物陰に足拍子

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あらすじ
兄夫婦と同居中の女子高生・吉成みどりは家の中に居場所をみつけられずに逃避した学校の保健室で出会った男の子に自分と近いものを感じ……
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みんなのレビュー
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5.0
全部読みました〜
思春期の焦燥 とまどい 退屈…
様々な出来事を客観的に見ているミドリを通して
生と死、愛とセッ◯ス、本音とウソ…
人間の奥深いところを独特の世界観で描かれてました。
ココからは無料分から先の
ネタバレ↓
居ずらい家から出て保健室で出会ったシュンとの体の関係で安心を得ていた中シュンが他の人とも関係持ってるって知ってショックを受け
シュンに誘われた悪い煙を吸う集まりで出会ったメガネの男と安易に関係してしまうミドリ…
でも自分本位で乱暴なメガネとの行為で自分が汚れたと後悔…
離れようと思ってたのにメガネが再度迫って来て、次は他の数人連れて無理矢理 されてしまう。
家族にもバレて義姉は大騒ぎ…
シュンにも事情を話して落ち着くかと思ったら、
悪い煙を吸う集まりに居た人たちがみんなで
吸った後に車に乗って交通事故。
知り合いが4人も死んでしまった現場に居合わせたのにその死にピンとこないミドリ。
でもショックを受けたシュンは、
キミコ(シュンも関係持ってた煙の会の女)が
死んだノボル(煙の会の男)との子供を産むから
代わりに認知して欲しいって言って来たのを受け入れようとしている事にショックを受ける。
そして
自分のシュンも一緒に死んでしまったのだと思ったミドリは
それから行きずりの男達との関係を楽しみ始め…そして…
恋人が全てで。恋人が一番あてにならない独特な年頃を独特な雰囲気で、
時代の古い新しいなくその頃の不安定なココロを視れた気がしました。by 匿名希望-
7
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5.0
懐かしい
ハタチ前後の頃に読んでた作品、10年以上経った今読んでも新鮮で色褪せなくて。好きです。内田春菊さんの世界観に圧倒されて次々と読み漁ったのを覚えてます。
みどりちゃんの、冷静なようで実は揺れ動く心や、大人の体つきなのにまだ未熟な部分など、不思議な魅力があって目が離せなくなります。
自分がおそらく義姉くらいの歳になった今だからそれぞれの心情なんかも想像できてまた新たな目線で楽しめています。
続きも少しずつ読み進めていきたいです。by 眠れない夜は-
4
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5.0
揺さぶられる
一言で言うと
自分の気持ちが揺さぶられる作品です。
今、かなり久しぶりに…
それこそ10年以上ぶりに
内田作品を再び読み始めていますが
その世界観のすごさに
ハマッてしまいました。
一周回って
また内田作品って感じです。
押し入れがパラダイスから始まる
予測不能な展開が
たまらないですね。
大人向きの内田作品だと思います。by ヒロミキ-
5
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5.0
内田春菊さんを知ったきっかけの本
昔、父親の本棚から出してコッソリ読んでいた作品です。その時はリアルな性描写にドキドキしていただけで(コッソリの罪悪感もいいスパイスに)ストーリーもよく理解できていませんでした。
次に読んだのは思春期。こういう人(主人公みたいな子)たしかにいるかも… と思っていました。心の中ではこんな事考えたりしているのかな?すごい世界だな… と。さすがに内容は全部理解していたけど、自分とはかけ離れた場所にいる少女の物語、という印象でした。正直、特に面白いとも感じなかった。
大人になって読むと、ホラーだと思った。リアル過ぎる。全てが。そして生きる環境に恵まれなかった(と本人が自覚できてないのもリアル)主人公の葛藤や空想の世界はぐっとくるモノがあった。
子育てする身になって、数年ぶりにここで読んだ。周囲の大人たちの気持ちや登場人物達全員の気持ちや境遇をすっかり理解できる程に、私は大人になっていた。自分の子供を主人公達に投影してしまう。色んな感情が溢れる。薬物が作中に出てくるが、孤独こそ最大のクスリだと感じた。
また数年後、子供が彼女ぐらいの年齢になったら読んでみたい。
いつ読んでも、新鮮。いつ読んでも、心が動く。いつ読んでも、次にまた開くのが楽しみになる。
そんな傑作。by どきんやん-
2
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4.0
さらっと深い
スマホどころかガラケーもないポケベルさえない時代の話
家鍵が南京錠にはビビった笑
みどりは考えが大人より大人なのかな。
まぁあんな義姉が居たらそうなるのか、
色々考えてそうせざるを得ない環境だったせいもあり少し気の毒になった。
シュンや眼鏡の男はみどりを好き勝手にしたり自分のモノにしようとしていたけどそれじゃあね、みどりはそんなの求めてないだろう
あのプーの男にみどりは本当に惚れてしまっていたんだろう
ふとした事で思い出して泣いてしまうなんて恋しかない。
家を出てみどりはどこへ行ったんだろう
汽車を乗り継ぎみたいな感じで書かれていたからあのプーの男のところでもないのか
兄さんイラついた
つらつら書いてしまったby びびさま-
2
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作家:内田春菊 の作品

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レーベル:漫画サンデー の作品

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出版社:実業之日本社 の作品

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