のレジーナは彼と出会いの女主人の店に招かれ顛末を話しますが、よく知りもしない相手にペラペラと喋ってよいのか
仮にも彼女は弁護士、、、
とそこへ彼が現れ、幻だと言い出し好き勝手に喋ります
あんなに優しかったニコの激変とは面白かったけど、レジーナ家族を含め多分に疑問があるのと無理な設定に置き去り気分
ニコ母のゴテゴテした嫁いびりもなく拍子抜けしちゃった

物語の始まりはとても素敵で、ニコも公爵らしくなくレジーナとお似合いのカップルだなぁと思いました。

でもレジーナの話をきちんと聞かずに勝手に解釈して一方的に怒り、敵意むき出しの態度にはガッカリ。
もっと柔軟で包容力のある男性かと思っていたのに、プライドが高くいざとなれば権力を振りかざすのかと。

かと思えば急にまたレジーナに愛しいと言ってみたり…
感情の起伏の激しさについていけませんでした。

絵がキレイなのと、おばあさまが素敵な人だったことがプラス評価です。