【ネタバレあり】鍵盤の上のカレスのレビューと感想
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ピアノを弾く男性が大好きな私にはとても嬉しい内容でした。神童とかつて神童と呼ばれた准教授とのお話です。二人とも綺麗でとても素敵ですが、特に神童が准教授を慕い続けてる様子が
時には強引で、時には健気で可愛かったです。by 匿名希望- 0
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5.0
憎さ余って可愛さ100倍…?
神童ピアニスト×(元)神童ピアニストのお話。
受けは音大の准教授。30歳くらいかな?18歳まで自分が一番と思っていて、それを退屈だとさえ感じていたが、真の神童を見て弾くことをやめてしまう。
攻めは受けにピアノをやめさせる原因となった音大1年の天才ピアニスト。
受けは攻めに対して並々ならぬコンプレックスを抱いているけれど、攻めは受けに対して何やら憧れの眼差しを…?
攻めの要望でレッスンをすることになった受け。攻めのせいで人生変わっちゃった受けの心中は察するに余りある。まさに、天国から地獄。会うとそりゃあ惨めでしょう。
それでも、攻めの才能に触れていくうちに…。
絵柄はサラッとしているし、受けは良くも悪くもある程度理性がきく大人だから大きくこじれる場面もないけれど、受けの設定は壮大なテーマだと私は思うなー。
才能って欲しいと思って努力しても得られるものじゃない。ずっと「持ってる」と思って信じて疑わなかったものが、違ったんだと気づく瞬間って…想像だけでワーーってなる。例えそれが受けの自己判断だとしても。
そう、自己判断だよね。受けは自分よりも素晴らしい攻めに出会って自分を偽物だと思ったけれど、でも才能は一人にしか与えられない訳じゃない。フフフ。
才能にラブが絡んできますが、一見して不可解なこの流れ、しかしながら「可愛さ余って」ならぬ「憎さ余って」なんとやら…。「愛憎」というものが、きっと潜在的に元々受けの中にはあったんだろうな。
人生を揺るがす程の強烈な劣等感や嫉妬の裏には、同じくらい強烈な憧憬や羨望が潜むのではないか…。まぁそれがラブに成り変わるには、普通ハードルが高いでしょうけれども。
攻めの才能に魅了され、イケメンな攻めの甘えた好き好きビームにほだされ…攻めはちゃんと受けの逃げ隠れてしまった才能も呼び戻して…何より、攻めは受けの才能を心から尊敬しているからね!受けが年上としての矜持を失わずに済むし、卑屈にもならずに済む。そりゃーBLでは恋になるでしょう!!
受けの性格を想像して、受けの気持ちになって深読みしながら読むとジタバタ出来てとっても良かったです(笑)
あんまりオドロオドロしいのは読む方も疲れるから、疲れている時、癒されたい時にはとってもいいと思います。
by mЗm- 17
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4.0
初々しい
幾つか読んで、コミックス3巻まで買っちゃいました。
注目される若手ピアニストの攻めとピアニストの指導者に指名された受け。
初恋の人しか見えていない攻めなのに、最後まで爽やかな印象があります。
受けが後ろ向きかというとそうでもなく、攻めの存在の大きさは意外にもあっさり受け入れたのには驚きました。
二人とも泥臭さというか、ねっとり感がないので、そういう話が好きな方には物足りないかも。
可愛らしいお話しが好きな方には、さらりと読めて楽しめると思います。by おさかなちゃん- 7
5.0