【ネタバレあり】黎明のアルカナのレビューと感想

優れた能力を持つ亜人と人間、つかわれる者とつかう立場の者の区別のある世界線の話し。お互いの違いは嫉妬、畏怖、諦めなど負の感情をかきたてる。その中で自分のあり方をどうみつけていくのかみてみたい。

ロキだけが信頼できる全てだったナカバ様。生まれに何か秘密がありそうですね。政略の嫁ぎ先、旦那のシーザ王子は、最初は驚くべき嫌な人でしたが、どうやら御家の問題でひねくれた本当はいい人で、ナカバも少しずつ惹かれて行き…。
ロキがあまりにかっこよいので好きなので、従者以上にならないよう身を引いている感じが物悲しく、なんとか納得の行くエンドになってくれと願ってます。

王の獣からきました

シーザもナカバも急激に惹かれ合っていきます。生き方や立場、強く持ってきた意志が揺らぎ戸惑いながらも、真実を見極めていく二人が魅力的です。

泣ける

私は内容が気になってしまって単行本を読んだのですが、ロキが兄弟だったこと、死んでしまうことがとてもショックでしたけど王の獣でロキらしき人が出てきて嬉しかったのを覚えています

この作者さんの作品が好きです。
絵も美しく、ストーリー作りもキャラクターの性格も魅力的。
でも、その分キャラクターに思いが入ってしまうので、切ない終わり方は辛いです。
みんな幸せになって終わってほしいけど、この切なさも作品の魅力のうちなのですよね。

悲恋になるのかな？

ナカバとシーザーはお似合いだと思うんだけど、ロキの復讐心が強す半ばは洗脳状態。半ばがもっと自分の気持ちに気が付けばシーザーと本当の夫婦になれると思う。国とか過去のしがらみのせいでうまくいくかは謎ですが。読み手としてはもうひとひねりあると面白いと思います。

まだ途中ですが、読みたい漫画

人がどんどん強くなっていくすがたは美しや。
そして絵が美しいので世界に入り込めます。
半獣、半人の亜人の従者と姫、王子。
いろいろ物語がこれから明かされていくのだろうけど面白いです！

ロキが良き

俺様気質で強引なシーザ王子はこれはこれでファンがつくのでしよう。甘ったれ坊ちゃんは人の愛し方や相手の心を慮ることを覚えて、不器用ながらも主人公と本当に愛し合うようになっていくのかな。赤毛握りつぶし&貧乏国呼ばわり&暴言&従者への差別発言&無理キス等性的DV。やってること割と最低のイケメン王子。
ロキいいですね。だけどもしグラン王に復讐したいなら会った瞬間に秒でやらないと、すぐ正体バレてる。向こうはいつ敵国の人質を殺しても構わないくらいのこと言ってんだから、グラン王が手を下した過去のあの村にいたことがバレたら、速攻でナカバの身があやうくなるだろ。王の前で派手なことやらずにチャンス伺えばいいじゃん。…と、あら探しをしたけど、とりあえずナカバとロキの主従萌えを堪能しました。
あら探しもう一つだけ。シーザ王子のもと恋人と、シーザ王子の母親が、王位継承の策略を企てて王子をせっつくシーンな、謀反企ててることそのものはいい。だけど、誰が耳をそばだてていてもおかしくない、王宮の廊下というパブリックスペースで声高にやらかすのはやめとけ。（宝塚とかの舞台ならあるあるのお約束で済まされるけど）一応、最低限のリアリティ残しといてくれ。

テンポよく読める

出合いは政略結婚だったけどお互いを知るうちに好きになっていく。のだけどそれに至るまでの思いがとてもよく描けていて大道ストーリーだけど白けないです。最後のロキの正体でそれまでのヒロインへの対応に納得しました。

すごく引き込まれるお話です。お話もそうですけど人物たちの背景もしっかりしていて毎話どきどきはらはらしながら読み進めてました。ナカバちゃんとロキくんその先の2人をまた見たいです。