【ネタバレあり】渡千枝傑作集 鈴蘭は眠らないのレビューと感想

鈴蘭の続編？それとも鈴蘭が先？
どちらにせよ、ちゃんと話が続いているので、どちらを先に読んでも楽しいです

おぉ〜、ゾクゾクしました。

深夜明け方に目が覚めたのでふと「第5〜」と「閉じ込められた悪意」を読みました。「第5〜」は子供の頃最初に読んだ渡作品で凄く怖いというより懐かしかったです。
「閉じ込められた〜」は絵画の中にある女の子の悪意が詰まっていてそれにより二家族以上？が被害に合うというなんともホラー満載のお話でもみ終えた今でもゾクゾクしています。

鈴蘭の話は話数が多かったので未購入です。

渡先生の作品は基本的に好きなんだけど、これだけはどうしても好きになれない。すずは強烈過ぎて読んでるだけで虫唾がはしる！

復讐物なのでしょうか？？

最初のお試し部分しか読んでいませんが、人一人殺されたのに理由が全く分かりません。
この調子で裕福な一家が全員不幸になって、そこで初めて理由が分かるのでしょうか？
少しでも主人公？の少女に共感出来れば良いのですが…個人的にとても難しかった。
小分けになった話数の多さも読み進める辛さの原因か、とも思いました。

なぜか読み進めちゃう

すず、こんなに気持ち悪い顔した女の子いるのかと気味悪いが、それがリアルさを出しているのだろう。笑うと皆、味方になってしまう演技力は生きる力があるということだから、嫌いなタイプだがある意味凄い特技だし、タフさでもあるから、きれいな心で負けて死んでは意味ないから、処世術としては出来たら凄いのだろう。普通はできにくいから。

鈴蘭の話し、何度読んでもゾッとします。読んだ後は表紙を見るのも嫌でした。渡千枝さんのホラーは面白いです。

嫌だな

ホラーの分類だから後味が悪いのは仕方がないとは思う。
ただ、この人を騙し、盗み、陥れてほくそ笑む悪役が嫌いでたまらない。恐らく、あまりにもリアルだからだ。作品としてはこのリアルな嫌さ加減や腹立ち、怖さは間違っていないのかもしれない。
でも、このすずというひとでなしには誰よりも不幸のどん底で這いずり回って欲しいと感じる。

サイコホラー

全てを侵食し、ターゲットを不幸に突き落とす魔物、すず。周りが彼女を信じちゃう場面が、最高に恐ろしい。お陰で、鈴蘭がキライになってしまいました笑。

まだ

毎日無料の所までしか読んでいないので何があって復讐(？)しているのかわかりませんが、鈴蘭が怖い。顔もまた腹立つ。

迫り来る恐怖

すずの狂気が全てを奪う。
すずはこういう人だとしか言いようがないサイコパスですね。
すずの最後はホラー漫画みたいでした。
やはり渡さん！人の怖さを描くのは最高！